『阪神カップ2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神カップ」の
穴馬探しをお届けします。

阪神カップは
12月25日(土)に
阪神の芝1400mで
行われるG2重賞です。

土曜施行ですので
早速、阪神カップの
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

 

 

【ポイント1】
「前走の距離」に
明確な傾向アリ!

→近10年の
「前走距離」別の
成績を診てください。

 

前走から距離短縮 複勝率24% 6.6.7.60
前走と同距離   複勝率12% 2.1.2.36
前走から距離延長 複勝率12% 2.3.1.46

 

このように、前走から
距離を短縮してきた馬の
成績が非常に優秀です。

パワー要素が求められる
タフな当レースですが
距離に関しても、直近で
やや長めの距離を使って
いたような「スタミナも
程々に備えている」馬の
ほうが、当レースに
対応しやすいという
ことなのでしょう。

メンバーレベル、
レースレベルともに
上がった近年は、より
レースの質がシビアに
なったのか、当傾向が
一層顕著に。ここ2年は
下記のように短縮馬が
1~3着を独占中です。

19年1着 グランアレグリア (1番人気)前走1600m
19年2着 フィアーノロマ-ノ(3番人気)前走1600m
19年3着 メイショウショウブ(10番人気)前走2000m
20年1着 ダノンファンタジー(4番人気)前走1800m
20年2着 マルターズディオサ(6番人気)前走2000m
20年3着 インディチャンプ (1番人気)前走1600m

 

 

【ポイント2】
「前走の着順」に
明確な傾向アリ!

→近10年の当レースの
前走着順別の成績を
診てください。

 

前走1着馬   複勝率 5% 1.0.0.20
前走2・3着馬  複勝率35% 1.2.4.13 
前走4・5着馬  複勝率22% 4.1.1.21 
前走6着以下  複勝率15% 4.7.4.88  

 

このように前走1着馬が
きわめて不振です。

当レースは、短距離・
マイルのG1戦線が
落ち着いた後に行われる
一戦ですから、そんな
短距離マイルのG1で
全力で走ってきて
勝ちきってきた馬では、
このレースの段階では
余力に乏しい、という
ことなのでしょう。

また下級クラス戦を
前走で勝ち切ってきた
馬では、単純にレースの
レベル的に厳しくなる
面があるというコト。

つまり、阪神カップは
前走1着馬の好走が
難しくなる「事情」が
あるレース、という
ワケです。前走1着馬は
少し評価を下げたい一戦。

 

 

【ポイント3】
関東馬が大健闘

→近10年の
東西所属別成績は
下記のとおりです。

 

関東馬 複勝率27% 7.4.2.36
関西馬 複勝率14% 3.6.8.106

 

このとおり、関東馬が
非常に好アベレージ。
ほぼダブルスコアです。

この時期の中山には
芝1400mの設定自体が
ありません。ですから
この距離にこだわって
西下してくる関東馬の
勝負気配は強い、という
コトなのでしょうか。

ただ、春の阪急杯も
同じように関東馬が
健闘していますから、
阪神芝1400m重賞=
伝統的に関東馬に合う
レース条件、という
ことなのかもしれません。

 

 

【ポイント4】
とにかく
「パワー血統」を
狙いたいレース

→阪神カップはパワーに
満ちた血統の馬の好走が
非常に多いレースです。

近年の好走馬の
血統を診てください。
まさにパワー天国。

 

13年1着馬
13年2着馬 母父ニジンスキー
13年3着馬 ダンスインザダーク産駒
14年1着馬
14年2着馬 ダイワメジャー産駒
14年3着馬 ダイワメジャー産駒
15年1着馬
15年2着馬 アルデバラン2産駒
15年3着馬 母父キングマンボ
16年1着馬 母父キングマンボ
16年2着馬 母父グレイソヴリン系
16年3着馬
17年1着馬 母父グレイソヴリン系
17年2着馬 アルデバラン2産駒
17年3着馬 母父デピュティミニスター系
18年1着馬 キングヘイロー×グラスワンダー
18年2着馬 母父デピュティミニスター系 
18年3着馬 ダイワメジャー産駒
19年1着馬 母父タピット
19年2着馬 ファストネットロック産駒
19年3着馬 ダイワメジャー産駒
20年1着馬 母父グレイソヴリン系
20年2着馬 母父グランドスラムか
20年3着馬

 

このように
芝のパワー系統、
あるいはダート系統を
含む馬が大半です。

いつも記していますが
阪神芝1400m=淀みなく
流れる非常にタフな舞台。

しかも、阪神カップは
そんな舞台における
「最高格」レースです。
ゆえにレースの質は
なおさらタフ。しかも
冬開催の最終週で馬場は
かなり荒れ気味です。

つまり「パワーが存分に
必要な状況」が揃っている
レースですので、まずは
血統面から既にパワーが
備わっている馬のほうが、
好走しやすいのでしょう。

芝のレースですが
ダート的な馬力もかなり
役に立つレースです。

 

 

【ポイント5】
1番枠の馬が苦戦

→近10年の出走全馬の
枠別成績を診てください。
1番枠の馬が(0.0.1.9)と
全く連対していません。

今年の荒れ馬場なら尚更、
この傾向は意識しておく
べきでは…と診ます。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

◆阪神カップ  【ポイント1/前走から距離短縮馬】
           グレナディアガ-ズ
           ケイデンスコール
           サウンドキアラ
           ソングライン
           デュープロセス
           ベステンダンク
           ホウオウアマゾン
           ラウダシオン
           レインボーフラッグ (以上9頭)

         【ポイント2/前走1着馬 ~軽視馬として~】
           ヴィジュネル
           ソングライン
           ダノンファンタジー (以上3頭)

         【ポイント3/関東馬】
           アストラエンブレム
           セイウンコウセイ
           ソングライン
           ベストアクター (以上4頭)

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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