『天皇賞・秋の穴馬探し2』シベリアン
引き続き「天皇賞・秋」の
穴馬探しです。
PART1では、天皇賞・秋を
考察するにあたって大切な
履歴面のポイントについて
ご紹介しました。
今回は、その他のポイントを
記していきましょう。
【ポイント2】
前走「毎日王冠組」が
復権中
→近10年の秋天の
「前走別」成績を診て下さい。
宝塚記念 2.3.1.13 複勝率32%
札幌記念 1.0.2.10 複勝率23%
オールカマー 0.1.0.27 複勝率 4%
毎日王冠 6.4.3.49 複勝率21%
京都大賞典 1.0.0.17 複勝率 6%
昨年も2着馬・3着馬が
前走毎日王冠組でしたが
これで、ここ10年続けて
前走毎日王冠組が連対中。
一時期は「秋天に繋がらない
ステップ」等と酷評された
時期もあった毎日王冠ですが、
近年はレ-スの威厳(?)を
取り戻した印象です。
もちろんコレには「理由」が
あります。
前回記事でも触れましたが
特に近年は「休明けで秋天に
出走してくる上位人気馬」が
増加中。そしてそれらの馬の
秋の大目標は、秋天ではなく
その先のジャパンCだったり
あるいは香港G1だったり…。
ゆえに秋天に「甘い仕上げ」で
出てくるケースが多いため
秋天を取りこぼすことが多い。
そのぶん、しっかり前哨戦を
叩いてきた馬にお鉢が回って
きますが、京都大賞典組や
オールカマ-組は「適性」が
秋天と大きく違うためなのか、
秋天での成績は低調…。
ということで、特に近年は
「毎日王冠を叩いてきた馬」の
秋天での台頭が増えている、と
いうワケです。
ただ、休明けで出走してくる
馬の取りこぼしが多いとはいえ
「前走宝塚組」に限ると上記の
ように好アベレージ。宝塚に
出ていたほどのレベルの馬なら
休明けを克服できることもある…
ということなのでしょう。
【ポイント3】
血統面で注目すべき
ポイントは3点
→近5年の好走馬15頭のうち
父or母父がグレイソヴリン系、
父or母父がキングマンボ系、
ディープ産駒が各4頭ずつ好走。
この3要素のどれにも該当しない
馬は15頭中4頭だけでした。特に
近2年は該当馬のワンツースリー。
【ポイント4】
意外に(?)牝馬が通用する
→近10年の牝馬の通算成績は
(2.3.1.7)複勝率50%。
昨年も「唯一の牝馬」だった
ショウナンパンドラが4着に
健闘しました。
牝馬のキレ脚と(秋競馬の
この段階ですでに仕上がって
いることが多い)牝馬ゆえの
仕上がりの早さが、そのまま
アドバンテージとなりやすいと
いうことなのでしょう。
今年出走の牝馬は
ルージュバック1頭のみですが
当然、高評価する予定です。
【ポイント5】
逃げ馬にはツラいレース
→近10年の秋天で逃げた馬は
(0.1.0.9)と低調。08年に
ダイワスカーレットが2着に
逃げ粘ったのが唯一の好走。
基本的に「逃げ馬にツラい
G1レース」ですが、そもそも
東京2000m=中外枠に入った
逃げ馬が苦労する舞台でも
あります。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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