『大阪杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「大阪杯」の穴馬探しを
お届けします。

「大阪杯」は
4月5日(日)に
阪神芝2000mで
行われるG1です。

G1に昇格して
今年で4年目を迎えます。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
ここに賭ける
「本気度」が高い
穴馬を狙うべし?

→「G1に昇格した
大阪杯」のキモです。
下記を診てください。

非・休明け 複勝率19% 2.2.2.26
休明け   複勝率25% 1.1.1.9

これは、G1昇格後の
近3年の大阪杯の
ローテーション別の
成績です。

このように複勝率で診れば
「休明け」の馬のほうが
優秀。

しかし。
近3年に馬券圏に好走した
全9頭の「人気順」を見ると
少し話は違ってきます。

★「非・休明け」で馬券圏に
 好走した6頭の人気順
  ……4・7・2・6・1・9

★「休明け」で馬券圏に
 好走した3頭の人気順
  ……1・4・2

このように
「非・休明け」で
好走した馬の多くが、
人気が薄めの馬。

逆に「休明け」で
好走した馬の多くが
上位人気馬。

つまりG1昇格後の
大阪杯では、金鯱賞など
前哨戦を叩いてきた
「非・休明け」の馬が
妙味を連れてきていると
いうことなのです。

昨年も2着・3着は
「休明け」の人気馬。
しかし9番人気で勝った
穴馬アルアインは直前に
金鯱賞を叩いてきた
「非・休明け」でした。

大阪杯のG1昇格により、
古馬中長距離の強い馬は
春秋それぞれに行われる
G13戦から目標レースを
選ぶ事になりました。

春は大阪杯・天皇賞春・
グランプリ宝塚記念。

秋は天皇賞秋・JC・
グランプリ有馬記念。

そんな中、秋の
G1シーズンでは近年、
天皇賞秋を「叩き台」に
使ってくる実力馬が
増えました。

その結果、近年の秋天では
そんな叩き台モードの
実力馬が人気を集めるものの
(叩き台仕上げのため)
好走できず、逆に前哨戦を
叩いて秋天に照準を定めて
きた馬が人気薄でも激走する
傾向が現れています。

実際に近10年の秋天では
ほぼ毎年、前走毎日王冠組が
馬券に絡み続けています。

シーズンのG1初戦という
「立ち位置」が秋天と
全く同じこの大阪杯でも、
「非・休明け」の馬が走る
秋天と同様の傾向が早くも
現れている…という事では
ないでしょうか?

G1の大阪杯では
休明けの実力馬よりも、
ひと叩きしてきた
「本気度の高い」穴馬を
狙うべし。

今後のG1大阪杯の
馬券ポイントになる
可能性が高いと診ます。

【ポイント2】
1800m以下の重賞でも
勝てるようなスピード、
機動力が欲しい?

→G1昇格後、近3年の
当レースで馬券圏内に
好走した9頭中8頭が、
下記のようにそれまでに
「1800m以下の重賞」を
既に勝っていた馬でした。

17年1着馬 → スプリングS勝ちアリ
17年2着馬 → 富士S勝ちアリ
17年3着馬 → ニュージーランドT勝ちアリ
18年1着馬 → 共同通信杯勝ちアリ
18年2着馬 → マイルCS勝ちアリ
18年3着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年1着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年2着馬 →
19年3着馬 → 東スポ2歳S勝ちアリ

速い時計で決着するうえに
小回りで混戦模様の
G1大阪杯では、むしろ
1800m以下の重賞を
勝ちきってきたような
スピード&機動力が、
活きやすい、という
ことなのかもしれません。

【ポイント3】
G1昇格後は
「ディープ系」天国

→G1昇格後、近3年の
当レース好走馬9頭のうち
じつに4頭がディープ産駒。

17年1着 キタサンブ ブラックタイド産駒
17年2着 ステファノ ディープ産駒
18年3着 アルアイン ディープ産駒
19年1着 アルアイン ディープ産駒
19年3着 ワグネリア ディープ産駒

ちなみに17年1着の
キタサンブラックの
父ブラックタイドは
ディープの全兄ですから
これも「ディープ系」と
診れば好走馬9頭のうち
5頭がディープ系の馬で
占められていることに
なります。

【ポイント4】
関西馬が関東馬を
圧倒中

→G1昇格後の近3年の
東西別成績を診てください。
関西馬が関東馬を圧倒。

関西馬 3.3.3.24
関東馬 0.0.0.11

凡走した関東馬11頭には
5番人気以内の人気馬も
3頭含まれていました。

昨年も、関東馬2頭が
出走するも1・6番人気で
揃って凡走。

もともと関東馬の参戦が
少ないレースのため
関東馬には、関東記者の
期待&忖度込みの「印」が
集まりやすい状況ですが
その過剰な期待値ほどには
走れていくせん。要注意。

【ポイント5】
阪神芝2000m重賞=
決して内枠有利では
ないので要注意

→小回り1周戦と聞くと
内枠有利とどうしても
思いがちですが、この
大阪杯では、内枠馬が
全滅に近いアベレージを
残しています。

G2時代も含めた近10年の
大阪杯の枠別成績を診て
ください。

1枠 複勝率 0%  0.0.0.11
2枠 複勝率17%  0.0.2.10
3枠 複勝率44%  2.4.1.9
4枠 複勝率31%  2.1.2.11
5枠 複勝率28%  1.3.1.13
6枠 複勝率11%  0.1.1.17
7枠 複勝率21%  2.1.1.15
8枠 複勝率26%  3.0.2.14

このように、内枠だけ
極端に成績が低調です。
1枠は好走ゼロ、
2枠も連対ゼロ。

じつはこの枠傾向、
大阪杯に限ったことでは
ありません。鳴尾記念も
全く同じ傾向なのです。

阪神2000m施行になった
2012年以降の鳴尾記念で
1枠馬はオール4着以下。
2枠馬も連対は1度だけ。

気味が悪いくらい、
大阪杯とほぼ同じ現象が
起きています(笑)が要は
コレが阪神2000m重賞の
共通傾向、というコト。

スタートして間もなく
コーナーを迎える当舞台で、
かつ高レベルのメンバーが
集う阪神2000m重賞では
内枠からハナに立てないと、
すぐに揉まれてしまいます。
スムーズに進められず
終わってしまうケースも
多い、というワケです。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。