『上位0.1%の競走馬エリートを見つける方法を再検証』田中洋平

 

約3年前にこのサイトで、

上位0.1%の競走馬エリートを見つける方法という記事を書きました。

 

『上位0.1%の競走馬エリートを見つける方法とは?』田中洋平

 

少しおさらいをすると、

JRAでデビューするのは1世代4400頭くらいで、

その中でわずか6頭。

 

0.1%しか該当しないエリートになる条件がある。

 

それは、デビューから無傷の3連勝を飾った馬。

 

この条件をクリアした馬は、

将来G1を勝利する確率がグッとアップします。

 

という内容の記事でした。

 

実際に当時の世代で該当していた馬たちがこちら。

 

◆2012年産 ⇒ G1馬4頭

パフォーマプロミス(日経新春杯1着)

モーニン(フェブラリーS1着)

ディープジュエリー

キタサンブラック(G1・7勝の怪物)

アルビアーノ(NHKマイル2着、スワンS1着)

クイーンズリング(エリザベス女王杯1着)

サトノクラウン(香港V1着、宝塚記念1着)

キャットコイン

ルージュバック(オークス2着、他重賞3勝)

 

◆2013年産 ⇒ G1馬4頭

マカヒキ(ダービー1着)

シンハライト(オークス1着)

ゴールドドリーム(フェブラリーS1着、チャンピオンズC1着)

サトノダイヤモンド(菊花賞1着、有馬記念1着)

シュウジ(阪神カップ1着)

 

◆2014年産 ⇒ G1馬2頭

ワイルドカード

セダブリランテス(中山金杯1着)

リカビトス

ファンディーナ

レイデオロ(ダービー1着、天皇賞秋1着

ソウルスターリング(オークス1着)

ジューヌエコール(函館スプリントS1着)

 

◆2015年産 ⇒ G1馬3頭

ブラストワンピース(新潟記念1着、有馬記念1着

アンフィトリテ

レイエンダ(エプソムカップ1着)

ダノンプレミアム(弥生賞1着)

ラッキーライラック(エリザベス女王杯連覇、大阪杯1着)

ワグネリアン(ダービー1着)

ミスティックグロウ

レーツェル

 

※1~3戦目の重賞成績は含まず

 

赤文字の部分は、前回書いた後に更新された情報です。

 

ズラリと並んだ馬名を見てもらえれば分かりますが、

かなり高い確率で、G1馬を輩出していることが分かります。

 

つまりデビューから3連勝を飾るのは、至難のワザなのです。

 

あなたが一口馬主をしていたり、

またはPOGの指名馬がデビューから3連勝したら、

かなり期待して良いかと思います。

 

ただこの記事は3年前に書いたものなので、

その後はどうなったのか?を再検証してみましょう。

 

◆2016年産 ⇒ G1馬4頭

サトノダムゼル

ラヴズオンリーユー(オークス1着、QE2世カップ1着)

デアフルーグ

サートゥルナーリア(皐月賞1着)

ダノンキングリー(安田記念1着)

アドマイヤマーズ(朝日杯FS1着、NHKマイルC1着、香港マイル1着)

ファンタジスト

 

◆2017年産 ⇒ G1馬3頭

ヘイルメリー

レイパパレ(大阪杯1着)

デアリングタクト(無敗の牝馬3冠馬)

ルフトシュトローム

サトノインプレッサ

コントレイル(無敗の牡馬3冠馬)

サリオス(毎日王冠1着、ダービー2着など)

レクセランス

レシステンシア(阪急杯1着、高松宮記念2着など)

マイラプソディ

マイネルグリット

 

◆2018年産 ⇒ G1馬2頭

エフフォーリア(皐月賞1着)

ダノンザキッド

ソダシ(阪神JF1着、桜花賞1着)

メイケイエール(チューリップ賞1着)

ヨカヨカ

 

繰り返しになりますが、

デビュー3連勝に含まれるG1勝ちは書いていません。

 

例えば2017年産のサリオスは、

デビュー2連勝で朝日杯FSに挑んで、3連勝を決めました。

 

また2018年産のダノンザキッドも、

2連勝を決めて、3戦目がホープフルSで勝利しています。

 

なぜ含めてないかというと、

3連勝した時点でエリート認定をするから。

 

エリート認定された後に、どれくらい活躍できるか?

