『秋華賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「秋華賞」の
穴馬探しを
お届けします。

秋華賞は
10月15日(日)に
今年は京都に
舞台を戻して行われる
3歳牝馬のG1です。

さっそく秋華賞の
ポイントを記します。

なお、近2年は
阪神で行われましたが
阪神開催の秋華賞と
京都開催の秋華賞で
レースの質が大きく
異なるため、今回は
京都施行の直近10年=
2011年~2020年の
結果からお伝えします。

 

 

【ポイント1】
リバティアイランド、
唯一の不安材料?

→今年の注目は
何といっても2冠馬・
リバティアイランド。
3冠達成なりますか?

これまで牝馬3冠馬は
5頭いますが「京都」の
秋華賞で3冠を達成した
馬は、下記4頭です。

 

03年 スティルインラブ
10年 アパパネ
12年 ジェンティルドンナ
18年 アーモンドアイ

 

21年デアリングタクトは
3冠目が「阪神」施行の
秋華賞。今回の話の
テーマから外れますので
記載していません。

また、秋華賞でなく
エリザベス女王杯との
旧・牝馬3冠を制した
メジロラモーヌも
ここでは除きます。

上記4頭と
リバティアイランドには
「違い」があります。
下記を診てください。

 

スティルインラブ  1.0.0.1
アパパネ      1.1.0.1
ジェンティルドンナ 2.0.0.0
アーモンドアイ   1.0.0.0
———————-
リバティアイランド 0.0.0.0

 

これは、4頭の
秋華賞の前走までの
「4角5番手以内の
先行競馬」での成績。
新馬戦・未勝利戦は
除いています。

たとえばアパパネは
チューリップ賞で
4角3番手から2着。
桜花賞で同4番手から
1着。ローズSでは
同3番手から4着で
(1.1.0.1)です。

つまり「先行競馬で
すでに好走した実績」を、
4頭とも秋華賞時点で
備えていたワケです。

先行機動力が必要な
小回り京都の秋華賞を
勝ちきるために、この
実績が効いていた…と
いうコト。

しかし。
リバティアイランドには
この実績がありません。
アルテミスS・オークスが
4角「6番手」でしたから
重箱の隅的データとは
なりますが事実は事実。

リバティアイランド=
過去の牝馬3冠馬ほどは
秋華賞向きの機動力を
備えていないのです。

ちなみに、前述4頭の
秋華賞での4角位置は
6・8・9・12。

ということは、
先行実績が薄めの
リバティアイランドは
今回、さらにもっと
後ろの位置につけて
最後の直線を迎える
可能性もありそう。
舞台は京都の内回り。
少しコワい話です。

個人的には、
秋華賞だからこそ
リバティアイランドを
絶対視するのはどうかと
診ています。

 

 

【ポイント2】
純・マイラーには
きついレース

→ペースが速くなって
タフな質の当レース。

ゆえに秋華賞以前に、
1800m超のレースで
勝ったコトが皆無の
純マイラーでは苦しい。

実際に、近10年の
秋華賞でそのような
「マイラータイプ」は
下記のようにまったく
勝てておらず複勝率も
低調です。

 

1800m以上のレースで
勝ったことが…
 一度はある 複勝率22% 10.8.9.94
 一度も無い 複勝率 7% 0.2.1.40

 

 

【ポイント3】
キングマンボで
穴狙い?

