『チャレンジC2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チャレンジC」の
穴馬探しをお届けします。

チャレンジCは
12月5日(土)に
阪神芝2000mで行われる
別定G3重賞です。

土曜施行ですので
さっそく当レースの
ポイントを記します。

【ポイント1】
穴は「順調に
使い込んでいる馬」から
狙いたいレース

→2016年まで、この
「冬の開幕週」には
有馬記念の前哨戦として
中京で金鯱賞が行われて
いました。

しかし金鯱賞は3月へ移行。
その代替レースとして
チャレンジCが2017年から
この冬開幕週に繰り上がり
行われています。

そこで、まず(有馬記念の
ステップとして同性質の
レースの)2016年までの
金鯱賞+2017年以降の
チャレンジCで現れている
当傾向からお伝えします。

2014~2016年の
金鯱賞と、2017年~
2019年のチャレンジCで
4番人気以下で馬券圏に
好走した10頭の「前走の
履歴」を診てください。

14年2着馬(4番人気)★▼ 秋天8着    中4週
15年1着馬(5番人気)★  福島記2着 中2週
15年3着馬(4番人気)★▼ アル共4着 中3週
16年1着馬(4番人気)★▼ 秋天15着  中4週
16年2着馬(9番人気)★  準OP4着 中4週
16年3着馬(6番人気)★▼ エリ女6着 中2週
17年2着馬(5番人気)★▼ アル共8着 中3週
18年2着馬(4番人気)★  準OP1着 中6週
18年3着馬(5番人気)★▼ 菊花賞11着 中5週
19年2着馬(8番人気)   小倉記1着 4ケ月ぶり

上記10頭の共通点は2つ。
1つめは今回が休明けで
なく、秋のレースを使って
きてココへ続戦してきた
馬が多いコトです。
10頭中9頭が中6週以下。
(★印)

2つめは、前走の
秋の重賞で馬券圏外に
凡走していた馬が多い
コトです。上記10頭中、
6頭が前走の秋の重賞で
馬券圏外に凡走した馬。
(▼印)

つまり今回が休明けでは
なく直前の「秋の重賞」に
出走したものの好走せず、
(力を使い切っておらず)
余力が残っている馬が
ココへ続戦して穴もあけて
いるコトになります。

有馬記念でもそうですが
競馬カレンダー的に
この時期の芝中長距離の
重賞では、現時点での
「余力量」がカギになる
ことがけっこう多め。

このチャレンジCでも、
むしろ前走でたいした
結果を残さなかった馬=
前走を適当に(?)
済ませてきた馬のほうが、
余力量・上積み度から
今回好走の可能性が高く
なっているのでしょう。

しかも、休明けでなく
前走から短めの間隔で
使われていることで
この時期特有の太め残りの
懸念も低い馬ならなおさら
狙える…というワケです。

【ポイント2】
阪神コースの芝状態に
変化アリ?

→いつもなら当レースは
冬の阪神の「開幕週」に
行われます。キレイな
芝で行われて時計勝負。

しかし今年は違います。
すでに4週使われた芝で
行われます。

その阪神の芝ですが
先週あたりから様相が
変わってきたように
見えます。内が荒れてきて
外からの差しが届くように
なってきました。時計も
掛かってきています。

そんな目下の芝状態を
如実に現しているのが
好走馬の脚質と血統。

先週の阪神芝2000m+
2200m=つまり内回りの
中距離で、3番人気以下で
馬券圏内に好走した4頭の
脚質と血統を診てください。

土曜11R1着 父ル-ラ-シップ 差し 3番人気
土曜11R3着 父ゴールドシップ 差し 7番人気
日曜02R3着 父キングカメハメ 追込 15番人気
日曜07R1着 父シンボリクリス 逃げ 3番人気

血統的には
キングマンボ系2頭、
ステイゴールド系1頭、
ロベルト系1頭と、
タフな系統ばかり。
脚質は差し追込系3頭。

つまり、スタミナや
パワーを存分に備えた
筋の馬が中位後方から
差し込んで配当妙味を
連れてくるようになって
きたワケです。

今週からはさらに
馬場は荒れていきますし
次週末までは引き続き
Aコースが使用されます。
(再来週からBコース)
当傾向は要注視と診ます。

【ポイント3】
関東馬苦戦

→近3年の東西別成績を
診てください。関東馬は
連対ゼロ。複勝率でも
ダブルスコア。地元馬の
厚い壁に台頭を阻まれて
います。

関東馬 複勝率14% 0.0.1.6
関西馬 複勝率29% 3.3.2.20

今年は関東馬が何頭か
参戦する見込みですが、
当欄は関西馬を推奨の
予定です。

【ポイント4】
3歳馬強し

→近3年の馬齢別成績を
診てください。

3歳  複勝率66% 2.0.2.2
4歳  複勝率18% 1.0.1.9
5歳  複勝率25% 0.2.0.6
6歳超 複勝率  9% 0.1.0.10

このように、3歳馬が
年上馬を圧倒。

しかも3歳馬の
「凡走」2頭のうち
1頭は地方馬でしたから、
実質的には(2.0.2.1)、
複勝率80%です。
古馬の層が薄くなりがちな
当レースでは3歳馬の
目下の勢いが通じやすい、
というコトでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。