『エリザベス女王杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エリザベス女王杯」の
穴馬探しをお届けします。

エリザベス女王杯は
11月15日(日)に
阪神芝2200mで行われる
牝馬ナンバー1決定戦。

さっそく、今年の
エリザベス女王杯で
大切なポイントを
記します。

 

 

 

【ポイント1】
今年は舞台が
阪神に替わる
そこで注目の血統は…

 

→先週土曜に行われた
「ファンタジーS」の
予想でも、今年の
舞台が京都の外回り→
阪神の内回りに替わる
ことをまずは考慮。

それに伴い、レースでの
「好走馬の血統傾向」が
パワー寄りに変わると
先ヨミして、該当馬の
オパールムーンを
推奨馬に指名しました。
(2着/7番人気)

今回のエリザベス女王杯も
話の筋は同じです。

距離こそ同じ2200mでも
舞台が京都の外回り→
阪神の内回りに替わります。
レースの質が大きく変わる
ことは間違いありません。

「阪神芝内回り2200mの
G1」といえば宝塚記念。

その宝塚記念の、近年の
血統トレンドといえば
「キングマンボ系の馬が
よく走る」ことです。

実際に、2015年から
今年までの宝塚記念で
のべ7頭の「父or母父が
キングマンボ系」の馬が
連対しています。

スタミナ、パワー、
スピードの「総合力」に
長けるキングマンボ。
かつ小回りコース向きの
機動力も備えますから
阪神芝内回り2200mの
G1で、その血の力が
活きているのでしょう。

しかも、先週に開幕した
阪神芝は高速馬場でしたが
高速決着に滅法強いのも
キングマンボの特性です。

先週の阪神で芝2200mの
施行はありませんでしたが
牝馬にとっては、かなり
タフなレース条件となる
阪神芝内回り2200mの
G1ですから、ココでも
「キングマンボが走る」
可能性は十分あるのではと
先ヨミしてみたいのです。

 

 

【ポイント2】
しかし
ディープ産駒は侮れない?

 

→今回と同じ阪神2200mで
行われるG1・宝塚記念の
もう1つの血統面の特徴は
「ディープ産駒は
牝馬に限ってよく走る」。

何せ近10年の宝塚記念で
馬券圏に好走した7頭の
ディープ産駒のうち5頭が
牝馬です。

正直なところこの現象の
要因は掴みかねていますが
今年の当レースに何頭か
出走してくるディープ牝馬も
軽視禁物かもしれません。

 

 

【ポイント3】
古馬で穴を狙いたい
レース

→ここからは開催場に
関係の無い話ですので
あえて今年も掲載します。
当レースの大切なキモ。

毎年エリザベス女王杯の
前になると各メディアで
「3歳馬・古馬のどっちが
今年は強い?」と、よく
論じられます。

3歳牝馬のトップ級と
古馬牝馬のトップ級が
ガチンコで交わる
初めてのG1ですから、
両世代間のレベル比較が
難しく、毎年その点が
話題に挙がるワケです。

まず、近10年の馬齢別の
成績から診てください。

 

3歳  複勝率26% 3.4.3.29  
4歳  複勝率25% 6.3.6.45  
5歳  複勝率 8% 1.2.1.48  
6歳上 複勝率 5% 0.1.0.21   

 

このように数字上は
3歳・4歳まったく互角。

しかし。
3歳馬・古馬の
どちらが穴を多く出して
いるか?の視点で診ると
話は変わります。

近10年の当レースで
3着以内に好走した30頭の、
3歳馬・古馬それぞれの
「人気順」内訳を診て
ください。

 

★「3歳馬」の馬券圏好走馬(10頭)
  1・2番人気 6頭    
  3・4番人気 2頭
  5番人気以下 2頭

★「古馬」の馬券圏好走馬(20頭)
  1・2番人気 6頭
  3・4番人気 5頭
  5番人気以下 9頭

 

一目瞭然でしょう。
このように、3歳馬で
馬券圏に好走した馬の
大半が「上位人気」。
5番人気以下で快走した
馬はたった2頭です。

しかし、古馬は逆。
「5番人気以下」の
穴馬の好走が非常に多い。
5番人気以下で快走した
馬が9頭もいます。

つまり、当レースで
妙味を連れてくるのは
大半が古馬なのです。

昨年も、3歳馬で
唯一馬券圏に好走した
ラヴズオンリーユーは
「1番人気」でした。
いっぽう、古馬で
馬券圏に好走した2頭は
「3・7番人気」でした。

エリザベス女王杯に
出てくる3歳馬=直前の
クラシックでの好走馬が
多いため、どうしても
過剰人気になりがち。

逆に古馬牝馬は、直前の
府中牝馬Sなどのレースを
叩き台モードで負けてくる
事も多いですし、もともと
古馬牝馬にはマンネリ感が
漂いますから、ファンも
マスコミも3歳馬のほうに
目を奪われがち。古馬の
ほうに妙味が出ます。

しかしエリザベス女王杯の
3歳馬=その高い人気ほど
走れていないというコト。
逆に古馬牝馬は人気が低い
ワリに走っているのです。

エリザベス女王杯において
3歳馬・古馬のどちらが
強いのか?と聞かれると
答えは「ほぼ互角」。

しかし、
どちらがお買い得?の
答えなら「絶対に古馬」、
となるワケです。

 

 

【ポイント4】
中9週以上の馬が
ほぼ凡走中

 

→近10年(0.0.4.18)。
3着には来ていますが
連対はゼロです。

ちなみにこの「3着には
来た4頭」は、いずれも
2016年以降ですが、
全て3番人気以内でした。
(ミッキークイーン、
モズカッチャン、
ラヴズオンリーユー)

 

 

【ポイント5】
府中牝馬S経由馬が
近年大躍進中

 

→上記【ポイント3・4】と
関連する話になりますが
前走で府中牝馬Sを使って
きた馬が近年好調です。

近10年通算ですと
(4.4.3.52)複勝率17%と
平凡な成績になりますが
近4年だけで診ると8頭の
連対馬のうち、何と7頭が
府中牝馬S経由馬なのです。

しかもその7頭の人気順が
3・12・9・3・9・3・7と
妙味たっぷり。穴党は特に
このステップを踏んできた
古馬に注目です。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。