『宝塚記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「宝塚記念」の
穴馬探しをお届けします。

宝塚記念は
6月28日(日)に
阪神競馬場で行われる
「春のグランプリ」。

今年は海外遠征の道が
閉ざされている影響も
あり、豪華メンバーが
集いました。

さっそく、宝塚記念の
要注目点を記します。

【ポイント1】
キングマンボ系の馬が
よく走るG1

→近年の宝塚記念の
血統のトレンドは
コレでしょうか。
下記を診てください。

15年1着 ラヴリーデイ   ◆
15年2着 デニムアンドルビ □
16年1着 マリアライト   □
16年2着 ドゥラメンテ   ◆
18年1着 ミッキーロケット ◆
19年2着 キセキ      ◆

これは
近5年の宝塚記念で
馬券圏に好走した
「父 or 母父が
キングマンボ系」の
顔ぶれです。

5年間で6頭好走。
出走数を鑑みれば
かなり多い印象です。
◆=父キングマンボ系。
□=母父キングマンボ系。

スピードだけではなく
スタミナ・パワーが
総合的に問われる一戦。
まして馬場状態もタフな
梅雨時期です。ゆえに
常に当欄で「スピード・
スタミナ・パワーの
バランスに長けている」
と記し続けている
キングマンボの筋を
太く備える馬の好走が
これだけ多いのでしょう。

父or母父が
キングマンボ系の馬を
探せ。当レースの血統の
ポイントとなります。

【ポイント2】
ディープ産駒の場合、
好走は牝馬ばかり

→近10年の宝塚記念で
ディープ産駒の成績は
(1.2.4.18)複勝率28%。

ただし馬券圏に好走した
7頭中5頭が牝馬です。
(下記)

13年3着 ジェンティルドンナ
14年3着 ヴィルシーナ
15年2着 デニムアンドルビー
16年1着 マリアライト 
17年3着 ミッキークイーン

今年出走する
ディープ産駒は
残念ながらすべて牡馬。
牝馬の出走はありません。

【ポイント3】
牝馬が強いレースだが
G1での連対実績が必要

→近10年の出走全馬の
牡牝別成績を診てください。

牡 複勝率17% 8.7.6.103
牝 複勝率45% 2.3.4.11

「夏は牝馬」の格言が
活きている印象の上記の
極端な成績差ですが、
じつは馬券圏に好走した
牝馬9頭は、すべて、
宝塚記念を迎えるまでに
すでにG1での連対実績を
持っていた馬でした。

10年2着プエナビスタ 宝塚までにG1連対有
11年2着プエナビスタ 宝塚までにG1連対有
13年3着ジェンティル 宝塚までにG1連対有
14年3着ヴィルシーナ 宝塚までにG1連対有
15年2着デニムアンド 宝塚までにG1連対有
15年3着ショウナンパ 宝塚までにG1連対有
16年1着マリアライト 宝塚までにG1連対有
17年3着ミッキークイ 宝塚までにG1連対有
19年1着リスグラシュ 宝塚までにG1連対有

【ポイント4】
前走から中9週以上の
間隔が空いた馬が
穴を空けていないレース

→近10年の出走全馬の
「前走からの間隔別」の
成績を診てください。

中8週以内 複勝率23% 9.8.8.85
中9週以上 複勝率15% 1.2.2.29

このように中9週以上の
レース間隔が空いた馬が
複勝率15%と不振。

ココへ向けてのローテの
取り方が難しい宝塚記念。
しかも春シーズン終盤で
レースを使いこんできた
トップホース同士の対戦。
ただこの結果を見る限り、
中途半端にレース間隔が
空いてしまった馬では
やや厳しいという傾向が
出ています

しかも好走した5頭中、
4頭が「3番人気以内」の
人気馬でした。

つまり宝塚記念では
「中9週以上の間隔が
空いた人気薄の馬」は
ほとんど穴を空けていない
ことになります。

【ポイント5】
「非根幹距離」重賞での
実績をチェックしたい

→近6年の好走馬18頭の
うち14頭が、宝塚記念の
前までに「非根幹距離の
重賞」で連対した実績が
あった馬でした。

14年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
14年2着馬
14年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
15年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
15年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
15年3着馬
16年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
16年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
16年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
18年1着馬
18年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
18年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
19年1着馬
19年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
19年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ

特に一昨年などは、
10・12番人気で
激走した2・3着馬が
「対象馬」でした。

タフな非根幹距離での
最高峰レースですから
「非根幹距離の重賞」で
連対した実積=大切な
要素となってきます。

【ポイント6】
道悪になると
荒れやすい?

→梅雨時の施行ですから
雨に降られることも多い
レースですが、そもそも
阪神の芝は道悪になると
不確定要素が一気に増え
人気馬の信頼度が大きく
下がります。宝塚記念も
その傾向が顕著。

2000年以降で宝塚記念が
道悪になったケースは
6回ありました。
(京都施行の2006年除く)

その6回の「1番人気馬」の
着順は8・2・2・2・9・6着。
2着は多いものの未勝利です。

しかも
その6年の勝ち馬は
下記のとおり穴馬が多め。

07年 アドマイヤムーン 3番人気
08年 エイシンデピュテ 5番人気
10年 ナカヤマフェスタ 8番人気
16年 マリアライト   8番人気
18年 サトノクラウン  3番人気
19年 ミッキーロケット 7番人気

「道悪の宝塚記念」=
1番人気馬が勝ちきれず、
穴馬がアタマを取りきる
可能性が非常に高まる、
ということ。思い切った
馬券作戦もとれるように
なります。天候次第では
注視したいポイントです。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。