「マーチS」の
穴馬探しを
お届けします。

マーチSは
3月26日（日）に
中山で行われる
ダートG3重賞です。

早速、マーチSの
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。

【ポイント1】
道悪になれば
差し勝負？

→近10年のうち、
道悪になったのは5回、
良馬場も5回でしたが、
各々の「脚質別」の
馬券圏・好走頭数を
診てください。

道悪
　逃げ先行　6頭
　差し追込　9頭

良馬場
　逃げ先行　8頭
　差し追込　7頭

このように、道悪の
ほうが「差し」が
よく届いています。

道悪になると前の
馬がよく残りそうに
思いますが、この
レースは重賞ゆえ
道悪ではペースが
かなり上がり、最後に
前の馬が辛くなって
差し脚が届く結果が
意外に多い、という
コトなのでしょう。

【ポイント2】
荒れるレース

→1番人気が近10年で
（1.1.2.6）と圏外に
頻繁に消えていますし、
2ケタ人気馬が近6年で
4頭馬券に絡んでいます。
まずは「穴狙い」を
予想の出発点としたい
当レースです。

【ポイント3】
仁川Ｓ組に注目？

→近10年の前走別の
成績を診てください。

Ｇ１　　　　　複勝率38％　3.0.0.5
Ｇ２Ｇ３　　　複勝率12％　1.1.1.23
仁川Ｓ　　　　複勝率26％　1.2.3.17
中央オープン　複勝率19％　3.5.3.48　※仁川S除く
地方のレース　複勝率16％　1.1.2.21
準オープン　　複勝率19％　1.0.2.13

このように、前走で
仁川Sを使ってきた
馬が好調です。
G1組の次に好成績。

仁川S＝2月末に
阪神で行われている
リステッド戦ですが
マーチSへ丁度いい
レース間隔、2000mを
前哨戦で走る効果面、
メンバーレベルが
意外に高めなこと等で
ココへのステップとして
機能しています。

逆に、前走で中央の
「G2・G3」の重賞を
使ってきた馬は不振。

マーチSと同じような
レベルの重賞を転戦して
きたような馬よりも、
仁川Sをひとつ叩いて
ココ勝負の趣が強い馬の
ほうを狙いたい一戦と
言えます。

【ポイント4】
4歳馬が不振

→近10年の馬齢別・
成績を診てください。
ベテラン馬がけっこう
頑張るダート戦らしく
4歳馬の成績が低調。

4歳　　複勝率17％　1.2.2.24
5歳　　複勝率22％　3.2.2.25
6歳　　複勝率26％　5.5.3.37
7歳超　複勝率13％　1.1.4.42

今年も「4歳世代」が
出走してきますが、
取扱いは慎重に
吟味したいと思います。

【ポイント5】
軽ハンデ馬が不振

→このマーチSは
ハンデ戦ですが
「軽ハンデ馬」が
不振です。

近10年出走馬の
ハンデ別の成績を
診てください。

54キロ以下　複勝率10％　1.0.2.28
55キロ　　　複勝率20％　1.2.3.24
56キロ　　　複勝率22％　3.3.4.35　56.5キロ含
57キロ　　　複勝率22％　4.4.2.35　57.5キロ含
58キロ超　 複勝率25％　1.1.0.6

このようにハンデが
重くなるほどキレイに
成績が上昇しています。

ハンデ重賞なのに…と
いう感じですが、要は
「軽くないハンデを
背負う実力上位馬」が
けっこう好走していると
いうコトなのです。

とはいえ当レースは
穴馬の台頭が多め。
ですから「軽くない
ハンデを背負い不当に
人気を下げている
実力上位馬」が狙い目、
といえるワケです。

今年から斤量の基準が
全体的に重くなって
いますが、この斤量の
「全体的な傾向」は
変わらないのでは…と
診ています。

【ポイント6】
前走が総武Sの場合、
「掲示板」確保は
必須条件

→前走でオープンの
総武Sに使っていた馬の
場合、そこで6着以下に
負けていた馬は近10年の
当レースで（1.0.0.11）。
ほぼ来ていません。

総武Sは、マーチSと
同コース同距離施行の
オープン特別ゆえ、
そんな格下の同舞台戦で
既に負けてきた馬では
流石に実力的に足らない、
という事なのでしょう。

【ポイント7】
距離延長馬が不振

→近10年の前走からの
距離短縮・延長別成績を
診てください。

前走から距離延長　複勝率16％　3.0.1.21
そのほか　　　　　複勝率20％　7.10.9.106

このように、前走から
距離延長してきた馬の
複勝率がやや低調です。
実際に馬券にも4頭しか
絡んでいません。

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

マーチS　　　ポイント3・6　該当馬

【ポイント3／4歳馬】 ▼軽視馬として　5頭
　　カフジオクタゴン
　　ハピ
　　ベストリーガード
　　ロードヴァレンチ
　　ヴァルツァーシャル

【ポイント6／距離延長馬】 ▼軽視馬として　3頭
　　クリノフラッシュ
　　ケンシンコウ
　　ダノンファラオ

投稿者プロフィール

シベリアン

高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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