『阪急杯2024の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪急杯」の
穴馬探しを
お届けします。

今週末から、
西日本の開催は
阪神に舞台が移ります。

こちらも
4月14日(日)まで
8週の開催ですが、
阪神競馬場はこの後、
来年の春まで
スタンド改修工事が
本格化するため
この8週が今年最後の
阪神開催となります。
宝塚記念、阪神JFなどは
京都に振替え。

阪急杯は
2月25日(日)に
行われる短距離重賞。
高松宮記念への
大切な前哨戦です。

早速、阪急杯の
ポイントを記します。

なお昨年の当欄では
2番人気アグリを
会員様に単独推奨。

1着としっかり結果が
出ましたので、今年も
昨年に用いた事項を
引き続き使いながら
ハナシを進めます。

 

 

【ポイント1】
ウッド追いの馬が
ほとんど全滅中

→阪急杯最大のキモは
これかもしれません。

近6年の最終調教の
コース別の成績を
診てください。

 

美浦・ウッド  複勝率 0% 0.0.0.12
栗東・Cウッド 複勝率 5% 0.1.0.18
——————————
美浦・坂路   複勝率14% 1.0.0.6
栗東・坂路   複勝率26% 5.5.5.43

 

このように最終調教を
ウッド(栗東/美浦)で
施された馬がほぼ全滅。

さすがに、ここまで
極端なデータは
珍しいでしょう。

要は、毎年ほぼ
好走馬=坂路の馬で
占められているのです。

阪神芝1400m重賞=
何よりもパワーが要る
ため、パワー以外の
要素を整える傾向が
強いウッドコースでの
調教を直前に施された
馬では、厳しいのかも
しれません。

 

 

【ポイント2】
安田隆厩舎の
十八番重賞

→近10年(2.1.2.2)、
なんと複勝率71%。
さすがはパワー型の
スプリンターが多く
所属する短距離王国、
出走すれば好結果が
出ています。

 

 

【ポイント3】
内枠天国

→阪急杯が、新しい
阪神の芝1400mで
行われるようになった
2007年以降、17年の
枠別成績を診て下さい。

 

1・2枠 複勝率33%  7.7.7.42
3・4枠 複勝率20%  2.6.5.53
5・6枠 複勝率 7%  3.1.1.63
7・8枠 複勝率16%  6.2.4.65

 

一目瞭然。とにかく
阪急杯は内枠有利の
レースです。

17年間で馬券に絡んだ
51頭中21頭が1・2枠と
いう極端さ。

タイトな内回り、
しかも終始一貫速めの
スピードが持続される
阪神芝1400mの重賞。

ですから外枠の馬は
なかなかコースの内へ
潜れません。そのまま
外を回らされるキツい
レースを強いらます。

という事で当レースで
毎年、これほど極端な
内枠有利の傾向が出て
いるのでしょう。

 

 

【ポイント4】
前走1200m出走馬が
苦戦

→近10年の前走距離別・
成績を診てください。
前走1200m出走馬が
苦戦しています。

 

1200m 複勝率12% 2.2.3.54
1400m 複勝率26% 4.5.3.34
1600m 複勝率20% 4.3.4.43 

 

前走でマイルを
使ってきた短縮組が
すごく強いワケでも
ありませんが、前走で
1200mを使ってきた
延長組の苦戦は明白。
純・スプリンターの
色が濃いタイプでは
タフなこのレースは
厳しいのでしょうか。

 

 

【ポイント5】
前走スローペースの
経験馬が苦戦

→近6年の出走馬で
前走スローペースの
レースを走ってきた
馬は(1.1.0.13)、
複勝率13%と苦戦。

上記【ポイント4】と
関連するハナシですが
前走で(長めの距離に
出走するなどして)
ノンビリ走ってくると
慌ただしい当レースの
流れに対応しづらいと
いうコトでしょう。

 

 

【ポイント6】
ノ-ザンダンサー系の
太い筋が欲しい

→近10年の好走30頭の
うち18頭の父or母父が、
ノ-ザンダンサー系か
グレイソブリン系。

しかもそのうち4頭が、
父・母父ともに
ノ-ザンダンサー系。
昨年の1着馬アグリも
その該当馬でしたが、
こちらもかなり馬力に
偏った傾向と言えます。
さすがはJRA屈指の
要パワー重賞です

 

 

【ポイント7】
4歳馬が優勢だが…

→近10年の馬齢別・
成績を診て下さい。。
4歳馬が優勢、次いで
5歳馬。高齢馬は
やはり苦戦傾向です。

4歳  複勝率26%  3.2.2.20
5歳  複勝率22%  2.3.4.32
6歳  複勝率15%  3.2.2.41
7歳上 複勝率15%  2.3.2.39

 

とはいえ、7歳上の
好走馬7頭の人気順は
8・7・12・2・4・
1・9と穴馬だらけ。
あえて高齢馬で穴狙い、
そんな思惑も成り立つ
一戦ではあります。

 

 

【ポイント8】
前走で
1秒以上負けた馬の
挽回は難しい

→近10年の当レースで、
「前走で1.0秒以上の
着差で負けていた馬」が
(1.0.2.36)とダメです。
複勝率8%。

テンから速いラップの
忙しい流れになる
当レースゆえ、前走で
大きな着差を付けられた
スピード不足の馬では
そもそも厳しいのです。

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

———–
阪急杯   ポイント4・8 該当馬

【ポイント4/前走1200m出走】 ▼軽視馬として 8頭
  カリボール
  サトノアイ
  サトノレーヴ
  サンライズロナウド
  スマートクラ-ジュ
  タマモブラックタイ
  ホープフルサイン
  メイショウホシアイ

【ポイント8/前走1秒以上負けた馬】 ▼軽視馬として 5頭
  カルロヴェローチェ
  デュガ
  メイショウチタン
  ホープフルサイン 
  ルプリュフォール

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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