『天皇賞・秋の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・秋」の
穴馬探しを
お届けします。

天皇賞・秋は
10月29日(日)に
行われる伝統のG1。

イクイノックス、
ドウデュ-ス、
スターズオンアース、
ダノンベルーガ、
ジャックド-ル、
プログノーシス…

 

今年は豪華メンバーが
揃いました。

さっそく
天皇賞・秋の
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
秋天で激走する
「穴馬」の共通項

→近10年の秋天で
「6番人気以下」で
馬券圏内に激走した
穴馬は、全部で8頭。

その8頭の顔ぶれは
以下のとおりです。

 

15年2着 ステファノス   10番人気
15年3着 イスラボニ-タ   6番人気
16年2着 リアルスティール  7番人気
16年3着 ステファノス    6番人気
17年3着 レインボーライン 13番人気
18年3着 キセキ       6番人気 
19年3着 アエロリット    6番人気
22年2着 パンサラッサ    7番人気

 

2着・3着だらけ。
「穴馬」がアタマは
獲れていないコトが
まず分かります。

そして、
この8頭には
以下の「共通項」が
あります。

 

★3歳馬ではない

★秋天前の段階で
 既に、左回りG1で
 3着以内に好走した
 実績を持っていた
 (8頭中6頭該当。
 16年ダービー4着の
 リアルスティール含む)

★関西馬
 (8頭中6頭該当)

★前走で
 東京芝1800m以下の
 レースに出走していた
 (8頭中6頭該当)

 

つまり…
『前走で2000mより
短い東京のレースに
出走し、左回りG1で
すでに好走した実績も
ある関西の古馬』が
秋天で数多く、穴を
あけているワケです。

今年の出走馬の中で
該当馬がいるか否か?

それが、
年の秋天に
荒れる余地があるのか
無いのか?を占える
ポイントとなるのかも
しれません。

 

 

【ポイント2】
ディープ産駒が
苦戦気味

→近10年で産駒は
55頭出走(1.8.2.44)、
複勝率20%と、この
産駒にしては成績が
低調です。勝ち切れて
いないのが特徴。

ディープ産駒の本質と
当レースで求められる
資質が、微妙にズレて
いるのかもしれません。

 

 

【ポイント3】
秋天の
極端すぎる調教傾向

→前8年の出走全馬の
最終調教のコース別・
成績を診てください。

 

美浦坂路   複勝率 0% 0.0.0.6 
美浦ウッド  複勝率34% 6.2.4.23
—————————
栗東坂路   複勝率11% 0.4.1.42
栗東Cウッド 複勝率26% 2.2.3.20

 

解説は必要ナシ。
とにかく東も西も
「坂路<ウッド」。
坂路組が低調です。

特に栗東の坂路組が
出走頭数を鑑みると
絶不調と言えます。
47頭出走で1着ナシ。
あのコントレイルも
2着に負けました。

美浦の坂路は
リニュアルされた
ばかりですので
今年の出走馬で
使ってくる勇敢な馬は
いないと思いますが、
ともあれこんな極端な
傾向が出るG1も珍しい。

ですから、背景は深く
考えすぎず「秋天=
坂路追いが苦戦」の
事実だけを頭に入れて
おきたいところです。

 

 

【ポイント4】
近年の秋天は
前走傾向に特徴あり

→近10年の出走全馬の
前走別成績を診て下さい。

 

G1(春天以外)複勝率47% 5.6.4.17
G1(春天)  複勝率25% 0.1.0.3
毎日王冠    複勝率19% 2.1.5.35 
札幌記念    複勝率16% 1.2.0.16
京都大賞典   複勝率 7% 1.0.0.14 
オールカマー  複勝率 5% 1.0.0.18 
G3重賞    複勝率 0% 0.0.0.12

 

このように、前走で
「春天以外のG1」を
使ってきた馬が
断トツのアベレージ。
ほぼ半分の馬が走って
います。

特に2019年以降の
近4年は当傾向が顕著。
好走馬の12頭中9頭が
「春天以外のG1」を
前走で使ってきた馬と
いう偏りっぷりです。

「秋天はぶっつけで」の
近年の有力馬の傾向が
成功している、という
コトになります。逆に
前走でオールカマーや
京都大賞典の「距離が
長めのステップ戦」を
使ってきた馬は大不振。 
傾向クッキリです。

 

 

【ポイント5】
前走安田記念組が
特に要注意?

→タイトルどおり。
出走数は少ないですが
近10年(2.2.1.3)、
複勝率63%。好走した
5頭の顔ぶれは以下の
とおりです。

16年2着 リアルスティール
19年1着 アーモンドアイ
19年2着 ダノンプレミアム
20年1着 アーモンドアイ
21年3着 グランアレグリア

 

 

 

【ポイント6】
1・2番人気が
共倒れした年はない

→タイトルどおり。
秋天は1番人気・
2番人気の両方が
消えることがない
レースです。

近10年の秋天の
(左から)1番人気馬・
2番人気馬の着順は
下記のとおり。

 

13年  2着 10着
14年  3着 2着
15年  1着 9着
16年  1着 12着
17年  1着 2着
18年  10着 1着
19年  1着 6着
20年  1着 3着
21年  2着 3着
22年  1着 5着

 

近10年すべて
1番人気馬か
2番人気馬の
どちらかが連対。
堅いG1なのです。

ですから連軸には
おとなしく人気馬を
据え、ヒモ穴や
3着穴を狙う策が
馬券的には賢明な
レースと言えます。

 

 

【ポイント7】
牝馬が
めっぽう強い

→近10年の秋天の
性別・成績は下記の
とおりです。牝馬の
成績がかなり良好。

 

牡 複勝率16% 8.8.7.117
牝 複勝率41% 2.2.3.10

 

そもそも、牝馬には
距離が似ているG1・
エリザベス女王杯が
再来週に用意されて
います。しかしあえて
エ女王杯ではなく
秋天に出てくるほどの
牝馬=強靱な牝馬ゆえ
これだけ走れている、
というコトでしょう。

 

 

【ポイント8】
ベテラン苦戦

→近10年の馬齢別の
成績は下記のとおり。
3~5歳の好走率は
あまり差が無いですが
6歳以上は一気に率が
下がります。

3歳  複勝率33% 2.0.2.8
4歳  複勝率30% 3.6.4.30
5歳  複勝率24% 5.4.3.38
6歳超 複勝率 2% 0.0.1.51

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

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天皇賞・秋   ポイント1・2 該当馬

【ポイント1/共通項に全て該当する馬】 1頭
  スターズオンアース

【ポイント2/ディープ産駒】 ▼軽視馬として 2頭
  ジャスティンパレス
  プログノーシス

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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