『シンザン記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「シンザン記念」の
穴馬探しをお届けします。

シンザン記念は
1月6日(日)に
京都芝1600mで行われる
明け3歳の重賞第1弾です。

昨年はアーモンドアイが
当レースを勝ったあと、
ジャパンCまで無敗で
駆け抜けました。

早速、シンザン記念の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
じつは牝馬有利の
レース?

→明け3歳馬の場合、
牡馬は先週にホープフルS、
先々週に朝日杯FSが終わった
ばかり。しかも来週には
京成杯も行われます。

いっぽう、牝馬は来週に
フェアリーSこそ行われる
ものの12月の阪神JFから
少し間隔が空いています。

そんな、明け3歳馬の
牡牝別のローテーションの
違いを鑑みると、牝馬の
ほうが「シンザン記念に
高素質馬が集いやすい」
日程とも言えましょう。

昨年のアーモンドアイ等は
まさにその極みでしたが、
実際に当レースの近10年の
牡牝別・成績を診ても、
じつは下記のとおり牝馬が
優勢です。

牝    複勝率31% 2.2.1.11
牡セン  複勝率19% 8.8.9.105

牝馬特有の瞬発力が
活きやすい質のレースでも
ありますし、少なくとも
「牝馬だから」といった
理由で牝馬の評価を割引く
必要は全く無いでしょう。

【ポイント2】
基本的には
やっぱり内枠有利&先行有利

→京都金杯とまったく
同舞台・距離条件で
行われるシンザン記念。

京都金杯の項でも
記しましたが、1月の
京都開幕週&2週目の
芝のレース(特に
マイル以下)は毎年、
内目が良い馬場の影響で
内枠馬、先行できる馬が
有利です。

昨年のシンザン記念は、
逃げた馬&2番手から
追走した馬が(枠は
外でしたが)2着&3着。
後ろからアーモンドアイが
飛んできて勝ちましたが
2着3着は「前で粘った馬」
でした。

シンザン記念=前へ
行ける馬、内枠の利を
活かせそうな馬に
アドバンテージあり、
なのです。

ちなみに、近10年の
「馬番別・成績」は
下記の通り。13番枠より
外の枠は壊滅状態です。
1~3番の内枠が、最も
好成績。

1~3番   複勝率30% 3.4.2.21
4~6番   複勝率20% 2.0.4.24
7~9番   複勝率23% 4.3.0.23
10~12番  複勝率21% 1.2.3.23
13~18番  複勝率 7% 0.1.1.25

【ポイント3】
毎年「逃げた馬」が
けっこう残るレース

→上記【ポイント2】と
関連した話になりますが
当レースでいつも頑張って
いるのは「逃げた馬」です。

2010年以降の当レースで
「逃げた馬」の成績を
診てください。

10年2着 シャイン       9番人気
11年12着 シゲルソウサイ   4番人気
12年5着 シゲルアセロラ    6番人気
13年1着 エーシントップ    1番人気
14年1着 ミッキーアイル    1番人気
15年5着 レンイングランド   4番人気
16年3着 シゲルノコギリザメ 11番人気
17年9着 メイショウソウビ   9番人気
18年3着 カシアス       4番人気

上記9頭のうち半数超の
5頭が、馬券圏内に好走。
9頭中7頭が掲示板確保。
こんな重賞は、さすがに
珍しいと思います。勿論、
前述の馬場状況の影響。
シンザン記念=逃げそうな
馬をシンプルに狙っても
いいレースです。

【ポイント4】
前走「マイル~1800m」
出走馬が強い

→近10年の当レースの
前走・距離別成績は
下記のとおり。今回と
同距離の「マイル」や
「1800m」に出走して
きた馬の成績が優秀です。

1200m 複勝率 9%  0.1.1.21
1400m 複勝率16%  1.1.2.21
1600m 複勝率26%  8.6.6.58
1800m 複勝率25%  1.2.0.9
2000m 複勝率13%  0.0.1.7

「とにかく飛ばす」短距離の
レースではなく、マイルや
1800mの「道中スローで
溜める」レースの直近経験が
活きるという事でしょうか。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。