『東京新聞杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「東京新聞杯」の
穴馬探しをお届けします。

東京新聞杯は
2月7日(日)に
東京のマイルで
行われるG3重賞です。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします

なお、昨年は
シャドウディーヴァを
単独推奨馬に指名。
(2着/6番人気)

昨年に一応の「正解」を
出せたレースですので、
昨年の当考察時に用いた
各項目も引き続き積極的に
使いつつ、ハナシを進めて
いきたいと思います。

 

 

 

【ポイント1】
「中距離重賞」での
好走実積が欲しいレース

→当レースの「キモ」。
近10年の当レースで
馬券に絡んだ30頭のうち
25頭が、下記のように
東京新聞杯の前走までに
「芝1800m以上」で
馬券圏に好走したことが
ある馬でした。

 

11年1着馬 ●
11年2着馬 ○
11年3着馬 ※
12年1着馬
12年2着馬 
12年3着馬 ○
13年1着馬
13年2着馬 ●
13年3着馬 ●
14年1着馬 ●
14年2着馬 ●
14年3着馬 ●
15年1着馬 ※
15年2着馬
15年3着馬 ●
16年1着馬 ●
16年2着馬 ●
16年3着馬 ※
17年1着馬 ○
17年2着馬 ●
17年3着馬 ●
18年1着馬 ●
18年2着馬 ○
18年3着馬 ○
19年1着馬 ●
19年2着馬 ※
19年3着馬 ○
20年1着馬
20年2着馬 ●
20年3着馬 ※

●=芝1800m超の重賞で
  馬券圏好走実績アリ
○=芝1800m超のオープンで
  馬券圏好走実績アリ
※=芝1800m超のレース(条件戦)で
  馬券圏好走実績アリ

 

近年は特に当傾向が
強まっています。
近5年好走馬15頭のうち
14頭に、何らかの印が
つきました。

1800m以上の
「重賞・オープン」での
好走実績を持っていた馬が
多いのも特徴でしょう。
上記30頭中20頭が該当。
(●印+○印)

東京の芝1600m戦=
マイルの距離ぶん以上の
スタミナが必要な舞台と
よく言われますがこの
レースも例外ではない、
ということ。

いや、他レース以上に
傾向が顕著に出ていると
言っていいでしょう。

冬場特有のタフな馬場。
しかもここ数年は特に
メンバーも揃ってきて
いますから中距離重賞で
強靱な実績を持っている
ような馬が、いっそう
走れているという事では
ないでしょうか。

マイル実積よりも、
1800m以上での
実績を要チェック!

当レースの、隠れた
要考察ポイントです。

 

 

 

【ポイント2】
内枠有利のレースだが
先週の東京芝は
外枠天国だった

→先週から開幕した東京。
この2月開催はDコースが
使用されます。

幅員が最も狭い設定の
Dコース=内々を回って
これる逃げ先行馬の
有利が「定説」。

実際に、当レースの
近10年枠別成績を診ても
下記のとおり内枠優勢が
非常に顕著です。

 

1・2枠 複勝率24% 3.3.2.26
3・4枠 複勝率29% 6.3.2.27
5・6枠 複勝率16% 0.3.3.32
7・8枠 複勝率13% 1.1.3.34

 

しかし、先週開幕した
今回の東京の芝は
まったく逆の傾向が
現れていました。
なんと外枠馬が大活躍。

先週の土日に限った
芝の全レースでの
枠別成績は下記のとおり。
明らかに外優勢です。

 

1・2枠 複勝率17% 1.2.2.24
3・4枠 複勝率10% 1.0.2.28
5・6枠 複勝率26% 5.1.3.25
7・8枠 複勝率35% 3.7.3.24

 

今冬の東京の芝は
時計もやたら速いですし、
差しも決まりましたし、
いつもの年と違うという
ことかもしれません。

 

 

 

【ポイント3】
先週の東京芝の
「血統傾向」は…

→先週の東京の芝では
キングマンボ持ちの馬の
好走が目立ちました。

芝1600・1800m戦は
土日で8鞍ありましたが、
馬券圏に好走した24頭中、
実に9頭が「父か母父が
キングマンボ系」という
偏りっぷりでした。

 

(土)05R 1着 母父キングカメハメ 1番人気 
(土)05R 3着  父ラブリーデイ  9番人気
(土)06R 1着  父ロードカナロア 1番人気
(土)06R 2着 母父キングカメハメ 8番人気
(土)12R 3着 父ルーラ-シップ  8番人気
(日)05R 2着 母父キングカメハメ 7番人気
(日)06R 2着  父ロードカナロア 2番人気
(日)09R 2着 父ルーラ-シップ  2番人気
(日)10R 2着 父ルーラ-シップ  1番人気

 

しかも、人気薄での
好走例がけっこう多め。
こういった時は参考に
すべき事象と言えます。

速い時計が出る芝=
キングマンボ持ちの馬の
好走が増える傾向が
ありますが、先週は
まさにその傾向どおりの
結果が出ていた印象です。

 

 

 

【ポイント4】
前走「京都金杯」組が
不振のレースだが…

→近10年(1.2.3.25)、
複勝率19%。ただ、
今年は京都金杯が
中京で行われましたので
「直結性」は例年よりも
あるかもしれません。

 

 

 

【ポイント5】
2~8番人気馬による
レース?

→近10年(1.0.2.7)。
基本的には「穴狙い」が
できるレースです。

とはいえ9番人気以下は
(0.1.1.67)。

つまり、多くの年で
「2~8番人気の馬」で
決着しているレース、と
いうワケです。程々の
穴狙いがベターな策。

 

 

 

【ポイント6】
若い馬ほど
よく走るレース

→近10年の「馬齢別」の
成績を診てください。

 

4歳 複勝率32% 4.4.4.26  
5歳 複勝率28% 2.4.5.29  
6歳 複勝率16% 4.1.0.27
7歳 複勝率 5% 0.1.1.37

 

アベレージは奇麗に
4歳>5歳>6歳>7歳。
タフな質のレースゆえ、
高齢になればなるほど
対応するのに厳しい面が
多いのかもしれません。

 

 

 

【ポイント7】
牝馬の台頭が
多いレース

→近10年の「性別」の
成績を診てください。
牝馬が健闘しています。

 

牝   複勝率38% 4.2.0.10
牡セン 複勝率18% 6.8.10.109

 

今の時期は牝馬重賞も
豊富に組まれるシーズン。
にもかかわらず、あえて
牡馬混合のココへ出てくる=
それだけ勝負気配も高いと
いうコトでしょうし、
牡相手のでも通用の感触を
持てる馬、レース適性の
高い馬を出してきますから
これだけ好走が多くなって
いるのでしょう。

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。