『高松宮記念2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「高松宮記念」の
穴馬探しを
お届けします。

高松宮記念は
3月26日(日)に
中京で行われる
短距離G1レース。

早速、高松宮記念の
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
芝1200m戦を
「未経験」の馬が
じつは狙い目?

→とにかく下記を
診てください。

 

14年 1着 コパノリチャード
16年 3着 ミッキーアイル
19年 1着 ミスターメロディ
20年 2着 グランアレグリア
21年 2着 レシステンシア
21年 3着 インディチャンプ
22年 2着 ロータスランド

 

これは、近10年の
高松宮記念で馬券に
絡んだ30頭のうち
「高松宮記念が
芝1200m戦に
自身初の出走だった」
馬の顔ぶれです。

このように何と
好走30頭のうち7頭が
芝1200m未経験馬!

芝1200mの
頂点を決するG1なのに
芝1200m未経験馬が
こんなに好走している、
ヘンなG1なのです。

特にココ4年は
「該当馬」が5頭も
馬券絡み。好走馬の
全12頭のうち5頭が
1200m未経験馬。
異常です。

前走まで1400m超の
距離で活躍してきた
(1200m戦としては)
スタミナ寄りの馬が
走れるタフなG1とも
言えますし、近年は
1200m路線のレベルが
低調なコトも当現象に
繋がっているのかも
しれません。

ただ、秋の中山での
スプリンターズSは
いかにも「1200mが
専門」みたいな馬が
強いレースですから、
コレは宮記念特有の
傾向、と診るほうが
正解なのでしょう。

 

 

 

【ポイント2】
父キングマンボ系が
穴の使者?

→近5年で診ると
下記4頭の「父が
キングマンボ系」の
馬が好走しました。

 

18年2着馬 3番人気
20年3着馬 4番人気
21年1着馬 2番人気
22年3着馬 17番人気

 

ちなみに上記以前の
2017年も、2着馬が
「該当馬」でした。

上記4頭に
「1番人気」は無し。
そして昨年はついに
超・人気薄の伏兵が
3着に激走しています。

タフな要素が揃う
当レースゆえ、この
系統をしっかりと
父方に備える馬が
(人気・実力以上に)
頑張れているのかも
しれません。

 

 

 

【ポイント3】
良馬場の高松宮記念の
最大の特徴は…

→それは「枠」です。
近年で良馬場だった
16・18・19年の
計3年に限った枠別の
成績を診てください。

 

1・2枠 複勝率25% 2.1.0.9
3・4枠 複勝率42% 0.2.3.7
5・6枠 複勝率 8% 1.0.0.11
7・8枠 複勝率 0% 0.0.0.18

 

このように、5枠から
外枠は(1.0.0.29)と
ほぼ全滅の状況です。
あまりに極端。

良の芝=内を通った
馬が有利なことが多い
最近のJRAの芝ですが、
当レースは特に、その
傾向が顕著に出ていると
いうコトなのでしょう。
良なら内有利、道悪なら
外差しも効くシーンを
想定したいところです。

 

 

 

【ポイント4】
時々「ダート馬」が
激走するので注意

→近10年の
好走馬30頭のうち
7頭が高松宮記念の
前までに、ダートの
1600m以下で好走した
実績のある馬でした。

 

14年2着 スノードラゴン   8番人気 7.6.3.10
17年1着 セイウンコウセイ  5番人気 1.3.0.0
17年2着 レッツゴードンキ  2番人気 0.1.0.0
17年3着 レッドファルクス  1番人気 4.1.1.3
18年3着 ナックビーナス   10番人気 1.2.0.1  
19年1着 ミスターメロディ  3番人気 2.2.0.0
19年2着 セイウンコウセイ  12番人気 1.3.0.0
22年1着 ナランフレグ    8番人気 1.1.1.3
22年3着 キルロード     17番人気 1.3.0.3

 

いちばん右の度数は、
高松宮記念の前までの
ダート1600m以下での
成績です。

「芝G1」としては
珍しい現象でしょう。
ダート実績馬が
こんなに走っています。

昨年に至っては
該当馬の1着・3着。
両方とも人気薄でした。
両馬のワイド40170円。

2012年に新装された
中京コース=急坂が
直前「前半」部分に
設けられ馬力&地力が
相当求められるように
なりました。

しかも当レースは常に
前傾ラップとなるため、
レース質は厳しい。

よってラップ的にも
レースの中身的にも
「ダート短距離戦で
好走してきた」ほどの
タフな資質を持つ
タフなダート実績馬が
結果を出している…と
いうコトなのでしょう。

ともあれ「該当馬」は
今年も要マークです。

 

 

 

【ポイント5】
「坂路調教馬」天国

→外国馬を除く近10年の
連対馬19頭中、15頭が
最終調教を「坂路」で
行っていた馬でした。

また19頭中17頭が
1週前または最終調教を
「坂路」で行っていた
馬でした。

もともと短距離戦=
坂路調教馬が多い
分野ではありますが
平坦だった旧中京の
高松宮記念では
『コ-ス調教馬』も
多く好走していました。

しかし、2012年から
中京の直線に急坂が
新設された途端、この
レースで坂路調教馬が
いっそう多く好走する
ようになっています。

坂の形態が変わった事で
急坂を駆ける坂路調教の
馬に「利」が発生したと
診ています。

 

 

 

【ポイント6】
7歳以上の馬は
大苦戦

→昨年こそ大穴の
7歳馬が3着に
飛び込みましたが
基本的に当レースは
7歳以上のベテラン馬が
ほぼ全滅の状態です。
4歳~6歳は互角。
近10年の馬齢別・
成績を診てください。

 

4歳  複勝率21% 3.2.3.30
5歳  複勝率22% 4.3.3.36
6歳  複勝率23% 2.5.3.33
7歳超 複勝率 4% 1.0.1.50

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

高松宮記念   ポイント1・2 該当馬

【ポイント1/芝1200m未経験馬】 1頭
  ウォーターナビレラ

【ポイント2/父キングマンボ系】  3頭
  キルロード
  ファストフォース
  ボンボヤ-ジ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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