『武蔵野S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「武蔵野S」の
穴馬探しをお届けします。

武蔵野Sは
11月14日(土)に
東京ダート1600mで
行われるG3重賞です。

土曜施行ですので
さっそく武蔵野Sの
ポイントを記します。

【ポイント1】
父サンデー系の馬が
大不振

→当レースのキモです。
近10年の当レースで
なんと(1.3.2.42)、
複勝率たった13%。

その一方、近10年で
父ミスプロ系が6勝。

しかも馬券に絡んだ
30頭のうち12頭が
父ミスプロ系でした。

持続ラップ戦に
なりやすいレースゆえ、
そのような淀みのない
流れを苦手とする馬が
多い父サンデー系が
苦しみ、逆にそんな
流れが得意な馬が多い
父ミスプロ系の馬が
活躍しているのでしょう。
分かりやすい話です。

【ポイント2】
関西馬天国

→タイトルどおり。
ダートのオープンは
ずっと「西>東」の
構図が続いていますが
当レースも、例外では
ありません。

近10年の当レースの
東西所属別・成績を
診てください。関西馬が
断然優勢。ここ3年は
関西馬ワンツースリー。

関東 複勝率  5% 2.0.0.37
関西 複勝率24% 8.10.10.91

京都で同じ時期に
重賞「みやこS」が
組まれているにも
かかわらず、わざわざ
東京へ輸送してくる
関西馬=それだけ
勝負気配が高いという
ことも言えるでしょう。

【ポイント3】
3歳優勢のレース

→近10年の出走全馬の
馬齢別成績を診てください。

3歳 複勝率36% 2.3.2.15
4歳 複勝率14% 2.2.2.19
5歳 複勝率20% 3.4.3.40
6歳 複勝率20% 2.1.3.25
7歳 複勝率  6% 1.0.0.29

このように3歳優勢です。
「収得賞金を十分に
持っていて、力的にも
まだ戦えるベテラン」の
馬は、JBCやみやこSに
向かうケースが多め。
そのため、武蔵野Sに
出走するベテラン馬の
顔ぶれは、どうしても
一枚落ちになります。

逆に将来性・素質は
備えているものの
収得賞金が足りないため
(JBCなど)希望の
レースに出走できない
若い馬が、武蔵野Sに
毎年多く回ってきます。

ですので、武蔵野Sは
そもそもレベルが
若い馬>ベテラン馬と
なっていることが多く
自ずと戦績も3歳優勢の
現象が出るのでしょう。

【ポイント4】
1枠が未勝利

→近10年の当レースで
1枠馬は(0.1.1.17)。
しかも馬券圏に好走した
2頭は、1・3番人気の
上位人気馬でした。

内枠不利とよく言われる
東京ダート1600mですが
このレースに関しても
1枠に入った馬はかなり
苦しんでいるといえます。

【ポイント5】
前走1700m、
1800m出走からの
「距離短縮組」の
信頼度が低い

→近10年の当レースで
前走1700m、1800mに
出走していた、いわゆる
「距離短縮組」の成績が
(0.0.2.27)と大不振。

ダートの1700m&
1800m戦と、東京の
ダート1600m戦では
流れが全く違うことも
当傾向の要因の一つでは
ないでしょうか。

ただ前走2000m組は
(1.3.1.7)。好走した
5頭のうち3頭は
大井2000mのG1を
使っていた馬でした。
格が効いた、という
ことになります。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

『デイリー杯2歳Sの穴馬探し』

PART1 —————————————-

「デイリー杯2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

デイリー杯2歳Sは
11月14日(土)に
阪神の芝外回り1600mで
行われる2歳重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

【ポイント1】
究極の
上がり勝負になる?

→今年の当レースは
京都外回り1600mではなく
阪神外回り1600mで
施行されます。

そもそも、2歳早期の
マイル戦は「スローに
なりやすいレース条件」。

そして、阪神外回りの
芝1600mも「スローに
なりやすい舞台設定」。

今回のデイリー杯は、
その2状況がダブルで
揃うレースとなります。

もともと当レースは
道中のペースに関係なく
上がり脚の速さがモノを
言うレースなのですが
今年は更にスロー必至。
ですから、例年以上に
終い脚の速さ「だけ」を
競うレースになるのでは
ないか?と思うのです。

今年は、例年以上に
「上がりで速い脚を
使えそうな馬」に
フォーカスしてみたいと
思っています。

【ポイント2】
キャリア3戦以上の馬が
勝ち切れない

→【ポイント2・3】は
開催場にあまり関係の
無いハナシですので
あえて掲載します。

近10年の当レースの
キャリア別・成績は
下記のとおり。複勝率で
診ると2走以下も3走超も
成績は変わりませんが
3走超の馬は勝ち切れて
いないのが特徴です。

2走以下 勝率13% 複勝率29% 9.6.5.48
3走超  勝率  2% 複勝率24% 1.4.5.32

【ポイント3】
前走「重賞」出走馬 か、
前走「新馬戦」出走馬 か

→近10年の当レースに
おける、前走別の成績を
診てください。

重賞     複勝率35% 1.2.3.11  
新馬戦    複勝率33% 5.2.2.18 
オープン特別 複勝率29% 2.1.4.17 
その他    複勝率21% 2.5.1.31

このように「重賞」組と
「新馬戦」組が互角です。

新馬戦組=1戦1勝馬の
「素質」が勝るのか。
あるいは重賞経由組の
「完成度・キャリア」が
勝るのか。基本的には
その比較が肝要な一戦、
という事になります。

その裏返しになりますが
その他組=未勝利戦や
1勝クラスを使ってきた
馬の成績が平凡なコトも
ポイントでしょう。

【ポイント4】
先週の「阪神マイル」の
好走血統を診ると…

→先週開幕した阪神開催。
外回りマイルのレースは
1クラおこなわれました。
それも2歳戦でしたが、
ディープ×キングマンボの
両系統配合馬のワンツー。
高速馬場に強い両系統の
マッチング馬が好走した
ワケです。

(デイリー杯と同じ)
2歳戦で出た結果ですし、
2着に入ったのは5番人気の
馬でしたから、この結果は
一応頭に入れておこうと
思っています。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。