『シンの中堅騎手!藤懸貴志騎手が上昇中!』田中洋平

 

先週土曜日(7/27)の札幌8レースで、

藤懸貴志騎手が3番人気のリュクスドレフォンに騎乗。

 

結果は3着でしたが、

藤懸貴志騎手が3番人気の馬か。

 

と思ってリュクスドレフォンの過去成績を見てみると、

藤懸貴志騎手のお手馬なんですね。

 

藤懸貴志騎手と言えば、

2021年4月に岩田康誠騎手に嫌がらせをされて、

いざこざがあったイメージが強いですよね。

 

そんな藤懸貴志騎手のここ数年の成績がコチラ。

 

2018年 8勝(10.2人気)

2019年 10勝(9.9人気)

2020年 6勝(10.9人気)

2021年 14勝(9.5人気)

2022年 8勝(9.3人気)

2023年 20勝(9.2人気)

2024年 8勝(9.0人気)

 

ややムラがありますが、

昨年は20勝とキャリアハイをマーク。

 

今年も半分が過ぎて8勝なので、

20勝に届かないくらいまでは行けるかもしれません。

 

それと徐々にですが、

左カッコ内にある騎乗馬の平均人気が上昇しています。

 

これは乗り馬の質が向上しているということ。

 

またここ2年はベタ買いでもプラス回収です。

 

◆2023年

勝率7% 連対率11% 複勝率17%

単勝回収率118% 複勝回収率67%

 

◆2024年

勝率5% 連対率9% 複勝率17%

単勝回収率131% 複勝回収率67%

 

◆2023~2024年

勝率6% 連対率10% 複勝率17%

単勝回収率123% 複勝回収率68%

 

単勝回収率が100%を超えているということは、

人気以上に馬を走らせていて、

なおかつ勝ち切れているわけです。

 

騎手の成績が下降するときは、

勝ち切れなくなって、

2~3着が多くなってくるので、その反対の状態。

 

これからもっと乗り馬の質が、

アップしてくるかもしれません。

 

さらに機会はあまり多くないのですが、

人気サイドの馬に乗っても、安定感があります。

 

◆1~5番人気

勝率14% 連対率23% 複勝率38%

単勝回収率100% 複勝回収率86%

 

人気サイドの馬でこの単勝回収率ですから、

騎手として過剰人気しないけど、

しっかりと結果を出している状態だと思います。

 

あとは意外にもトップジョッキーの揃う

中央開催で騎乗していることが多く、

ローカル開催だと成績と回収率が一気にアップします。

 

◆中央開催

勝率5% 連対率9% 複勝率14%

単勝回収率95% 複勝回収率56%

 

◆ローカル開催

勝率8% 連対率13% 複勝率21%

単勝回収率163% 複勝回収率86%

 

中央開催だとなかなか厳しいけど、

ローカル開催だったら通用する。

 

本当に中堅騎手という立ち位置なんでしょうね。

 

ただこれからググっと上がってくる可能性もあるので、

注目しておきたい騎手だと思います。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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