『もっとも複勝を当てやすいレースで稼げるのか?』田中洋平

 

日曜日の函館9レース、

臥牛山特別を観戦していて、こんなことを思いました。

 

7頭立てのレースだと、複勝は2着までか。

 

この頭数で複勝が3着までだったら、ガンガン当たるもんな。

 

あれ?

 

8頭立てのレースは、複勝が3着までのはず。

 

ということは、

8頭立てのレースは複勝がもっとも当てやすいレースなのでは!

 

ピカーンッ!

 

ひらめきました!

 

7頭立て → 複勝2着まで

8頭立て → 複勝3着まで

 

この違いは大きい。

 

だいたい8頭立てのレースでも、

どう考えても馬券に絡めなそうな馬が1~2頭いる感じですからね。

 

仮に馬券に絡みそうな馬が6頭だと考えたら、

複勝は3着までなので、的中率は50%になる。

 

おぉ!

 

これってスゴイ発見じゃないですか!

 

 

例えばこのレース。

 

単勝242.7倍の3番レイズミ―アップと、

単勝65.3倍、6番のトロピカルヒーローはチャンスが少なそう。

 

残る6頭で馬券に絡みそうな馬を精査すればいいわけです。

 

ここは前走同コースで着差なしの2着、

さらに道中5番手から上がり2位の脚を使った、

単勝3.4倍で2番人気のゴコウサスが、馬券に絡めると判断。

 

結果は↓

 

ゴコウサスは2着で、複勝は110円でした。

 

やっぱり当てやすいので、配当は安くなるんですよね。

 

続いて同日の小倉10レース。

 

 

このレースで削れそうなのは、

単勝130.7倍で8番人気のダイヤモンドダストだけ。

 

4番のロングファイナリ―は、

前走7着ですが、勝ち馬から0.3秒差と侮れない。

 

ここはけっこう難解なんですが、

先行できて決め手もある1番のスキップかなと判断。

 

 

ちーんっ!

 

スキップは7着と大ハズレ。

 

気を取り直して、次のレースを見てみましょう。

 

 

このレースも完全に切れそうなのは、

単勝159.2倍の8着、クリノキングボスだけ。

 

残りの7頭から3着内に入りそうな馬を、1頭探しましょう。

 

断トツ1番人気のブラックブロッサムだと間違いないんでしょうけど、

元返しか、良くて複勝配当110円は確実。

 

さっきのレースを外しているので、ちょっと頑張りたいですよね。

 

3走前に同コースで0.1秒差の3着していて、

前走、前々走も掲示板に載っているマリノアズラ。

 

この馬が堅実そうで良いと判断。

 

 

うーん、2着になったけど複勝130円か…

 

本命サイドの馬を狙っているようじゃ、けっこうキツイですね。

 

8頭立てで当てやすいと言っても、稼ぎやすいわけでは無さそう。

 

5~7番人気で馬券に絡めそうな馬をチョイスして、

その馬の複勝を買う作戦じゃないと、プラスにするのは厳しいかもしれません。

 

ただ8頭立てのレースは、

複勝をもっとも当てやすいのは確かなので、

何かしらの手立てを考えたら、確変レースになる可能性はあるはず。

 

ぜひ研究してみてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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