『チャレンジカップ2018の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チャレンジC」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ、年末の
阪神・中山・中京開催が
次週からスタート。

チャレンジCは
阪神の開幕日を飾る
芝2000mの別定G3です。

一昨年まで、この
「冬競馬の開幕週」には
有馬記念の前哨戦として
金鯱賞が中京で行われて
いましたが、3月に移行。

その代替戦として、この
チャレンジCが昨年から
冬の開幕週に繰り上がり、
斤量もハンデ→別定に、
距離も1800m→2000mに
変更されています。

つまり、一昨年までは
「隙間のハンデG3」だった
チャレンジCが、昨年から
「有馬への重要ステップ」の
レースへ大きく衣替えした
ことになります。

よって、一昨年までの
当レースの傾向は
まったく使えません。

各所でチャレンジカップの
過去数年分データなどが
紹介されているでしょうが
その点はご注意ください。
何せ距離も変わった事で
昨年から「内回り」施行と
なっています。

そこで今回は(同性質の
レースだった)一昨年までの
金鯱賞+昨年の当レースで
顕著に現れている傾向を1点、
お伝えしておきます。

それは「余力がある馬」が
好走する、という点です。

近5年の「12月施行の金鯱賞+
昨年のチャレンジカップ」で
3番人気以下で馬券圏内に
好走した全10頭の「直前の
秋重賞で残した好走実積」を
診てください。

※=直前の「秋の重賞」への
出走じたいが無かった馬です。

そして各馬とも、直前の
秋競馬で出走した重賞のうち
「最高格」だったレースでの
着順を記しています。

13年金鯱1着 カレン(3番人気)※
13年金鯱2着 ラブリ(6番人気)※
13年金鯱3着 ウイン(8番人気)※
14年金鯱2着 サトノ(4番人気)秋天8着
15年金鯱1着 ミトラ(5番人気)カマ-3着
15年金鯱3着 サトノ(4番人気)アル共4着
16年金鯱1着 ヤマカ(4番人気)秋天15着
16年金鯱2着 パドル(9番人気)※
16年金鯱3着 シュン(6番人気)エリ女6着
17年チャ2着 デニム(5番人気)アル共8着

このように全10頭のうち
8頭が、直前の秋重賞に
出走していなかったか、
直前に出走した最高格の
秋重賞で、掲示板圏に
好走できていませんでした。

つまり、直前の秋重賞に
出走せず体力的にまだ
じゅうぶんに余力が
残っている馬か、直前の
秋重賞の「勝負レース」で
好走しなかったことで
パワーを使い切っておらず
まだ余力が残っている馬が
(配当妙味も連れながら)
好走しているというコト。

有馬記念もそうですが
競馬カレンダー的に、
この時期の芝中長距離の
重賞では、現時点での
「余力量」がカギに
なります。

毎年の有馬記念の
状況をイメージすると
分かりやすいですが
芝中長距離の重賞路線で、
11月までの秋の重賞&
GIを目標に一旦目イチで
仕上げられてレースでも
目一杯走って良績も残した
うえで、さらに12月に
「もう一丁」頑張るのは
体力的にさすがに厳しい。

ということで、この
チャレンジCでも
まずは直近の履歴から
各馬の「余力量」を
推察する作業が的中への
早道となっているワケです。

もちろん調教チェックも
さらに肝要となってきます。
たとえ休明けでもOKですので
この点を大いに意識して
予想したい一戦です。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。