『金子真人氏とノーザンファームのズブズブの関係の裏に』田中洋平
2016年のダービーはマカヒキが勝利しましたよね。
なんとノーザンファーム生産の馬が、
出走18頭中10頭というすごいラインナップ。
兄、吉田照哉氏が率いる社台ファームを圧倒してますね。
そんなノーザンファーム系の中でもひと際目立ったのが、
金子真人ホールディングスの馬でしょう。
2016年のダービー馬になったマカヒキを筆頭に、
マウントロブソン、プロディガルサン、イモータルの4頭出し。
18頭中4頭ですから、スゴイですね。
昔は、アドマイヤの近藤利一氏、フサイチの関口房朗氏と
金子真人氏で「キンコンカン」と言われていたバブリー3人衆。
図研という会社の社長さんで、ウィキで調べてみたが、
電気機器?設計で使うキャドとかを開発している会社っぽいですね。
建築設計とかの世界では有名なのでしょう。
で、話を戻しますが、では金子真人HDは、
ノーザンファームとズブズブなのか?というと
そうではないんですね。
ザックリですが、2013~2016年の間にデビューしている馬は、
ノーザンファーム 36頭
日高大洋牧場 24頭
社台ファーム 14頭
白井牧場 9頭
社台白老ファーム 2頭
このようにノーザンが一番多いですが、
社台ファームからも馬を買っています。
さらに2013~2016年の期間中、
・ノーザンファーム生産馬(681頭出走)
勝率14% 連対率25% 複勝率34%
単勝回収率57% 複勝率74%
なのに対して、
・社台ファーム生産馬(208頭出走)
勝率15% 連対率28% 複勝率38%
単勝回収率102% 複勝率101%
このように社台ファームの方が成績も回収率も優秀なんですよね。
「金子真人&ノーザンファーム」
この関係は有名すぎて、過剰人気になるのでしょう。
反対に「金子真人&社台ファーム」で有名な馬は、
レコンダイト
ブラヴィッシモ
フィエロ
オコレマルーナ
マキャヴィティ
などなど、爆裂ではないけど、まあまあ活躍している馬が多いです。
「人の行く裏に道あり花の山」
金子オーナーの馬は、社台ファーム系の馬を狙って妙味アリです。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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