『京成杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京成杯」の穴馬探しを
お届けします。

京成杯は
1月17日(日)に
中山2000mで行われる
3歳限定のG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、当レースは
会員様への推奨馬が
下記のように好調。

 

15年 クルーガ-     3着 6番人気
16年 ケルフロイデ    2着 7番人気
17年 コマノインパルス  1着 1番人気
18年 ジェネラ-レウ-ノ 1着 1番人気
19年 ランフォザローゼス 2着 2番人気
20年 キングオブドラゴン 5着 8番人気

 

昨年の推奨馬は
惜しくも5着でしたが
ペース負けでしたし、
人気以上の着順に走り
掲示板は確保しましたし
それ以前は5年連続好走。

当欄での「予想法」が
間違っていないと言える
結果ですので、今年も
また近年と同じテーマを
あえて引き続き使いつつ
話を進めていきます。

 

 

 

【ポイント1】
「1周競馬」出走経験が
無い馬では苦しい

→どのメディアも
あまり書いていない
京成杯の「キモ」です。

近7年の好走馬21頭中、
19頭が、京成杯以前に
「トラックを1周する
競馬」にすでに出走した
経験がある馬でした。

昨年も7・6番人気で
1・3着に激走した2頭は
1周競馬出走経験のある
馬でした。

トラック1周競馬=
中山芝1800mや2000m、
阪神京都内回り2000m、
札幌函館芝1800mや
2000mのように
スタンド前の直線から
スタートしてトラックを
クルッと一周するレース。

逆に東京の芝1800mや
2000m、阪神京都の
外回り芝1800mなどは
1周競馬ではありません。

京成杯では、そんな
「1周競馬に出走した
経験が1度もない馬」が
本当によく凡走します。
下記は近7年の対象馬の
全成績。(1.1.0.20)。
人気馬も含まれており、
ヒドい成績です。
昨年も1番人気馬が2着。

 

14年 8着 アルバ  12番人気  
14年10着 ラング  3番人気
15年 7着 オトコ  14番人気
15年12着 イーデ  16番人気 
15年15着 ザイデ  17番人気
16年 4着 アドマ  10番人気
16年10着 マイネ  3番人気
16年13着 ダイチ  12番人気
17年 6着 バリン  9番人気
17年 8着 ニシノ  10番人気
17年14着 サ-ベ  2番人気
17年15着 イブキ  5番人気
18年 5着 サクス  7番人気
18年 6着 ロジテ  9番人気
18年10着 エイム  5番人気
18年12着 ヤマノ  15番人気
18年13着 デルタ  3番人気
19年 1着 ラスト  4番人気
19年12着 ダノン  3番人気
20年 2着 スカイ  1番人気
20年 4着 ビター  4番人気
20年12着 チュウ  12番人気

 

京成杯は小回り内回りを
クルッと1周回ってくる
独特のトラックでの一戦。

やや忙しい流れになる事も
多いですし、年末のG1・
ホープフルSとまた違って
タフな質の上級レースへの
出走経験も少ないような
未完の3歳馬によるG3。

ですから今回と同条件の
1周競馬を経験している
履歴が、京成杯で有効に
なっているのでしょう。

 

 

 

【ポイント2】
「右回り」好走経験が
皆無の馬では苦しい

 

→近7年の好走馬21頭の
うち18頭が、京成杯以前に
既に右回りで3着以内に
好走した事がある馬でした。

逆に、京成杯以前に
左回りでしか3着以内に
好走した実積が無かった
馬は、近7年の京成杯に
26頭が出走しましたが
下記のように(1.2.0.23)。
非常に厳しい状態です。

 

14年 8着 アルバ  12番人気
14年10着 ラング  3番人気
15年 4着 ソール  4番人気
15年 5着 ダノン  11番人気
15年11着 ディア  12番人気
15年13着 コスモ  9番人気
15年17着 ブライ  7番人気
16年10着 マイネ  3番人気
16年14着 カミノ  14番人気
16年15着 アポロ  15番人気
17年 4着 ジュニ  15番人気
17年 6着 バリン  9番人気
17年 8着 ニシノ  10番人気
17年14着 サ-ベ  2番人気
17年15着 イブキ  5番人気
18年 2着 コズミ  2番人気
18年 5着 サクス  7番人気
18年 6着 ロジテ  9番人気
18年10着 エイム  5番人気
18年13着 デルタ  3番人気
18年15着 ギャン  13番人気
19年 1着 ラスト  4番人気
19年12着 ダノン  3番人気
20年 2着 スカイ  1番人気
20年 4着 ビター  4番人気
20年12着 チュウ  12番人気

 

これも【ポイント2】と
理屈は同様です。今回と
よく似たトラックでの
経験の有無が、結果に
直結しているワケです。

 

 

 

【ポイント3】
「1800m以上」での
連対実績が皆無の馬では
苦しい

 

→これも【ポイント1】や
【ポイント2】と同類の話。

近7年の京成杯では
「マイル以下の距離でしか
連対実績がない」馬も、
全く好走できていません。

下記は近7年の京成杯に
出走した「京成杯以前に
マイル以下の距離でしか
連対実績がなかった馬」
11頭の京成杯での成績。
(0.0.0.11)と全滅です。

 

15年 4着 ソール 連対実績は1600mのみ
15年11着 ディア 連対実績は1600mのみ
16年 4着 アドマ 連対実績は1600m以下のみ
16年12着 ブレイ 連対実績は1600m以下のみ
16年15着 アポロ 連対実績は1600mのみ
17年 4着 ジュニ 連対実績は1600m以下のみ
17年 6着 バリン 連対実績は1600mのみ
18年12着 ヤマノ 連対実績は1200mのみ
18年13着 デルタ 連対実績は1600mのみ
19年 7着 マード 連対実績は1600m以下のみ
20年12着 チュウ 連対実績は1600mのみ

 

 

 

【ポイント4】
モ-リス産駒 vs
キングマンボ系?

→2019年~先週までの
中山芝2000m戦での
種牡馬成績を診てください。

 

フランケル    複勝率80% 1.2.1.1
モ-リス     複勝率36% 3.2.0.9
キングカメハメハ 複勝率33% 5.4.4.27
エピファネイア  複勝率33% 4.6.3.27
ル-ラ-シップ  複勝率31% 7.6.8.47
ロードカナロア  複勝率31% 6.2.3.24
ハ-ツクライ   複勝率28% 6.9.8.58
ハ-ビンジャー  複勝率25% 3.5.8.48
キズナ      複勝率17% 2.1.2.24
コールドシップ  複勝率14% 0.6.2.50
ブラックタイド  複勝率12% 0.1.3.31

 

今回の出走予定馬の
父だけを抜粋して
複勝率順に記しましたが
新鋭種牡馬の中では
モ-リス産駒が好調、
キズナ産駒が不調です。

キングカメハメハ・
ル-ラ-シップ・
ロードカナロアの
キングマンボ御三家が
全て複勝率30%超を
マークしているのも
ポイント。さすがは
パワーとスタミナの
バランスが求められる
中山の中距離戦らしい
血統傾向と言えます。

 

 

 

【ポイント5】
「大荒れ」は無い?

→近10年の人気別成績で
8番人気以下の馬は
(0.1.1.74)とほぼ全滅。
「大荒れ」は起こって
いないレースと言えます。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。