『儲かりそうな匂いがする地方競馬からの再転入馬』田中洋平

2歳馬がぞくぞくデビューして、
3歳のスーパー未勝利もいよいよ終盤戦です。
ここで勝ち上がれない未勝利馬は、
引退か地方競馬からの再転入に活路を見出すしかありません。
JRAで未勝利 → 地方競馬で2~3勝 → JRAに再転入
地方で勝利を積み重ねることができれば、
だいたいは500万条件から出走することになりますよね。
そこで500万条件に出走する馬の中で、
前走が地方競馬だった馬の成績を見てみたいと思います。
まず前走がJRAのレースに出走していた馬が、
勝率7%ほどあるのに対して、
前走が地方競馬の出戻り馬は、勝率2.3%しかありません。
JRAで勝ち切れなかった馬たちなので、
この差は仕方ないでしょう。
基本軽視が常識かと思います。
次に前走が地方競馬の馬だけを抜き出して、
前走の着順別成績を見てみると、前走1着じゃないと厳しい成績。
◆前走1着
勝率4% 連対率6% 複勝率9%
単勝回収率65% 複勝回収率56%
◆前走2着以下
勝率1% 連対率4% 複勝率7%
単勝回収率82% 複勝回収率78%
期間中、前走1着馬が967頭だったのに対して、
前走地方競馬で2着以下だった馬が1106頭いました。
意外と対象の数が多い印象ですが、
このタイプの馬は再転入でも勝ち切れないですし、
紐馬としても一歩評価を下げた方が良さそうですね。
では次に前走1着だった馬に注目してみます。
まずは前走の地方競馬で、
2着馬に0.3秒以上の着差を付けて勝利の馬をピックアップ。
前走が楽勝、圧勝の方が、
JRAで通用しやすいのは明らかですよね。
そこからさらに今回1~5番人気の馬をピックアップします。
地方競馬と言っても大井や浦和の南関東から、
園田、笠松と競馬場はさまざまで、横の比較が難しい。
今回のJRAで上位人気に推されているということは、
何か見どころがある馬だと、考えることができます。
では参ります。
今回の条件は、
前走地方競馬で今走がJRAの500万に出走の馬。
・前走地方競馬で1着
勝率4% 連対率6% 複勝率9%
単勝回収率65% 複勝回収率56%
・前走地方競馬で1着+着差0.3秒以上
勝率5% 連対率7% 複勝率11%
単勝回収率70% 複勝回収率65%
・前走地方競馬で1着+着差0.3秒以上+今走1~5番人気
勝率25% 連対率29% 複勝率45%
単勝回収率170% 複勝回収率114%
このように強烈な成績になります。
実際、前走が地方競馬の馬って、
未勝利を勝てなかった馬だろ?強いのか?と、
必ずどこかで侮る心理がみんなにあると思います。
ところがその侮り以上に、走るということですね。
このようにあまり誰も注目しないパターンの馬は、
しっかり調べると儲かる馬に化ける可能性が大です。
出戻り馬を徹底的に調べて、
オリジナルの狙い目を作れば、
けっこう儲かりそうな匂いがしますね。
投稿者プロフィール

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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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