『毎日杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「毎日杯」の
穴馬探しをお届けします。

毎日杯は
3月27日(土)に
阪神芝1800mで行われる
3歳限定のG3重賞です。

土曜施行の一戦ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
ウッド調教馬天国

→当レースのかくれた
ポイントです。近7年の
最終調教の「コース別」
成績を診てください。

 

ウッド追い 複勝率38% 7.3.4.23
坂路追い  複勝率18% 0.3.4.33

 

このように、
ウッド追いの馬と
坂路追いの馬で成績に
大きな差が出ています。
ウッド追いの馬が
なんと7連勝中!

ウッドでの追いきり=
そもそもの「走る距離」が
坂路追いよりも長いため
テンをゆっくり入ります。
そして末を伸ばします。

そんな、ウッド追いの
「上がり重点」ラップが、
当レースでよく発生する
上がりの速い流れ(後述)と
酷似する点が、当レースで
ウッド追いの馬が極端に
強い要因だと診ています。

要はウッドでの追い切り=
当レースにおいては絶好の
予行演習となっている、と
いうコト。

ともあれ、これほどの差が
ついていますので、そんな
理屈はともかくとしても
ぜひ頭に入れておきたい
ところです。

 

 

【ポイント2】
「速い上がり」を
使える馬を狙いたい

→これも大事なポイント。
毎日杯は毎年、道中が
スローで流れたうえで
ラストに急加速して速い
上がり脚を競う展開です。

極端な言い方をすれば、
上がり脚の優劣「のみ」が
勝敗を決する、と言って
いいほど。

しかも馬群の前後幅が
広がらないうえに直線も
長いですから位置取りは
あまり関係ありません。

よって、前付け策や
待機策など、道中の
ポジションに関係なく
とにかく「直線で速い
上がり脚を出した馬」が
上位入線するのです。

近7年の好走馬21頭の
4角通過順・脚質・
上がり時計・出走馬中の
上がり時計順位を診て
ください。

 

14年1着馬 9番手 差し 34.6 1位
14年2着馬 4番手 先行 34.8 5位
14年3着馬 6番手 差し 34.7 3位
15年1着馬 2番手 先行 34.6 9位
15年2着馬 11番手 追込 34.0 1位
15年3着馬 3番手 先行 34.5 5位
16年1着馬 7番手 差し 32.7 1位
16年2着馬 5番手 先行 33.0 3位
16年3着馬 3番手 先行 33.3 5位
17年1着馬 2番手 先行 34.3 4位
17年2着馬 7番手 差し 34.3 1位
17年3着馬 7番手 差し 34.3 2位
18年1着馬 2番手 先行 33.9 2位
18年2着馬 5番手 先行 34.0 3位
18年3着馬 10番手 差し 33.6 1位
19年1着馬 1番手 逃げ 34.3 5位 
19年2着馬 4番手 先行 34.0 2位 
19年3着馬 10番手 差し 33.9 1位 
20年1着馬 8番手 差し 35.3 1位
20年2着馬 4番手 先行 35.7 2位
20年3着馬 2番手 先行 36.3 4位

 

このように
4角通過位置・脚質は
バラバラ。

しかし上がり時計自体は
みんな速いですし、
上がり順位もみんな
出走馬中で上位。
じつに21頭中20頭が
出走馬中5位以内です。

つまり、位置取りは
全く関係なく、どんな
ポジションからでも
しっかり速い上がり脚を
使った馬が上位を占めて
いることが、これでよく
分かると思うのです。

ですから予想作業時に
留意すべきは出走各馬の
「速い上がりでこれまで
好走してきた実績」の
有無。

実際に、近7年の
好走馬21頭中20頭が、
毎日杯以前にすでに
「最速 or準最速の
上がり時計で勝った」
実績があった馬でした。

これが「毎日杯で
好走する馬」を探す作業の
第一歩となります。

 

 

【ポイント3】
関東馬の勝負気配に
要注意?

→近10年出走馬の
東西所属別・成績を
診てください。

 

関東馬 複勝率33% 3.2.1.12
関西馬 複勝率23% 7.8.9.81

 

このように関東馬が
大奮闘。関東にも
同じような前哨戦が
組まれているにも
かかわらず、あえて
(春にクラシック戦が
行われない)関西に
遠征させて使ってくる
関東馬=何らかの目的・
意志があってココへ
使ってくるというコト。
その勝負気配は無視が
できません。

 

 

【ポイント4】
距離延長馬が不振

→近10年出走馬の
前走からの距離短縮・
延長別成績を診てください。

 

前走から距離延長 複勝率16% 3.3.1.37
その他      複勝率29% 7.7.9.57
(同距離含む)

 

このように、前走から
距離延長してきた馬=
つまり前走でマイル等の
距離を使っていた馬の
成績が低調です。
複勝率はダブルスコアに
近いアベレージ。

つまり、前走で短かめの
距離で「忙しい流れ」で
走ってきた馬が一転、
ユッタリ流れるココで
成績を出せていない、と
いうことになります。

 

 

【ポイント5】
前走「新馬・未勝利戦」
出走馬が不振

→近10年の出走全馬の
前走レース別の成績を
診てください。

 

重賞      複勝率39% 7.5.4.25
オープン    複勝率13% 0.0.1.7
1勝クラス   複勝率24% 3.4.5.38
新馬・未勝利戦 複勝率 4% 0.1.0.22

 

このように
前走重賞馬が他を
アベレージで圧倒。

逆に、前走で新馬戦・
未勝利戦を勝ってきた
ばかりの馬は近10年の
当レースでサッパリです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。