 

→近10年の秋華賞で
5番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」11頭の
血統を診てください。

 

11年2着 キョウワジャ
12年3着 アロマティコ    ▲
13年3着 リラコサージ    ▲
15年2着 クイーンズリ 
15年3着 マキシマムド    ▲
16年2着 パールコード  
16年3着 カイザーバル 
17年3着 モズカッチャ    ▲
18年2着 ミッキーチャ
19年3着 シゲルピンク
20年2着 マジックキャッスル
20年3着 ソフトフルート   ▲

 

▲印=父 or 母父が
キングマンボ系の馬。
12頭中5頭に▲印が
付きました。

つまり近年の秋華賞で
好配当を連れてくる
馬のうちおよそ4割は
キングマンボの血を
太く持つ馬ということ。

出走頭数を鑑みると
かなり多い割合です。

秋華賞は毎年早くから
動き出すタフな流れに
なります。ゆえに馬力・
スタミナ両面に長けた
キングマンボの血を濃く
備えている馬が秋華賞で
走っているのでしょう。

ちなみに、上記には
(人気順の観点から)
ギリギリ入っていませんが
2014年4番人気3着・
タガノエトワ-ルも
▲印の該当馬=父が
キングマンボ系でした。

 

 

【ポイント4】
近年の注目は
紫苑S出走の関西馬?

→近10年の秋華賞の
「前走」別の成績を
診てください。

 

ローズS   複勝率21% 3.5.7.56
クイーンS  複勝率20% 1.0.0.4
紫苑S(重賞)複勝率20% 2.3.0.20 ★16年以降
紫苑S(OP)複勝率 4% 1.0.0.24 ★15年まで
オークス   複勝率20% 3.0.0.12
2勝クラス  複勝率16% 0.2.1.16

 

上記のように
2015年までは
紫苑S組が
壊滅状態でした。

しかし
2016年から様変わり。
紫苑S組の台頭が
増えています。

もちろん要因は
2016年から紫苑Sが
重賞格上げされたから。

格上げでメンバーが
厚くなり、レースの
レベルも大幅アップ。
それとともに
紫苑S(重賞)組が
走りだしました。

ちなみに、重賞に
格上げ後に好走した
5頭のうち4頭は
「関西馬」。

関西馬なのに
あえてタフな中山へ
遠征して紫苑Sを走り、
さらに秋華賞を走る
関西馬=秋に賭ける
勝負度もタフなG1への
適性も高く要マークと
いう事かもしれません。

 

 

【ポイント5】
とにかく
前走結果が大切

→近10年の秋華賞で
前走5着以下の馬は
(0.2.2.67)と散々。
複勝率6%です。

逆に前走4着以上馬は
(10.8.8.79)で
複勝率25%。

格よりも、何よりも、
とにかく今の調子が
最も大切と思わされる
データです。

ちなみに
「前走5着以下」で
秋華賞に出てくる馬=
以下のどちらかに
該当する馬が大半。

 

 ◆春までに好走を重ね
  賞金は加算済。前走の
  トライアル戦などで
  着順を落としたものの、
  賞金はあるため
  秋華賞に出てきた馬

 春までに好走を重ね
  賞金は加算済。そして
  前走のオークスで
  5着以下で敗れた後、
  休養に入り秋華賞に
  ぶっつけで出てきた馬

 

「前走5着以下」=
上記のどちらかに
ほぼ該当しますが
秋華賞では全くダメ。
今年も、まず当項目で
出走馬をふるいに
かけたいところです。

 

 

【ポイント6】
関東馬苦戦

→近10年の所属別の
成績は下記のとおり。
関東馬が苦戦傾向です。

 

関東馬 複勝率 7% 1.3.1.66
関西馬 複勝率24% 9.7.9.81

 

出走数は関東71、
関西106ですから
大差ありませんが
それでこの成績差。
明らかに西高東低の
レースと言えます。

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

———–
秋華賞   ポイント2・3 該当馬

【ポイント2/1800m超で未勝利の馬】 ▼軽視馬として 7頭
  キタウイング
  シランケド
  シンリョクカ
  ハ-パー
  ヒップホップソウル
  マラキナイア
  ミシシッピテソ-ロ

【ポイント3/父or母父キングマンボケ系】 7頭
  コナコースト
  シンリョクカ
  ドゥ-ラ
  ドゥアイズ
  マスクトディーヴァ
  マラキナイア
  リバティアイランド

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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