『福島記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「福島記念」の
穴馬探しをお届けします。

福島記念は
11月15日（日）に
福島芝2000mで行われる
伝統のハンデG3です。

G1レースのウラで
ひっそり行われる
当レース。

しかし、今年も
「らしい」メンバーが
勢揃い。混戦必至です。

さっそく
福島記念で大切な
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
前走「G2凡走からの
巻き返し」狙いが吉？

 

→タイトルどおり。
近10年の当レースの
「前走クラス」別の
成績を診てください。
（新潟施行の11年は除く）

 

G1　　　 複勝率56％　2.1.2.4　　　　
G2　　　 複勝率28％　2.4.5.29　　
G3　　　 複勝率16％　4.1.2.36　　　
オープン　複勝率10％　1.3.1.46
条件級　　複勝率20％　1.1.0.8　　　

 

「G1経由馬」は
出走数じたいが
かなり少ないですが
出走してくれば、
このように走ります。

そして、それ以上に
ここのところ勢いが
あるのが前走G2組。
近3年だけを見ると
馬券圏好走9頭のうち
7頭が該当します。

ちなみに、その7頭の
前走G2での成績は
下記のとおり。

 

・毎日王冠10着〈9番人気〉
・毎日王冠9着〈11番人気〉
・札幌記念9着〈6番人気〉
・オールカマー4着〈5番人気〉
・オールカマー5着〈5番人気〉
・札幌記念9着〈8番人気〉
・オールカマー2着〈3番人気〉

 

つまり、強豪が揃う
毎日王冠などのG2で
さほど人気にならず
着順も良くなかった
「前走履歴がきわめて
平凡だった馬」が、
G3への格落ち出走で
一気に巻き返した、と
いう格好です。

それだけ福島記念の
レースレベルが高くないと
いうことなのでしょうが
ともあれこのパターンに
該当する馬を探すのも
一興なのかもしれません。

 

 

【ポイント2】
外枠不利

 

→まったく面白くない
ハナシですが福島記念は
外枠不利のレースです。

近10年の当レースの
枠別成績を診てください。
（新潟施行の11年は除く）

 

1・2枠　複勝率30％　5.2.5.28　　　　
3・4枠　複勝率15％　3.2.1.34　　
5・6枠　複勝率18％　2.4.1.32　　　
7・8枠　複勝率13％　0.2.3.34　　

 

好走馬30頭のうち、
じつに12頭が1・2枠。

そして、勝った馬は
すべて「5枠から内」。

7・8枠は、10年間で
たった2連対。しかも
その2頭は1・3番人気。

つまり全体的に
「内＞外」の枠傾向で
あり、しかも外枠馬は
連穴を全くあけていない、
ということなのです。

近年は秋開催でも芝の
状態が良い福島コース。
先行して押し切るにせよ
後ろから捲りあがったり
捌いてくるにせよ、
「好枠」発進から道中は
内を進めてくる馬の方に
利があるのでしょう。

 

 

【ポイント3】
3・4歳が極端に強い

 

→近10年の出走全馬の
馬齢別成績を診てください。

 

3歳　　複勝率43％　3.2.1.8
4歳　　複勝率38％　2.2.2.10
5歳　　複勝率14％　2.2.2.37
6歳　　複勝率18％　2.3.2.32
7歳超　複勝率11％　1.1.3.41

 

このように3・4歳の
若い馬が断然優勢です。

若い馬が強い重賞は
けっこうありますが、
ここまで極端なのは
ちょっと珍しい印象。

福島記念の場合、
メンバーが薄いココで
今後のための賞金加算を
目論んでいる若い馬と、
加齢して勢いを失った
状態でローカルに回って
くる高齢馬の目的・勢いの
違いが現れているのかも
しれません。

 

 

【ポイント4】
意外と？
逃げ粘れていない

 

→「逃げた馬」の
近10年成績は（1.0.1.10）。
小回りコースの福島ゆえ
逃げ馬台頭を想起しがちな
レースですが、意外に
逃げ残れていません。

 

 

【ポイント5】
重いハンデを背負った馬が
堅調に走っている

 

→過去10年のハンデ別・
成績を診てください。

 

54キロ以下　 複勝率17％　4.3.3.50
55・56キロ　 複勝率16％　4.4.3.58　56.5含む
57キロ以上　 複勝率31％　2.3.4.20

 

この福島記念は
「ハンデ重賞」ですが
57キロ超を背負った馬の
成績が良いのが特徴です。

近年は、ハンデ戦でも
実力馬に極端に重い
ハンデが付きませんので
実力馬が「ソコソコの
斤量」を味方に好走する
ケースが結構多めですが
福島記念でも、その
傾向が顕著です。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。