『中堅ジョッキー浜中俊騎手はローカル開催が狙い目!』田中洋平

 

今回は2007年にデビュー、

今年で35歳、騎手18年目の浜中俊騎手に、

フォーカスしたいと思います。

 

デビュー3年目に、

菊花賞を8番人気にスリーロールスで勝利。

 

若くしてG1ジョッキーになった浜中俊騎手は、

デビュー5年目の2011年くらいから、

一気に乗り馬の質が良くなり出します。

 

そして2021年には、

131勝を挙げて24歳の若さで全国リーディングジョッキーに。

 

それからは勝ち星も年間100勝を超え、

以下のようにG1勝ちを量産。

 

2013年 フェブラリーS

2014年 NHKマイルC

2014年 秋華賞

2015年 オークス

2015年 秋華賞

2015年 天皇賞・秋

2016年 マイルCS

 

しかし2016年のマイルチャンピオンシップで、

ミッキーアイルに騎乗して、ゴール前で斜行。

 

けっこう話題になったので憶えている人もいると思いますが、

右ムチを連打して、ミッキーアイルは外側に斜行。

 

外側にいたネオリアリズム、サトノアラジン、デサイファ、

ダノンシャークあたりの進路が狭くなりました。

 

それでもミッキーアイルは外側に斜行し続けて、

先頭でゴールしましたが、

浜中俊騎手は8日間の騎乗停止処分を受けることに。

 

ここから潮目が変わったのか、

年間100勝以上していたのが年間60勝に下降、

そして最近は年間40勝くらいをキープしています。

 

2019年にはロジャーバローズで、

ダービーを制して、

ダービージョッキーにもなっていますが、

それでも潮目は変わらず。

 

トップジョッキーのメインストリームから、

少し外れてしまった感のある浜中俊騎手ですが、

最近は人気馬に乗れば信頼できます。

 

◆1番人気に騎乗した場合

勝率41% 連対率60% 複勝率73%

単勝回収率114% 複勝回収率101%

 

単勝1番人気の平均勝率が32%くらいですから、

かなりしっかり勝ち切っていることが分かります。

 

これはたまたまですが、

2番人気の成績が悪く、3番人気の成績は良い。

 

なので、1~3番人気の成績をまとめてみます。

 

◆1~3番人気に騎乗した場合

勝率24% 連対率43% 複勝率55%

単勝回収率91% 複勝回収率90%

 

回収率100%は超えませんが、

人気サイドの馬で回収率90%台であれば上々でしょう。

 

しかも関西馬に乗れば、回収率が100%を超えます。

 

◆1~3番人気に騎乗した場合(関東馬)

勝率10% 連対率33% 複勝率43%

単勝回収率23% 複勝回収率66%

 

◆1~3番人気に騎乗した場合(関西馬)

勝率27% 連対率45% 複勝率58%

単勝回収率109% 複勝回収率96%

 

関西の調教師には、信頼されているのかもしれません。

 

さらにここから、

中央開催とローカル開催に分けてみましょう。

 

◆関西馬・1~3番人気・中央開催

勝率22% 連対率40% 複勝率54%

単勝回収率78% 複勝回収率87%

 

◆関西馬・1~3番人気・ローカル開催

勝率30% 連対率48% 複勝率61%

単勝回収率126% 複勝回収率101%

 

一線級ではなくなってしまった浜中俊騎手ですが、

ローカル開催で関西馬の1~3番人気に乗れば、

このように、かなり信頼できます。

 

ぜひ狙ってみてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

データ競馬:TARGET frontier JV


・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
・出走馬の前走レベルを簡単に比較する

などなど。

TARGET操作動画が無料で見られます↓