『大衆心理の逆を行くロードカナロア産駒の狙いどころ』田中洋平

 

キングカメハメハの後継種牡馬として、

すでに地位を固めたロードカナロア。

 

ディープインパクトの後継種牡馬たちは

後継者争いに決着がつかずピリッとしない中、

ロードカナロアが種牡馬界を席巻しそうな勢いですね。

 

アーモンドアイ

ステルヴィオ

サートゥルナーリア

ダノンスマッシュ

ダノンスコーピオン

ファストフォース

 

ただアーモンドアイと、

サートゥルナーリア以降は、大物の出現はなし。

 

それでも現時点で、

JRAの現役馬の頭数は、ロードカナロアが最多です。

 

ロードカナロア 321頭

キズナ 252頭

エピファネイア 246頭

 

断トツですね。

 

ロードカナロアといえば、

現役時代は最強スプリンターでした。

 

スプリンターズS(2勝)

香港スプリント(2勝)

高松宮記念

安田記念

 

だから産駒も芝の短距離で活躍する馬が多いのでは?

という認識だったと思います。

 

そこでロードカナロア産駒の、

芝1200m以下の成績を初年度から見てみましょう。

 

2017年 勝率15% 単勝回収率35%

2018年 勝率17% 単勝回収率125%

2019年 勝率12% 単勝回収率53%

 

まずは前編。

 

2017年にロードカナロア産駒がデビューし始めますが、

この年は出走回数が46回と少なく、回収率もふるいません。

 

しかし2018年になると、

ロードカナロア産駒が芝1200m以下で、バシバシと好走。

 

強烈な成績で、競馬ファンにインパクトを与える。

 

こうなると、競馬ファンも気づきますよね。

 

スプリント戦のロードカナロア産駒は、ヤバイと。

 

だから2019年は、

能力以上に人気になることが多くなって、回収率がイマイチ。

 

では後編です↓

 

2020年 勝率14% 単勝回収率114%

2021年 勝率13% 単勝回収率114%

2022年 勝率9% 単勝回収率131%

2023年 勝率9% 単勝回収率92%

 

なんと、2020年以降は、高回収率になります。

 

ロードカナロア産駒×芝1000~1200m

 

という条件下の話ですからね。

 

なぜ2020年から回収率が高くなったのか?

 

ロードカナロアの主戦場であったスプリント戦で、

その産駒たちの回収率が高くなるなんて、

なぜなのか?とても不思議です。

 

私が推測するに、

2019年に活躍した、大物2頭の存在が要因だと考えます。

 

それは、

やはりアーモンドアイとサートゥルナーリア!

 

アーモンドアイは芝2400mのオークス、

そして同距離のジャパンカップ、

芝2000mの天皇賞・秋なども勝利しています。

 

サートゥルナーリアは、

芝2000mのホープフルSに皐月賞、

芝2500mの有馬記念でも2着に好走。

 

あれ?

 

ロードカナロアって、

牝馬次第で距離関係なくない?

 

という風潮が競馬ファンに蔓延して、

マイル~中距離でもロードカナロア産駒は、

注目されるようになった。

 

するとクラッシック路線に乗れないため、

注目度が低い短距離戦のロードカナロア産駒は、

以前ほどマークされなくなったため高回収率に。

 

このような流れではないかと思います。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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