と見ているからです。

 

デビューから無傷の3連勝をしたら、

エリートなのでその後は注目に値するということ。

 

しかし中には、

3連勝後にまったく鳴かず飛ばずになる馬もいます。

 

キャットコイン

ファンディーナ

レーツェル

アンフィトリテ

ルフトシュトローム

マイネルグリット

 

これらは3連勝後、

現時点で0勝で、馬券にすら絡めていません。

 

これらのようにその後活躍できない馬、

反対に3連勝後に重賞レベルで活躍できる馬。

 

この2つを見極める方法を公開します。

 

◆2012年産

パフォーマプロミス(日経新春杯1着)

モーニン(フェブラリーS1着)

ディープジュエリー

◎キタサンブラック(G1・7勝の怪物)

◎アルビアーノ(NHKマイル2着、スワンS1着)

◎クイーンズリング(エリザベス女王杯1着)

◎サトノクラウン(香港V1着、宝塚記念1着)

◎キャットコイン

◎ルージュバック(オークス2着、他重賞3勝)

 

◆2013年産

◎マカヒキ(ダービー1着)

◎シンハライト(オークス1着)

ゴールドドリーム(フェブラリーS1着、チャンピオンズC1着)

◎サトノダイヤモンド(菊花賞1着、有馬記念1着)

◎シュウジ(阪神カップ1着)

 

◆2014年産

ワイルドカード

◎セダブリランテス(中山金杯1着)

リカビトス

◎ファンディーナ

◎レイデオロ(ダービー1着、天皇賞秋1着)

◎ソウルスターリング(オークス1着)

◎ジューヌエコール(函館スプリントS1着)

 

◆2015年産

◎ブラストワンピース(新潟記念1着、有馬記念1着)

アンフィトリテ

レイエンダ(エプソムカップ1着)

◎ダノンプレミアム(弥生賞1着)

◎ラッキーライラック(エリザベス女王杯連覇、大阪杯1着)

◎ワグネリアン(ダービー1着)

ミスティックグロウ

レーツェル

 

◆2016年産

サトノダムゼル

ラヴズオンリーユー(オークス1着、QE2世カップ1着)

デアフルーグ

◎サートゥルナーリア(皐月賞1着)

◎ダノンキングリー(安田記念1着)

◎アドマイヤマーズ(朝日杯FS1着、NHKマイルC1着、香港マイル1着)

◎ファンタジスト

 

◆2017年産

ヘイルメリー

レイパパレ(大阪杯1着)

◎デアリングタクト(オークス1着、秋華賞1着)

◎ルフトシュトローム

◎サトノインプレッサ

◎コントレイル(皐月賞1着、ダービー1着、菊花賞1着)

◎サリオス(毎日王冠1着、ダービー2着など)

レクセランス

◎レシステンシア(阪急杯1着、高松宮記念2着など)

◎マイラプソディ

◎マイネルグリット

 

◆2018年産

◎エフフォーリア(皐月賞1着)

◎ダノンザキッド

◎ソダシ(阪神JF1着、桜花賞1着)

◎メイケイエール(チューリップ賞1着)

ヨカヨカ

 

◎印が付いている馬が条件をクリアしている馬で、

それはデビュー3連勝の中に重賞が含まれているかどうか?

 

新馬⇒1勝クラス⇒2勝クラス

 

というように条件戦や2歳戦のオープンクラスを3連勝している馬は、

やはり他とは1枚落ちる印象です。

 

重賞で活躍できる馬は、

デビューから3連勝の中で、重賞勝ちをしている馬。

 

ということになります。

 

今年も2歳新馬がどんどんデビューしていて、

来年のクラシックをどの馬が勝つのか?という楽しみしかありません。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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