『大沼ステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「大沼S」の
穴馬探しをお届けします。

大沼Sは
6月28日(日)に
函館のメーンで
行われる、ダートの
オープン特別です。
(リステッド競走)

次週末に行われる
重賞レースが
宝塚記念だけですので
今週は、当レースの
展望もお伝えします。

さっそく、大沼Sの
要注目点を記します。

なお一昨年の当レースで
当欄はリーゼントロック・
ヨシオの2頭を推奨。
(6番人気・1番人気)

その2頭がワンツーを
果たしてくれました。

昨年も推奨馬の
ロードゴラッソが
手堅く2着。

ここのところ
一応の「結果」が
出ているレースですので
昨年までに用いてきた
予想プロセスも引き続き
使いつつ、話を進めて
いきます。

【ポイント1】
逃げ先行天国

→大沼S好走馬の大半が
「前に行った馬」です。
一部、早マクリ策での
好走馬が混じる程度。

14年以降の当レースの、
馬券圏好走馬の脚質を
診てください。
◆=逃げ、●=先行、
□=マクリです。

14年 1着 ロイヤル ●  
14年 2着 タイセイ ● 
14年 3着 イッシン ●
15年 1着 ジェベル □
15年 2着 カチュー ●  
15年 3着 ソロル  ● 
16年 1着 モンドク ●  
16年 2着 ビービー ● 
16年 3着 ナリタス
17年 1着 テイエム ●  
17年 2着 ダノング ● 
17年 3着 メイショ □
18年 1着 リ-ゼン ●  
18年 2着 ヨシオ  ◆ 
18年 3着 ゴーイン ●
19年 1着 リアンヴ ◆  
19年 2着 ロードゴ ● 
19年 3着 プレステ ●

このように
説明不要の逃げ先行天国。
差して好走したのは16年の
3着馬だけです。前目に
いそうな馬だけを狙って
おけばほとんどOKの趣。

先週の狙い目で取り上げた
津軽海峡特別のように
極端な逃げ先行馬だらけの
メンバー構成になれば、
各馬の動き出しが早まって
差し追込同士で決まる事も
ありますが、但しそれは
あくまでもレアケース。

その津軽海峡特別では
さすがにこれほど極端な
メンバー構成では差しが
届くと診て差し追込馬を
2頭推奨。ともに差しこみ
2・3着を確保しましたが、
これは珍しい事象です。
私も函館ダート1700mで
こんな脚質の馬は普段は
推奨しません(笑)。

函館ダート1700mは
トラック形態などから
逃げ先行が断然優勢。
まずは、この本質を
押さえる事が大切です。
但し「早マクリ」なら
届くケースもしばしば
あります。

さらにこの大沼Sの場合、
この後の北海道開催の
重賞を目指している馬が
叩き台的に使ってくる
ケースも多いですから
レース自体が淡々と動く
ことが多い。その点も、
上記のような極端な
逃げ先行優勢の傾向を
後押ししています。

【ポイント2】
小回りだが、決して
内枠有利ではない

→函館ダートは
小回りだから内枠有利…
ではありません。

大沼Sでもその傾向が
顕著。というのも
1枠馬が近10年で
まったく馬券に絡んで
いないのです(下記)。

10年 1枠馬  11着 7番人気
11年 1枠馬  4着 2番人気
12年 1枠馬  10着 2番人気
13年 1枠馬  7着 9番人気
14年 1枠馬  9着 10番人気
15年 1枠馬  7着 10番人気
16年 1枠馬  8着 6番人気
17年 1枠馬  9着 4番人気
18年 1枠馬  8着 9番人気
19年 1枠馬  4着 4番人気

このように上位人気馬も
そろって圏外に敗退中。
まさに「鬼門」です。

内目に馬が殺到して
内枠馬の進路が詰まる
シーンが起きがちなこと、
小回りトラックを馬群の
外めから早めに自由な
タイミングで動ける事が
利となる事などから
外枠の馬の成績が
比較的良いのが、この
函館ダート1700m。

しかも当レースは
そんな舞台で行われる
最高クラスのレースゆえ、
内枠が厳しい傾向がより
顕著に現れているという
ことではないでしょうか。

【ポイント3】
典型的ヒモ穴レース

→近10年のうち
「1番人気がしっかり
連対して、しかも
2ケタ人気馬も馬券に
絡んだ」年が半分の
5回もありました

10年 1番人気馬…2着 10番人気馬…3着
13年 1番人気馬…2着 12番人気馬…3着
17年 1番人気馬…1着 11番人気馬…2着
17年 1番人気馬…2着 10番人気馬…3着
17年 1番人気馬…2着 12番人気馬…3着

つまり、当レースは
典型的なヒモ穴戦の
様相を呈している、
ということ。

1番人気馬から入る
場合でも、2・3着の
ヒモでしっかり穴馬を
ケアする必要がありますし
逆に穴から入られる方も
1番人気馬を見限っては
いけないということに
なります。

【ポイント4】
フレンチデピュティ系の
穴に注意?

→近10年の当レースで
父か母父が
フレンチデピュティ系の
馬が下記のように6頭も
馬券圏に好走。出走数が
多くないことを鑑みれば
要注目事象と言えます。
しかも半分は穴馬。穴党の
方も要チェックです。

10年 1着馬  10番人気 父
10年 2着馬  1番人気 母父
12年 1着馬  1番人気 母父
16年 3着馬  7番人気 母父
17年 1着馬  1番人気 父
18年 3着馬  10番人気 父

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。