『きさらぎ賞2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「きさらぎ賞」の
穴馬探しをお届けします。

昨年12月から続いた
中京開催も、次週で
いよいよ最終週です。

ただ4週間の小休止を
挟み、3月13日から
また開催が始まります。
芝が休まるヒマがない、
今季の中京開催です。

きさらぎ賞は
2月7日(日)に
今年は中京芝2000mに
条件を変更して行われる
3歳重賞です。

さっそく、
今年の当レースの
ポイントを記します。

【ポイント1】
今年は2000mで施行!
強い関西馬にとっては
格好の舞台?

→例年は京都1800mで
行われている当レース。

しかし、中京の芝には
1800mコースの設定が
ありませんので、今年は
2000mで行われます。

2000mといえば
皐月賞と同距離ですし、
左回りといえば
ダービーと同じ回りです。

つまり今年の当レースは
「本気でクラシックを
目指す強い馬」にとって、
格好のステップレースと
なった、というコト。

関西馬にとって、例年は
共同通信杯が「強い馬に
とって格好のステップ戦」
でしたが、今年は東京へ
わざわざ輸送せずとも、
きさらぎ賞in中京が
その役割を担ってくれる、
というワケです。

どうしても東京へ運んで
輸送を経験させたい、
東京コースを経験させたい、
というこだわりさえ無ければ、
今年の当レースは関西馬に
便利な鞍となりました。

ですから、
今年はココに出てくる
「強い関西馬」の層が
厚くなるだろうな…と
思っていましたが
フタを空けてみると
関西馬だけではなく、
(中京施行ということで
輸送至便な)関東馬の
強い面々も複数参戦。
かなり厚めのメンバーに
なりました。

ということで、
ズバリ今年の当レースは
堅めの決着が濃厚では…と
まずはニラんでいます。

【ポイント2】
極端な外差し馬場での
レース

→当欄で何度も記して
いますが中京芝2000m=
スローからのよーいドンに
なるレースが多め。

しかも、スローでも
馬群がタテ長になるため、
ソコソコの位置を取った
うえで、そこから程々の
速い上がり脚でしっかり
「まとめた」馬が
好着順を多く獲ります。

しかし今の中京は内々が
荒廃した馬場。

先週からBコースに
替わった効果もあまり無く、
特に日曜は外差しが
決まっていました。

ですので今年の当レースは
たとえソコソコの位置を
取れなくても、とにかく
上がりで差し脚をしっかり
使ってこれそうな馬を
見繕う策が肝要でしょう。
先行脚一本の単調タイプは
苦しくなるハズです。

【ポイント3】
今年の中京芝2000mで
好走している血統は…

→今年に入ってからの
中京芝2000mにおける
種牡馬成績を診てください。

ノヴェリスト  複勝率100% 1.1.0.0
エピファネイア 複勝率50% 0.1.3.4
ヴィクトワ-ル 複勝率40% 0.1.1.3
モ-リス    複勝率38% 2.0.1.5
オルフェ-ヴル 複勝率38% 0.1.2.5
——————————
ディープインパ 複勝率37% 3.3.1.12
——————————
ドゥラメンテ  複勝率25% 0.1.1.6
キズナ     複勝率17% 1.0.0.5
ロードカナロア 複勝率  0% 0.0.0.5
ハ-ビンジャー 複勝率  0% 0.0.0.3
ゴールドシップ 複勝率  0% 0.0.0.4
リオンディーズ 複勝率  0% 0.0.0.2

相変わらず高水準で
走っているディープは
ともかくとして、その
ディープを複勝率で
上回っている種牡馬が
ノヴェリスト、
エピファネイア、
ヴィクトワ-ルピサ、
モ-リス、そして
オルフェ-ヴル…。
鈍重な面々が揃いました。

それほど、今の中京の
荒廃した芝=力の要る
状況ということでしょう。
分かりやすい成績です。
これらの産駒による
パワー差しが決まる状況、
というイメージ。

【ポイント4】
新馬勝ち直後の馬が
苦戦しているレース

→当項目は、開催場や
距離の変更とは関連性が
薄いテーマですので
近10年のデータから
お伝えします。

近10年の出走全馬の
前走「クラス」別成績を
診てください。

前走で新馬戦を勝った
ばかりの、いわゆる
1戦1勝馬の苦戦が
目につきます。

新馬    複勝率15% 1.1.0.11
未勝利   複勝率45% 0.2.3.6
1勝クラス 複勝率41% 4.7.3.20
オープン  複勝率40% 2.0.0.3
重賞    複勝率25% 3.0.4.21

近年は、当レースの
メンバーレベルが
上がってきましたので
キャリアが極端に少ない
1戦1勝馬では、なにかと
苦しい面が多いという
ことなのかもしれません。

【ポイント5】
ノ-ザンF生産馬の
ためのレース?

→近10年(5.7.3.14)、
なんと複勝率52%。
近年は、ノ-ザン系の
馬がしっかり狙ってきて
結果も出している重賞、
といえますが、今年の
出走馬の面々を鑑みると
今年は尚更…のような
予感もするところです。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。