『オッズ本を読めばコンピ指数を攻略できるのか?を検証』田中洋平

 

私が最近買った競馬本で、

オッズキングダムという書籍があります。

 

 

コンピ指数を攻略したいな、

コンピ指数の馬券術を完成させたいな、

と思うなら、やはりオッズ関連の書籍は最適です。

 

なぜならコンピ指数は予測オッズだからですよね。

 

オッズに使えるものは、予測オッズでも使える。

 

当たり前のことです。

 

もちろんコンピ指数の形式にフィットさせるために、

多少のアレンジが必要ですが、

元ネタがあるので、ゼロから考えるよりかなり楽なはず。

 

そのオッズキングダムは、

互當穴ノ守氏、大谷清文氏、奥野憲一氏、

この3氏の共著です。

 

互當穴ノ守氏 → 前日24時

大谷清文氏 → 当日朝9時30分

奥野憲一氏 → 直前

 

上記のように使うオッズの時間帯が違います。

 

アマゾンレビューを読んでいて

「おっ!」と私が思ったのが、

前日24時のオッズを使う互當穴ノ守氏でした。

 

カンの良い方は気付いたと思いますが、

前日19時に公開されるコンピ指数にアレンジできるのではないか?

と考えたからですね。

 

前日24時のオッズなんか本当に使えるのか?

という興味もあったので購入。

 

互當氏が言うには、

前日24時のオッズは売り上げの1%分だそうです。

 

1%なんかで大丈夫かよ!と言いたくなりますが、

テレビの視聴率も全世帯の1%で算出されているので問題ない。

 

確かにそう言われると、説得力がありますね。

 

これなら内容次第では、コンピ指数にアレンジできそう。

 

こう思いながら読み進めると、

 

互當氏のオッズ馬券術は、

馬連を人気順位に並べるというところからスタートします。

 

1-5(9.4倍)

1-15(10.6倍)

1-4(15.9倍)

1-14(16.0倍)

 

馬連オッズが上記のような順番で売れていた場合、

1番、5番、15番、4番、14番という馬連人気順位になります。

 

そして単勝の人気順位が、

1番、14番、5番、15番、4番という並びだった場合、

14番がギャップが発生しているので、この馬に注目するといった手法。

 

詳しくはオッズキングダムを読んでもらえば分かりますが、

これはコンピ順位と人気順位でギャップの発生している馬を探せば、

何か使えそうな気がしますよね。

 

ただ気を付けて欲しいのが、

書籍のままではコンピに置き換えられないことが多いので、

アイデアを貰うという期待値で読むようにしてください。

 

以前にも書いたことがりますが、

「ラーメン屋で繁盛店を作る10の販促術」という書籍があったとします。

 

するとアマゾンレビューに、

 

「美容室のうちの業界には使えませんでした」

「期待していたのに残念、★1つです」

 

みたいなのが書いてあることがあります。

 

ハッキリ言って、

誰でもマネできることなんて、すぐに使えなくなるんですよね。

 

コラーゲンが入っている鍋が流行っているからと、

自分の店もコラーゲン入りの鍋をやったら、みんなと同じ。

 

ブームが過ぎたら、終わりです。

 

そして「ラーメン屋で繁盛店を作る10の販促術」も、

ラーメン屋さん業界ではすぐに使えなくなる。

 

良いアイデアなら、みんなマネをするから。

 

でも他所の業界の良いアイデアを、

自分の業界流にアレンジして使えば、

同業者もネタ元が分からないので、簡単にマネできない訳です。

 

ハウツー本というのは、そうやって使うもので、

もし書いてあることをそのまま使おう、

という考えているなら、今日でズバッと捨てましょう。

 

アイデアを参考にする気持ちで読めば、

色んな気付きを得られると思います。

 

少し脱線しましたが、

続いて直前オッズを使う大谷清文氏の馬券術は、

オッズの断層を使うというもの。

 

これもコンピ指数でよくある手法ですが、

断層はTARGETで調べるのが難しいという弱点があります。

 

エクセルに入れて、手作業で調べていく感じになるでしょう。

 

かなり時間が必要ですが、

TARGETで分析できないので、

完成させれば誰もマネできない馬券術になると思います。

 

コンピ断層の研究は、

ハイリスク、ハイリターンですね。

 

ただ研究期間が年単位になると思うので、

私はオススメしません。

 

断層理論を上手くアレンジして、

TARGETで調べられるように加工する方が良いでしょう。

 

TARGETはコンピュータなのでズルをしないですが、

手作業の場合、データの改ざんができますからね。

 

時間を掛けた研究ほど、

悪い結果になることが恐ろしくなるものです。

 

最後に奥野憲一氏のオッズ馬券術ですが、

こちらは直前オッズの単複ギャップを利用します。

 

互當氏の馬連&単勝を、

単勝&複勝にした感じでしょうかね。

 

あとは特定の騎手や調教師に展開していきますが、

この部分も、本質を正しく理解すれば、

コンピ指数にアレンジできなくもないです。

 

単純に、

武豊騎手、京都競馬場、コンピ1位、鉄板です!

 

もしこのような理解なら、

自爆確定なのでコンピ指数へのアレンジはやめましょう。

 

なぜその騎手を狙うのか?

なぜその調教師を狙うのか?

 

という部分をしっかり理解できているなら大丈夫かと思います。

 

このようにオッズ本は、

コンピ指数の勉強に役立ちます。

 

気が向いたら読んでみてください。

 

オッズキングダム

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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