『共同通信杯の穴馬探しPART2』シベリアン

引き続き「共同通信杯」の
穴馬探しです。

PART1では、当レースの
「枠」の傾向について
記しました。

 今回は、他の共同通信杯の
 ポイントを記していきます。

 【ポイント2】
1600m以下の距離しか経験が
無い馬では苦しい

→タイトルどうり。
2010年以降の出走全馬のうち、
 共同通信杯を迎えるまでに
「マイル以下の距離」しか
走った経験が無かった12頭の、
 共同通信杯での成績を診て
 ください。

10年 カシマストロ   8着   8番人気
10年 ガナール     9着 12番人気
10年 ナシュワンヒ 10着   7番人気
10年 ロジスプリン 11着   5番人気
10年 リザルヴ     13着 11番人気
11年 サトノオー    6着   4番人気
11年 ニジブルーム   7着 12番人気
12年 アーカイブ    9着   8番人気
14年 ショウナンワ   8着   5番人気
14年 シングンジョ 11着 10番人気
15年 アンビシャス   3着   4番人気
16年 ファイアクリ   5着   9番人気
——————————
17年 コマノレジー  ?着
17年 サイバーエレ  ?着
17年 ハナレイムー  ?着
17年 タイセイスタ  ?着

このように、連対ナシの
(0.0.1.11)とサッパリです。

 共同通信杯は道中スローで
流れるとはいえ、この時期の
3歳馬にとってコース自体は
「タフ」な東京芝1800mが
舞台。しかも東京を走ること
自体が初という馬もいます。

ゆえにマイル以下のレースを
 ここまで選んできたような
「距離への裏付け・距離に
対する自信が無い馬」では
 そもそも厳しい面がある、と
 いう事ではないでしょうか。

ともあれ、これほど極端な
傾向が現れていますので
難しい理屈は抜きにしても
意識しておきたい項目です。

 今年は、ソコソコ人気に
 なりそうなタイセイスターリーも
当項目に該当してしまいます。

 【ポイント3】
 前走「未勝利戦勝ち」の馬は
好走できない

→近10年で(0.0.0.13)と
好走ナシ。ちなみに前走が
新馬戦勝ちの馬も(1.0.0.4)。

 素質馬が集う一戦ですから
 そのような「ヤワな履歴」の
馬ではそもそも厳しいという
 ことなのでしょう。

ちなみに前走新馬戦勝ちの
馬は(1.0.0.4)とお伝え
 しましたが、その「唯一
 勝った馬」は、一昨年の
 リアルスティールです。

 【ポイント4】
 先行馬天国

→近5年好走馬15頭のうち
 じつに10頭が、4角地点で
4番手より前に位置していた
馬でした。

スローからの上がり勝負に
 なりがちな当レースですが
全馬が余力十分でラストの
直線を迎えてよーいドンする
 ため、前の馬も後ろの馬も
同じような感じでスパートし、
 同じような速さの末脚を
伸ばしてきます。

つまり、先行した馬も
 いわば「差し馬同様の脚」で
最後に上がってきますから、
 物理的に前にいた馬のほうが
有利。たとえ直線が長くとも
直線での追い抜きが意外に
少なく「先行馬が結構残る」
 結果になるワケです。

 以上4点を鑑みた上で、
 今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。