『レパードステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「レパードS」の
穴馬探しをお届けします。

レパードSは
8月9日(日)に
新潟のダート1800mで
行われる3歳重賞です。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

【ポイント1】
JRAダートでの
「1周レース」経験が
欲しい

→おそらくどのメディアも
報じていない、レパードSの
隠れたポイントです。

前10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
「レパードSの前までの、
JRAダートのトラックを
1周するレースでの成績」を
診てください。

10年1着 ミラク 3.0.0.0
10年2着 グリッ 2.4.0.0
10年3着 ソリタ 3.0.0.1
11年1着 ボレア 2.3.0.0
11年2着 タカオ 3.0.0.1
11年3着 タナト 1.1.2.3
12年1着 ホッコ 2.0.1.2
12年2着 ナムラ 3.0.1.0
12年3着 イジゲ 3.0.0.1
13年1着 インカ 3.0.1.2
13年2着 サトノ 3.0.1.1
13年3着 ケイア (出走なし)
14年1着 アジア (出走なし) 
14年2着 クライ 1.0.0.0
14年3着 ランウ 1.0.0.0
15年1着 クロス 3.0.0.0
15年2着 ダノン (出走なし) 
15年3着 タマノ 2.1.0.0
16年1着 グレン 2.1.0.0
16年2着 ケイテ 2.1.2.0
16年3着 レガ- 2.0.0.1
17年1着 ローズ 2.1.0.1
17年2着 サルサ 2.0.0.1
17年3着 エピカ 1.0.0.0
18年1着 グリム (出走なし)
18年2着 ヒラボ 2.1.0.2
18年3着 ビッグ 2.2.0.1
19年1着 ハヤヤ 1.1.0.1
19年2着 デルマ 1.0.0.1
19年3着 トイガ 2.1.0.3

このように上記30頭の
うち、じつに26頭が
レパードSの前までに
すでに「JRAダートの
トラック1周競馬」で
勝った事がある馬でした。

昨年も、該当馬3頭の
ワンツースリー。

逆に言えば当傾向に
該当していない馬=
「JRAダートの
トラック1周競馬で
勝った事がない」馬が
圏外に消える事が多い
レースとも言えます。
2017年などは
4・6・7番人気馬が
圏外に消えましたし、
昨年も3番人気だった
サトノギャロスが
馬券圏外に消えました。

東京ダート1600mなどの
「トラック半周競馬」と
新潟ダート1800mなどの
「トラック1周競馬」は
レースの質が大違い。

そしてココは実戦経験が
まだ少ない3歳馬による
重賞レースですから
「トラック1周競馬で
勝った経験がある馬に
アドバンテージがある」と
いうことなのでしょう。

【ポイント2】
JDD出走馬 vs
古馬2勝クラス勝利馬の
構図だったが…

→前走JDD出走馬は
近10年(5.2.3.13)、
じつに複勝率44%。
ほぼ毎年「JDD組」が
馬券に絡んでいます。
交流G1レースのJDDに
出走していたほどの馬は
そもそも力上位、という
ことなのでしょう。

また「夏開催における
古馬混合2勝クラス戦で
前走勝ってきた馬」も
以前は当レースで強く
10年~14年で6頭が
馬券に絡んでいましたが
15年以降は馬券絡みが
ありません。年々、この
3歳ダート路線の層が
厚くなっており、夏の
古馬2勝クラスで勝って
きた実績では通じづらく
なっているのでしょうか。

実際に15年以降の近5年に
限ってみると、馬券に
絡んだ15頭のうち12頭が
前走で重賞かオープンを
使っていた馬でした。

さらに、今は降級精度が
廃止されています、以前と
比べて夏の2勝クラス戦の
メンバーレベルじたいが
低下していますので尚更、
この「古馬2勝クラス組」は
今は過信禁物、という
ことなのかもしれません。

【ポイント3】
「単調スピード」寄りの
米スピード血統を狙いたい

→新潟ダート1800mは
逃げ先行馬が有利な舞台。

軽快な先行スピードで
前へ行ってしまえば
コースレイアウトを
味方に押し切ることが
容易な舞台です。

よって、先行スピード&
馬力で粘り込むタイプの
馬が多い「バリバリの
米ダート血統」の好走が
多い舞台でもあります。

このレパードSも
例外ではありません。
実際に下記のように
近10年好走馬30頭中、
じつに20頭がミスプロ、
エーピーインディ、
デピュティミニスターと
いった米系ダート血統を
父or母父 orその両方に
持つ馬たちです。

▲印=父or母父が
ミスプロ系の馬。
○印=父or母父が
エーピーインディ系の馬。
※印=父or母父が
デピュティミニスター系の
馬です。

10年1着馬 ※  2番人気
10年2着馬 ※  6番人気
10年3着馬 ▲  1番人気
11年1着馬 ※  1番人気
11年2着馬 ※  2番人気
11年3着馬
12年1着馬 ▲  2番人気
12年2着馬 ▲  3番人気
12年3着馬 ▲  1番人気
13年1着馬 ○▲ 1番人気
13年2着馬 ○  4番人気
13年3着馬 ▲  2番人気
14年1着馬
14年2着馬
14年3着馬 ▲  9番人気
15年1着馬
15年2着馬 ▲  3番人気
15年3着馬 ▲  11番人気
16年1着馬 ▲  2番人気
16年2着馬
16年3着馬 ○▲ 6番人気
17年1着馬
17年2着馬
17年3着馬
18年1着馬
18年2着馬
18年3着馬 ▲  9番人気
19年1着馬 ▲※ 10番人気
19年2着馬 ○  1番人気
19年3着馬 ▲  11番人気

【ポイント4】
キャリア4戦以下、
11戦以上の馬は厳しい

→前10年のキャリア別・
成績は下記のとおり。
キャリア4戦以下の馬、
9戦以上の馬が非常に
厳しい成績です。つまり
経験不足でも、逆に
キャリア過多な馬でも
ダメということ。

4戦以下 複勝率  6% 0.1.0.16
5戦   複勝率24% 0.3.1.13
6戦   複勝率38% 3.2.3.13
7戦   複勝率22% 2.1.1.14
8戦   複勝率28% 3.2.1.15
9戦   複勝率13% 2.1.4.45

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。