『1番人気が飛ぶタイミングを見極める方法』田中洋平
今日はしっかり研究すれば、
かなり使えそうなネタを書こうと思います。
とても単純なことですが、
私はあまり意識していなかったことです。
2014年~2016年の3年間の
1番人気の成績は以下のとおりです。
勝率32% 連対率51% 複勝率64%
単勝回収率78% 複勝回収率83%
しかしある条件に当てはまると、
勝率27% 連対率49% 複勝率64%
単勝回収率69% 複勝回収率84%
このように勝率が落ちます。
そのある条件とは、使い込まれた馬です。
デビュー、または休み明け6戦目以降になると、
そろそろ疲れが出てきて、人気になっても走れない。
そこを狙おうという考え方ですね。
先ほどの明け6戦目以降の1番人気の成績を、
芝、ダート別に見てみると、
◆今回が芝の場合
勝率26% 連対率45% 複勝率59%
単勝回収率68% 複勝回収率81%
◆今回がダートの場合
勝率28% 連対率51% 複勝率66%
単勝回収率69% 複勝回収率86%
このように芝のレースを使われている馬のほうが、
お疲れで勝ち切れないご様子。
さらに芝の場合で、牡馬&セン馬と牝馬に分けてみたら?
◆芝+牡馬&セン馬
勝率29% 連対率47% 複勝率60%
単勝回収率73% 複勝回収率82%
◆芝+牝馬
勝率21% 連対率43% 複勝率57%
単勝回収率60% 複勝回収率81%
このように牝馬は疲れると、
さらに勝ち切れないことが多いようですね。
上記の条件に合致した1番人気の
単勝オッズが1.0~2.9倍だったら、
この1番人気を外した単勝馬券を工夫して買えば、
いい感じでプラスに持って行ける可能性を感じます。
馬もやっぱり疲れますから、
その目線でもう少しブラッシュアップすれば、
飛ぶ1番人気を探せる馬券術として使えそうですね。
ぜひ研究してみてください。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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