『ダービー馬コントレイルが名馬になれる可能性は?』田中洋平

 

2020年のダービーは、

コントレイルが父ティープインパクト以来の無敗で勝利。

 

偉業を達成しましたね。

 

その父親ディープインパクトのように、

コントレイルが歴史的名馬になれるのか?を、

今回は検証したいと思います。

 

まず過去10年のダービー馬を見てみましょう。

 

2010年 エイシンフラッシュ

2011年 オルフェーヴル

2012年 ディープブリランテ

2013年 キズナ

2014年 ワンアンドオンリー

2015年 ドゥラメンテ

2016年 マカヒキ

2017年 レイデオロ

2018年 ワグネリアン

2019年 ロジャーバローズ

 

そしてこれに2020年のコントレイルが加わります。

 

やはりダービーというのは特別で、

歴代のダービー馬というのは、名前を記憶していますね。

 

これが過去10年のスプリンタースSを制した馬と言われたら、

うーん、と少し考えないと出てこない。

 

なんなら、こんな感じの会話になるでしょう。

 

「ほら、あの、ザだかジだか、濁点のつく馬!」

 

「えーと!なんだっけ?」

 

と、酒を飲んでいる時のオッサンの必殺技、

「名前が出てこない」を発動することになります。

 

もし会話の相手も酒を飲んでいるオッサンだった場合、

ダブルで必殺技が発動することになり、

結局、グーグルで検索しないと答えにたどり着かない。

 

という地獄行きです。

 

そして答えが分かった暁には、

 

「あー!それそれ!」

 

「あーすっきりした!」

 

という1円にもならない会話が、

日本全国で繰り広げられていることでしょう。

 

まさに居酒屋の醍醐味です。

 

こう考えると、スプリンターズSは大切な存在ですね。

 

でもダービー馬は、

いつまでもダービー馬と言われるので、バッチリ記憶に残っている。

 

7000頭の頂点に立っただけあって、

ダービー馬というは、本当にすごい称号ですね。

 

と話が逸れたので、本題に戻しましょう。

 

では過去10年のダービー馬たちの

『ダービー後』の主な成績をご覧ください。

 

2010年 エイシンフラッシュ

1着 天皇賞(秋)

2着 天皇賞(春)、有馬記念

3着 宝塚記念、天皇賞(秋)、QE2世C

 

2011年 オルフェーヴル

1着 菊花賞、宝塚記念、有馬記念×2

2着 ジャパンC、凱旋門賞×2

 

2012年 ディープブリランテ

G1馬券圏内なし

 

2013年 キズナ

G1馬券圏内なし

 

2014年 ワンアンドオンリー

3着 ドバイシーマクラシック

 

2015年 ドゥラメンテ

2着 ドバイシーマクラシック、宝塚記念

 

2016年 マカヒキ

G1馬券圏内なし

 

2017年 レイデオロ

1着 天皇賞(秋)

2着 ジャパンC、有馬記念

 

2018年 ワグネリアン

3着 大阪杯、ジャパンC

 

2019年 ロジャーバローズ

G1馬券圏内なし

 

という感じです。

 

ダービー馬になった後、

G1で馬券圏内に入ってないのは、この4頭。

 

2012年 ディープブリランテ

2013年 キズナ

2016年 マカヒキ

2019年 ロジャーバローズ

 

ディープブリランテとロジャーバローズは、

怪我ですぐに引退したので仕方がない部分もありますが、

この4頭にはある共通点があります。

 

なんだと思います?

 

そうです、みんなディープインパクト産駒なんです。

 

成長力が乏しいと言われてるディープ産駒。

 

まさにその通りの結果になっています。

 

そして過去10年のダービー馬には、ディープ産駒がもう1頭いますよね。

 

それがワグネリアンで、

この馬も今のところG1で3着になったのが最高成績。

 

完全に伸び悩んでいるイメージですね。

 

では、ダービー後にG1で連対した馬だけ、

とハードルを上げて限定してみましょう。

 

2010年 エイシンフラッシュ(キングズベスト産駒)

2011年 オルフェーヴル(ステイゴールド産駒)

2015年 ドゥラメンテ(キングカメハメハ産駒)

2017年 レイデオロ(キングカメハメハ産駒)

 

ダービー後も活躍したのは上記4頭。

 

反対にダービー後にG1で連対できていない馬がこの6頭。

 

2012年 ディープブリランテ(ディープインパクト産駒)

2013年 キズナ(ディープインパクト産駒)

2014年 ワンアンドオンリー(ハーツクライ産駒)

2016年 マカヒキ(ディープインパクト産駒)

2018年 ワグネリアン(ディープインパクト産駒)

2019年 ロジャーバローズ(ディープインパクト産駒)

 

きれいに分かれましたね。

 

このようにディープインパクト産駒のダービー馬は、

ダービー後は少し怪しい。

 

ということは、

ディープ産駒のコントレイルも、この先怪しいかもしれません。

 

コントレイルの次走は菊花賞のようなので、

ここが将来への試金石になるはず。

 

もし負けるようなら、古馬になった後は人気になって飛ぶタイプ。

 

もし圧勝するようなら、歴史的名馬になるかもしれません。

 

今後、注目して行きましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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