『報知杯弥生賞ディープインパクト記念の結果は完璧だった』田中洋平

 

皐月賞トライアルの報知杯弥生賞が、

報知杯弥生賞ディープインパクト記念に名称変更。

 

聞きなれないので馴染まないですが、

平成や令和のように、きっとそのうち慣れるでしょう。

 

とくに昭和から平成になったときは、

なかなかの衝撃だったことを記憶していますから。

 

でもやっぱり、名前がムダに長いことが気になる。

 

なぜそう思うのか?

 

それはレース名に使われる「杯」「賞」「記念」が、

3つも入っているからでしょう。

 

杯なら、京成杯、共同通信杯、毎日杯、京都新聞杯、

神戸新聞杯、アルゼンチン共和国杯、中日新聞杯など。

 

賞なら、きさらぎ賞、金鯱賞、日経賞、皐月賞、桜花賞、

CBC賞、七夕賞、秋華賞、菊花賞など。

 

記念なら、シンザン記念、高松宮記念、鳴尾記念、安田記念、

宝塚記念、関屋記念、セントライト記念、有馬記念など。

 

しかし、これまでも2つの組み合わせは結構あります。

 

日刊スポーツ賞 中山金杯

スポーツニッポン賞 中山金杯

日刊スポーツ賞 シンザン記念

東海テレビ杯 東海ステークス

デイリー杯 クイーンカップ

夕刊フジ賞 オーシャンステークス

ローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス

中日スポーツ賞 ファルコンステークス

報知杯 フィリーズレビュー

フジテレビ賞 スプリングステークス

サンケイスポーツ杯 阪神牝馬ステークス

サンケイスポーツ賞 フローラステークス

テレビ東京杯 青葉賞

京王杯 スプリングカップ

農林水産省賞典 函館記念

トヨタ賞 中京記念

北海道新聞杯 クイーンステークス

農林水産省賞典 小倉記念

テレビ西日本賞 北九州記念

農林水産省賞典 新潟記念

京成杯 オータムハンデ

産経賞 セントウルステークス

関西テレビ放送賞 ローズステークス

朝日杯 セントライト記念

産経賞 オールカマー

アイルランドトロフィー 府中牝馬ステークス

毎日放送賞 スワンステークス

KBS京都賞 ファンタジーステークス

東京中日スポーツ杯 武蔵野ステークス

ラジオNIKKEI杯 京都2歳ステークス

スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス

 

ザーッと書き出してこんな感じ。

 

抜き出して書いてみると、結構ありますね。

 

この前半にテレビや新聞などのメディア系の名前が付いているのは、

少しでも競馬のイメージを明るくするため。

 

だと聞いたことがある気がします。

 

ひと昔前はハンチングを被ったオッサンが、

競馬新聞に赤鉛筆、そしてセカンドバックを持って、

ぞろぞろと押し寄せるダークサイドのイメージでしたからね。

 

少しでもイメージアップになれば!と考えられた戦略なら、

なかなか涙ぐましい努力です。

 

なぜなら、あまりイメージアップの効果がない気もするので。

 

皆さん、気になるのは馬券の方ですからね。

 

まー効果の良し悪しは置いておいて、

では改めて見てみましょう。

 

「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」

 

ながっ!

 

報知杯

弥生賞

ディープインパクト記念

 

改行して書いたら、3つの別のレースだと勘違いするレベルです。

 

そう、3つのレース名っぽいのが入っているパターンが、

報知杯弥生賞ディープインパクト記念が、初めてだから違和感を覚える。

 

原因は確実にこれです。

 

とりあえずJRA的には、

ディープインパクト産駒のサトノフラッグが、

武豊騎手のエスコートで勝利したことで満足でしょう。

 

完璧なシナリオですよね。

 

まーレース名を深く掘り下げても馬券は当たらないのですが、

初めてのケースで気になったので取り上げてみました。

 

ちなみにG1でダブルネームになっているのは、

NHKマイルカップと朝日杯フューチュリティ―ステークスだけ。

 

NHKは国営なので分かる気もしますが、

朝日杯は朝日新聞社ですからね。

 

産経大阪杯をG1に格上げするときは、

産経をとって大阪杯にしたのに、なぜ朝日杯は取らないのか?

 

この時の産経新聞の気持ちを、JRAは考えたのか?

 

とても謎ですが、どうでもいい謎でした。

 

馬券力アップの参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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