『有望株ステラベローチェと本当に上手い騎手の見分け方!』田中洋平

 

今年のダービー馬はアルアインの全弟、シャフリヤールでした。

 

過去10年で前走毎日杯というローテーションで、

ダービーで馬券に絡んだ馬はゼロ。

 

ということで、

下記の記事に書いた通り、私的には完全にノーマーでした。

 

『エフフォーリアに対抗できるダービー有力候補を発見!』田中洋平

 

まーそれでも、

エフフォーリアに対抗できるダービー候補として挙げた、

ステラベローチェが3着に入ってくれたので良かったです。

 

過去の勝ち馬にダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスと、

3頭のG1馬を輩出している出世レースのサウジアラビアロイヤルカップを勝利。

 

続く朝日杯フューチュリティSは、

NHKマイルカップで1番人気だったグレナディアガーズの2着。

 

そして皐月賞はエフフォーリアの3着と、

世代の一線級と五分の戦いをしてきたのに、ダービーでは単勝40.2倍の9番人気。

 

父親がバゴという地味さの影響か、さっぱり人気が無かったですね。

 

それでも3着に突っ込んできた最後の伸びは見事で、

上がり33秒4というタイムは、

シャフリヤール、エフフォーリアと同じで上がり最速です。

 

この馬も上位2頭とは差がないはず。

 

また同じバゴ産駒であるクロノジェネシスに、

戦績がそっくり。

 

 

ステラベローチェが秋に戴冠できるのか?

 

楽しみにしておきたいと思います。

 

それとダービーの馬場入りをグリーンチャンネルで見ていて、

バジオウの大野拓弥騎手が、ダービー初騎乗とのアナウンス。

 

2014年にスノードラゴンでスプリンターズSを勝っている

G1ジョッキーなのに、初めてなんですね。

 

ノーザン系のクラブ、サンデーレーシング、

キャロットファーム、シルクレーシングの馬には、

ほとんど騎乗していないので、ダービーで乗る機会がなかった。

 

というのも、仕方がないことなのかもしれません。

 

今回も17頭中、12頭がノーザンファーム生産馬ですしね。

 

そんな流れから大野拓弥騎手のウィキペディアを読んでいたのですが、

「デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録」

という記述を発見!

 

最近は岡田スタッドやノルマンディーの馬に乗って、ボチボチ勝っている騎手、

こんなイメージだったので、正直あまりピンと来ない感じ。

 

ということで、TARGETで調べてみました。

 

期間は2018~2020年の3年。

 

単勝万馬券の馬に騎乗して、3着以内に入った回数です。

 

 

木幡育也騎手がダントツですね。

 

単勝万馬券になる馬というのは、

能力的にかなり足りないでしょうから、3着以内に入るのは至難のワザ。

 

かなり色々な工夫や、作戦を考えて乗らないと、

なかなか上位に持って来れないでしょう。

 

こう考えると、

木幡育也、木幡巧也兄弟は考えて乗っているように見えますが、

実は騎乗回数が多いという面があります。

 

単勝万馬券の馬に騎乗する機会が多ければ多いほど、

単勝万馬券の馬を3着以内に持ってこれる機会は多くなる。

 

なんなら、ちょっと展開が向いてしまって、3着以内に残った!

ということも起こりうる訳です。

 

反対に少ない騎乗回数でも、

そこそこ単勝万馬券を3着以内に持って来ている騎手の方が、

上手いのではないか?

 

こう考えました。

 

 

結果が赤文字の騎手たちで、

単勝万馬券馬への騎乗回数が3年で300回以下をシキイにしています。

 

そして赤文字騎手の2021年の成績を調べてみました。

 

勝率8% 連対率16% 複勝率24%

単勝回収率88% 複勝回収率78%

 

これだけではイマイチ凄さが分からないので、

1~3番人気の成績をご覧ください。

 

◆1番人気

勝率39% 連対率54% 複勝率67%

単勝回収率98% 複勝回収率92%

 

◆2番人気

勝率19% 連対率36% 複勝率56%

単勝回収率77% 複勝回収率94%

 

◆3番人気

勝率15% 連対率28% 複勝率45%

単勝回収率84% 複勝回収率82%

 

いかがですか?

 

平均勝率は単勝1番人気が32%、

2番人気が18%、3番人気が13%ほどです。

 

すべて上回っているのが分かります。

 

とくに単勝1番人気の成績と回収率はヤバいですね。

 

単勝万馬券になるような能力の足りない馬ですら、

3着以内に持ってくる上手い騎手は、

1番人気になる能力の高い馬に乗ったら、期待値以上に勝ち負けできる。

 

という検証結果になりました。

 

何かの参考になれば幸いです。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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