『スワーヴリチャードとグレーターロンドン産駒がアツい!』田中洋平

新種牡馬、スワーヴリチャードが、
すごい勢いですね。
勝率21% 連対率39% 複勝率50%
単勝回収率113% 複勝回収率99%
今年の2歳世代がデビューしたばかりですが、
複勝率50%というのは驚き!
この記事執筆の現時点で、
36頭がデビューしていて、
出走回数は52回という状況です。
スワーヴリチャード自身、
ダービーはレイデオロの2着。
G1勝ちは大阪杯と、ジャパンカップ。
主に中距離の重賞戦線で活躍した馬ですが、
4歳時に安田記念で0.1秒差の3着もあり、
マイルもこなせる守備範囲の広さも特徴です。
産駒たちは、
もっとも成績が良いのは、芝1800m。
勝率32% 連対率63% 複勝率68%
単勝回収率217% 複勝回収率136%
まだ2歳馬だけなので、
この馬たちが3歳になって長い距離を走るようになったら、
2000~2400mが主戦場になるかもしれません。
それと意外にスプリント戦の成績も良くて、
1200mの成績がこちら。
勝率20% 連対率50% 複勝率60%
単勝回収率55% 複勝回収率156%
まだ出走数が10回だけですが、
母親が短距離馬だと、
芝1200m戦も走れるようですね。
スワーヴリチャードは、
母馬の良いところを引き出せるタイプなんでしょう。
正直、そこまでスター性のあった馬
という認識が私にはなかったのですが、
種牡馬となると分かりませんね。
さらにもう1頭、
意外にも種牡馬として出世しそうな馬を紹介します。
それはグレーターロンドン。
ディープインパクトの産駒で、
デビュー戦から、オープンの東風Sまで7戦6勝。
負けたのは、デビューから2戦目の山吹賞の2着だけです。
その後の成績は以下の通り。
安田記念 4着
毎日王冠 3着
天皇賞・秋 9着
ディセンバーS 3着
東京新聞杯 9着
ダービー卿T 5着
京王杯SC 4着
中京記念 1着
このように、
G2やG3でも連対できなかったのですが、
最後に中京記念を勝ったが、蹄の不安で引退。
母親のロンドンブリッジが優秀で、
近親にキセキなどの重賞勝ち馬がたくさんいる血統が買われて、
グレーターロンドンは種牡馬入りしたようですね。
産駒は2022年にデビューしたばかりなので、
今年で2年目になります。
勝率11% 連対率18% 複勝率25%
単勝回収率100% 複勝回収率67%
スワーヴリチャードと比べると、
どうしても見劣りするのですが、
ある条件を付け足すと、強烈になります。
それは単勝19.9倍以下。
勝率22% 連対率35% 複勝率49%
単勝回収率124% 複勝回収率110%
単勝人気だと1~6番人気くらいなんですが、
勝ち負けできるチャンスのある馬なら、
グレーターロンドン産駒は、しっかり走るようです。
スワーヴリチャードとグレーターロンドンの産駒、
今後も注目してみてください。
投稿者プロフィール

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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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