『マーメイドS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「マーメイドS」の
穴馬探しをお届けします。

次週から西日本は
阪神開催に戻ります。
次週・次々週の
2週のみの開催です。

マーメイドSは
6月20日に行われる
牝馬限定のG3重賞。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
距離延長馬が好調                          …   

 

→近10年の出走全馬の
前走「距離別」成績は
下記のとおり。

 

距離延長 複勝率23% 7.7.9.78
同距離  複勝率17% 3.2.0.24
距離短縮 複勝率14% 0.1.1.12

 

このように、前走で
短めの距離を使ったうえで
今回、2000mに距離を
延長してきた馬が好調。

同距離を使っていた馬、
距離短縮してきた馬は
不振です。

タフな阪神芝コースゆえ
距離分以上のスタミナが
武器になるイメージも
ありますが、当舞台戦で
必要なのはスタミナよりも
パワーと、内回り向きの
機動力&一瞬の速い脚。

ですから、直近で短めの
距離を使ってきた馬の
高い俊敏性・機動力の
ほうが活きやすいという
ことなのかもしれません。

ともあれハッキリした
傾向が現れていますので
今年も注視しています。

 

 

【ポイント2】
「逃げた馬」が不振

→下記のように近10年で
(0.1.0.9)と不振。

 

11年 12着 ポルカマズルカ
12年 8着 アグネスワルツ 
13年 2着 アグネスワルツ
14年 12着 アイムヒアー
15年 8着 リラヴァティ
16年 14着 シャイニーガール
17年 8着 プリメラアスール
18年 15着 トーセンビクトリー
19年 12着 アドラーダ
20年 4着 ナルハヤ

 

この時期の阪神の芝が
「前有利」になっている
ケースが少ないコト、
展開がもつれるコトが
多い点などが当現象の
要因でしょうか。

 

 

【ポイント3】
とにかく荒れる

→牝馬同士のレース。
しかもハンデ戦。

しかも、じつはこれが
最重要なコトですが
G1ヴィクトリアマイルの
「直後」に行われるため
メンバーがかなり低調。

つまりマ-メイドSは
「荒れる要素」が
満載のレースなのです。

ゆえに、よく荒れます。
近10年の出走全馬の
人気別成績を診てください。

 

1番人気   複勝率40% 2.1.1.6
2番人気   複勝率40% 1.2.1.6
3・4番人気  複勝率15% 1.0.2.17
5・6番人気  複勝率20% 1.0.3.16
7~10番人気 複勝率30% 5.6.2.27
11番人気以下 複勝率 5% 0.1.1.42

 

「7~10番人気」の
アベレージの高さが
目につきます。

当レース近10年の
3着以内好走馬30頭中、
なんと半分の15頭が
「7番人気以下」。

こんな重賞は、
なかなかありません。
とにかく荒れている
重賞レースです。

レースによって
あえて堅く狙ったり
一発穴を狙ったりと
臨機応変」の予想を
モットーとしている
当欄ですが、この
マ-メイドSに限っては
人気馬から堅く狙う
理由が皆無のレースと
言っていいでしょう。
もちろん今年も穴狙い。

 

 

【ポイント4】
軽ハンデ馬の「激走」に
要注意

→当レースは軽ハンデ馬が
よく走るのが特徴です。

当レースは2006年から
ハンデ戦になりましたが
それ以降、51キロ以下の
軽ハンデ馬が、12頭も
馬券圏に好走しています。

昨年も、50キロの
サマーセントが勝ちました。

ドングリの背比べ的な
低調メンバー戦ゆえ、
下級条件で好走してきた
ばかりの軽ハンデ馬、
あるいは前走のオーブンで
凡走した軽ハンデ馬が、
その軽いハンデを活かして
好走できるケースが多いと
いうことなのでしょう。

 

 

【ポイント5】
格が効かないレース

→近10年の出走馬の
前走「グレード」別の
成績を診てください。

 

GI     複勝率23% 0.1.2.10
G2     複勝率57% 1.0.3.3
G3     複勝率11% 0.2.1.24
オープン   複勝率31% 2.2.1.11
3勝クラス  複勝率17% 6.2.2.50
2勝クラス  複勝率25% 1.3.1.15

 

このように、前走で
条件クラスを使ってきた
馬のアベレージが良好。

近10年の好走馬30頭中、
半数の15頭が、前走で
条件クラスを使ってきた
馬なのです!

こんな重賞、ちょっと
他ではお目にかかれません。

近況の格下級のレースで
好走してきた「勢い」を
もって臨んでくる馬でも
狙えるレースと言えます。

 

 

【ポイント6】
栗東坂路追い組の
単穴を要マーク?

→近5年の当レースの
最終調教「場所別」の
成績を診てください。

 

栗東坂路   複勝率23% 4.2.1.24 単回収率154%
栗東Cウッド 複勝率23% 1.1.3.17 単回収率66%
——————————
美浦坂路   複勝率 0% 0.0.0.3
美浦ウッド  複勝率15% 0.1.1.11
——————————
ポリトラック 複勝率33% 0.1.0.2

 

地元の関西馬について
坂路組とウッド組が
着度数では互角ですが
単勝回収率は坂路組が
圧倒。近5年で4勝を
マークし、しかも
その4頭の人気順は
3・6・7・10です。

栗東坂路追いの穴馬が
「単穴」を空けている
レース、と言えます。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。