『ダービー卿チャレンジT2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ダービー卿CT」の
穴馬探しをお届けします。

ダービー卿Cは
4月4日(土)に
中山芝1600mで
行われるG3です。

土曜施行の重賞ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
意外に関西馬が苦戦中

→関東地区での重賞でも
「関西馬のほうが、地元の
関東馬よりも成績が良い」
レースは結構多いですが
ダービー卿CTでは地元の
関東馬が優勢です。

近10年(阪神開催の
11年を除く・09年~)の
東西所属別成績を診て
ください。関東馬優勢。

関東馬 複勝率23% 6.7.7.66
関西馬 複勝率14% 4.3.3.63

3年前は関東馬が見事に
ワンツースリー。
一昨年・昨年も関東馬が
人気薄で2着3着に快走して
配当をハネ上げました。

基本的に「関西の強い
マイラー」は、この後の
マイラーズCなど地元の
格の高い重賞を使う事が
多いため、ダービー卿に
遠征してくる関西馬の
質そのものが低めな点も
影響しているのでしょう。

【ポイント2】
昨年も好走!
まさに「5歳馬天国」

→当レースのキモです。
近10年(阪神開催の
11年を除く・09年~)の
馬齢別成績を診てください。

4歳  複勝率24% 3.5.2.32
5歳  複勝率35% 6.2.6.26
6歳  複勝率10% 1.2.1.35
7歳上 複勝率 5% 0.1.1.36

このように5歳馬が
「圧倒」しています。

3年前は4頭出走の
5歳馬がワンツースリー。
一昨年は、4頭出走の
5歳馬が1・3・4着。
そして昨年も1・3着。

とにかく「5歳馬」が
他世代を圧倒しています。
6・7歳馬は不振。

高齢馬ほど好走率が
下がるレースは多く
ありますが、これほど
5歳→6歳でアベレージが
ガクンと下がるレースは
さすがに珍しいでしょう。

4歳馬の場合、期待値が
必要以上に込まれている
重めのハンデを背負う
ケースがかなりある事、
高齢馬は既に賞金を持って
いる事が多く叩き台的な
性質が強い当レースには
しっかり仕上げてこない
ケースが少なくない事も
要因ではないかと診ます。

つまり5歳馬が強いのには
理由があるということ。
今年も要マークです。

【ポイント3】
軽ハンデ馬が不振

→近10年(阪神開催の
11年を除く・09年~)の
ハンデ別の成績を診て
ください。

53キロ以下 複勝率 9% 1.0.0.10
54キロ   複勝率21% 0.1.3.15
55キロ   複勝率24% 4.4.2.25
56キロ   複勝率15% 3.2.3.44
57キロ以上 複勝率17% 2.3.2.35

このように53キロ以下の
軽ハンデ馬が不振。軽い
ハンデを活かしづらい
レースといえますが、
56キロを超えると成績が
また少し下がっているのも
特徴です。54~55キロの
まさに「ほどほど」の
ハンデを貰った馬の快走に
要注目と言える一戦。

【ポイント4】
最内枠の馬が不振

→近10年(阪神開催の
11年を除く・09年~)の
枠別成績を診てください。

1番枠    複勝率 0%  0.0.0.10
2~5番枠   複勝率25%  4.3.3.30
6~10番枠  複勝率26%  5.3.5.37
11番枠から外 複勝率12%  1.4.2.52

このように外枠馬が
不振ですが、それ以上に
1番枠の馬がダメです。

中山マイル=スタート後に
すぐコーナーを迎える
変則的なトラックだから
最内枠の馬は有利…と
思い込んではいけません。

ゲートを出てポンと先手を
主張できる馬ならまだしも、
構えて進めたい馬にとって
中山マイルの最内1番枠は
まさに「諸刃の剣」。

外から他馬に被され
前に他馬に入られると
なかなか挽回するのが
厳しいため、せっかくの
1番枠が仇となってしまう
ことも少なくないのです。
まして当レースは各馬が
テンからハイスピードで
駆けてくる重賞ですから、
なおさら。

1番枠の馬を必要以上に
過信するべからず、です。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。