『チャンピオンズカップ2018の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チャンピオンズC」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ、年末の
中京・中山・阪神開催が
次週からスタートします。

チャンピオンズCは
中京の開幕週を飾る
ダートの国際G1です。

早速、当レースの
近年の傾向をご紹介する
ことにしましょう。

【ポイント1】
今年は、JBCが
京都開催だった
「特殊な年」だけに…

→チャンピオンズCは
もともと「JBC経由馬」が
強いレースです。

距離が現行の1800mに
移行した近10年の、
前走別成績を診てください。

マイルCS南部杯 複勝率33%  2.0.0.4
JBCクラシック 複勝率26%  3.4.4.31
JBCレディスC 複勝率33%  1.0.0.2
みやこS     複勝率21%  2.3.3.30
武蔵野S     複勝率14%  2.2.0.25

このように、直前で
地方交流G1のJBCを
使ってきた馬が、
強い傾向があります。

「地方交流」とはいえ
JBCはG1レースですから
メンバーレベルが高いこと、
ただレースの「中身」は
緩く流れる事が多いため
そのJBCの疲れが次走の
チャンピオンズCに
残りづらいことなどが、
前走JBC組の好成績に
繋がっているものと
思われます。

しかし。
今年は事情が異なります。
JBCが、地方場ではなく
京都で行われました。

しかもJBCクラシックの
レースの中身はかなりの
ハイラップで非常にタフ。
例年の「ヌルい」JBCとは
質が異なりました。

そんな厳しいレースから
わずか中3週。今年に
限っては、前走JBC組に
ついては体調面・調教の
内容について例年以上に
しっかりチェックする
必要アリと思います。

そのチェック結果次第では
他ローテーションの馬や
休明けで出てきた馬たちに
利が出てくる可能性も
ありそうです。

【ポイント2】
先行タイプ→非サンデー馬を、
差しタイプ→サンデー馬を
狙いたいレース

→お断りしておきますが
当内容は、某新聞にも
同様の事が載っていました。

ですのでココで記すか否か
迷ったのですが(笑)、
事実ですし、私自身で
以前から気付いていた
点ですので、気にせずに
記します。

当レースで「先行」して
好走した馬の多くは
「サンデーの血が一滴も
入っていない馬」。

当レースで「差し追込」で
好走した馬の多くは
「サンデーの血が
入っている馬」。

そのように、血統傾向が
クッキリ分かれるのです。

中京コースに舞台が移った
近4年の好走馬12頭の
血統・脚質を診てください。

14年1着馬 非サンデー馬 先行
14年2着馬  サンデー馬 差し
14年3着馬  サンデー馬 先行
15年1着馬  サンデー馬 差し
15年2着馬  サンデー馬 追込
15年3着馬  サンデー馬 追込
16年1着馬  サンデー馬 差し
16年2着馬  サンデー馬 差し
16年3着馬 非サンデー馬 先行
17年1着馬  サンデー馬 差し
17年2着馬 非サンデー馬 先行
17年3着馬  サンデー馬 先行

このように馬券に絡んだ
差し追込馬7頭は、ぜんぶ
サンデー持ちの馬でした。

いっぽう、馬券に絡んだ
先行馬5頭のうち3頭が
「非サンデー馬」でした。

サンデー系の差し馬が
備える鋭い差し脚、
非サンデーの先行馬が
備える強じんなパワーが
ともに活きやすいレース、
ということ。

ですので逆に言えば、
軽快なサンデー系の馬が
先行するとパワー的に
厳しいですし、サンデーの
血を持っていない馬が
後ろに構えても届かない、
とも言えるワケです。

血統を勘案して考察する
場合、当ポイントを頭に
入れておきたいところです。

【ポイント3】
今秋のダート中距離は
3歳馬が強い

→JBCクラシックの予想の
際にも記しましたが、
今期のダート中距離戦線は
3歳馬の強さが目立ちます。

今秋のダート中距離重賞・
オープン特別における
3歳馬の台頭ぶりを診て
ください。

◆9月16日・ラジオ日本賞
  →ヒラボクラタ-シュが完勝

◆9月29日・シリウスS
 →オメガパフュ-ムが快勝
   8番人気ヒラボクラタ-シュも
  4着快走

◆10月2日・白山大賞典
  →グリムが独走で大勝

◆10月8日・南部杯
  →ルヴァンスレ-ヴが
  G1馬ゴールドドリームに完勝

◆11月4日・JBCクラシック
 →オメガパフュ-ムが2着好走

◆11月18日・福島民友C
 →ヒラボクラタ-シュが完勝

◆11月23日・浦和記念
  →グリムが2着好走

秋だけで、これだけ
3歳馬が活躍している路線も
なかなかありません。

このレースに限らず、
今期のダート中距離では
「迷った時には3歳」の
単純な選択が効きますので
頭の片隅に入れて置きたい
ところです。

【ポイント4】
外枠の馬は
かなり厳しいレース

→中京に舞台が移った
当レースにおいて、
もしかするとこの点が
いちばんの「特徴」かも
しれません。

中京に舞台が移った
近4年の当レースでの
馬番別成績を診てください。
2ケタ馬番の馬が下記の
ように大苦戦しています。

1ケタ馬番の馬 複勝率28% 4.3.3.26
2ケタ馬番の馬 複勝率 8% 0.1.1.24

このように、大きな
成績差がついています。
14年のコパノリッキー、
15年のホッコ-タルマエ、
昨年のサウンドトゥルーら
上位人気馬たちも、外枠に
入って轟沈しました。

昨年も、1ケタ馬番の
8・9番人気コンビが
1・3着に入り妙味を提供。
2ケタ馬番の1番人気馬が
2着に敗れています。

普段の中京ダート1800mは
別に「外枠不利」では
ありませんが、最高峰戦と
なる当レースでは道中の
スピードがユルまないため
外枠の馬が内のほうへ
なかなか潜り込めず道中で
コースロスを起こして着を
落とす形になっている、と
いうことなのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。