『日経新春杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「日経新春杯」の
穴馬探しをお届けします。

日経新春杯は
1月17日(日)に
中京2200mで行われる
伝統の古馬ハンデG2です。

今年は、京都でなく
中京で行われる日経新春杯。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
キングマンボ系が不振の
中京芝2200m戦

 

→今年の当レースの舞台は
中京芝2200mですが、
父キングマンボ系の馬が
あまり、走れていません。

父キングマンボ系の
目下の代表格と言えば
キングカメハメハ・
ルーラーシップですが
前者が昨年~今年で
(0.0.2.8)と連対ナシ。
昨年12月~今年1月も
(0.0.1.5)。

後者も昨年~今年で
(1.1.1.11)と不振。
昨年12月~今年1月も
(1.0.0.5)。

逆に、好調なのは
ハ-ツクライ産駒です。
昨年~今年で
(1.4.2.11)複勝率41%。
昨年12月~今年1月も
(0.3.0.3)と堅調。

大きく分けると
スタミナ&パワーの
バランスがとれた馬が
多いのがキングマンボ系、
スタミナのほうにやや
寄っている馬が多いのが
ハ-ツクライ産駒ですが
最近の中京芝2200mは
スタミナ寄りの素養が
求められている…という
ことなのかもしれません。

 

 

 

【ポイント2】
軽ハンデ馬が
苦戦するレースだったが
ここ数年はやや様変わり

→ここからは、施行場と
関連の薄いデータゆえ
近10年の当レース結果から
お伝えしていきます。

近10年の、ハンデ別の
成績を診てください。

 

57キロ超 複勝率18% 1.0.2.14
56キロ  複勝率35% 2.5.4.20 (56.5キロ含)
55キロ  複勝率24% 4.2.1.22
54キロ  複勝率13% 1.2.0.21
53キロ下 複勝率14% 2.1.3.36 

 

54キロ以下の軽量馬が
明らかに低調です。

当レースに限らず
近年のハンデ重賞では
極端に大きいハンデ差が
つかない傾向が強いため
「力で大きく劣る馬が、
極端な軽ハンデを味方に
一発快走」するケースが
かなり減っています。

近年の当レースでも
実力上位馬が極端に重い
ハンデを背負わないため
力通りに好走できており、
軽ハンデの伏兵の出番が
減っているのでしょう。

ただ、ここ3年に限ると
54キロの馬が2頭、
53キロ以下の馬が4頭も
馬券に絡みました。

ここ数年は、特に
メンバーが弱くなつた
印象もある当レース。

メンバーがあまりに
弱くなると、さすがに
軽ハンデ馬も台頭する
ようになる…という
こなのとかもしれません。

 

 

 

【ポイント3】
ベテラン馬が大不振

→近10年の馬齢別の
成績を診てください。

 

4歳  複勝率39% 8.4.1.20
5歳  複勝率27% 1.4.4.24
6歳  複勝率22% 1.2.5.28
7歳超 複勝率 0% 0.0.0.41

 

なんと4歳馬が近10年で
断トツの8勝をマーク。
若い馬ほど成績が良好で、
7歳超は好走ゼロです。

冬場の端境期の重賞=
ベテラン馬が頑張れる
レースもあるのですが、
このレースに限っては
そのような傾向は全く
現れていません。

 

 

 

【ポイント4】
オープン特別レベルで
既にくすぶっている(?)
馬が苦戦

→当レースは前走で
条件戦を使っていた馬の
アベレージが良好です。

近10年の前走クラス別の
成績を診てください。

 

条件戦  複勝率31% 3.5.3.22
G1重賞 複勝率26% 6.0.1.20
G2重賞 複勝率23% 1.1.4.20
G3重賞 複勝率14% 0.4.1.30
OP特別 複勝率14% 0.0.1.20

 

このように、前走で
条件戦を使っていた馬の
アベレージが最も優秀。

逆に、前走でG3重賞や
OP特別を使っていた馬が
かなり不振です。

つまり、条件戦を
勝ってきたばかりの
勢いある上がり馬なら
通じる事があるものの、
オープン特別やG3を
直近で使っているような
「オープン下層」に
一旦落ち着いた馬が
G2のココに挑んできても
なかなか厳しい、という
ことなのでしょう。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。