『ファルコンS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ファルコンS」の
穴馬探しをお届けします。

ファルコンSは
3月20日(土)に
中京芝1400mで行われる
3歳限定のG3重賞です。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

 

 

【ポイント1】
ダート実積を持つ馬が
毎年のように好走中

→当レースのキモです。
このファルコンSが
「新・中京コース」の
芝1400mで行なわれる
ようになったのが
2012年から。

今年で10年目を
迎えるワケですが
その2012年以降、
下記のように
当レースではほぼ毎年、
ダート好走実積を持つ馬が
好走しているのです。

 

12年2着 レオンビ(12番人気) ダートで1.2.1.0
13年2着 カシノピ(11番人気) ダートで1.0.0.4
14年4着 ベルルミ(7番人気)  ダートで0.0.1.0
16年3着 シゲルノ(9番人気)  ダートで1.0.1.2
17年3着 メイソン(6番人気)  ダート重賞5着
18年1着 ミスター(3番人気)  ダートで2.2.0.0
19年2着 グルーヴ(3番人気)  ダートで2.0.0.0

 

いちばん右の着度数=
ファルコンS前までの
ダート戦実績ですが、
このようにその時点で
「ダート好走実績」を
持っていた馬が毎年の
ように好走中です。

このような現象が
ここまで現れる芝重賞は
さすがにちょっと珍しい。

ちなみに、昨年は
「ダート好走実績」を
持っていた馬の出走が
ありませんでした。

中京の芝1400m戦は
前傾ラップになりがち。
上がりが掛かります。
当レースも下記のように
例外ではありません。

 

12年 テン34.8 上がり36.8
13年 テン34.9 上がり35.5
14年 テン33.0 上がり36.3
15年 テン34.4 上がり36.9
16年 テン33.3 上がり39.7
17年 テン34.0 上がり35.3
18年 テン34.9 上がり35.5
19年 テン34.2 上がり35.0
20年 テン33.8 上がり35.8

 

上記ラップは「テンから
トバして最後は凌ぎあいに
なるダート短距離戦」の
ラップに近いもの。ゆえに
これほどダート実績馬が
好走しているのでしょう。

この時期の中京特有の
タフな馬場も効いている
可能性はありますが
いずれにせよ、これほど
毎年該当馬が快走して
いますので要注目事象と
言えます。特に今期の
中京の芝はタフな状態。
尚更かもしれません。

 

 

【ポイント2】
前走距離にも要注目

→過去9年の
前走「距離別」の
成績を診てください。
これもちょっと驚き。

 

1200m   複勝率 3% 0.0.1.37
1400m   複勝率19% 4.4.2.43
1600m超  複勝率30% 5.5.6.48

 

このように「前走が
1200mだった馬」の
成績が壊滅状態です。

逆に前走で「マイル超の
距離を使ってきた馬」の
成績が極めて優秀。

ファルコンSはタフな
質のレースですから
直近で1200m戦を
使ってきたような
純スプリンターよりも
長めの距離を直前で
使ってきていたような
スタミナ寄りの馬の方に
「アドバンテ-ジ」が
働くのかもしれません。

 

 

【ポイント3】
外枠馬が低調

→前9年の枠別成績は
下記のとおり。外枠の
低調さが顕著です。

 

10番枠から内 複勝率23% 6.7.8.69
11番枠から外  複勝率 9% 3.2.1.59

 

リニューアル直後は
外枠馬が強かった中京の
芝短距離でしたが近年は
その傾向が薄れており、
普通に内有利&外不利の
傾向が現れています。

 

 

【ポイント4】
逃げ馬の好走がゼロ

→タフなレース質が
響いているのでしょう。
当レースで逃げた馬は
前9年全て下記のように
圏外にツブれています。

 

12年 エクセルシオール 17着
13年 カシノランナウェ 14着
14年 ネロ        8着
15年 セカンドテーブル  9着
16年 ミスキララ    13着
17年 レジーナフォルテ 15着
18年 モズスーパーフレ  5着
19年 スタークォーツ   9着
20年 デンタルバルーン 18着

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。