『強い3歳馬を狙って1勝クラスで稼ぐ方法』田中洋平
日曜日(8/28)の新潟8レース、
8頭立てのうち、3歳馬が3頭出走していました。
①キノトクイーン(4歳)
②モントブレッチア(3歳)
③スマイルオンミー(3歳)
④ルミナスナイト(5歳)
⑤スズノテレサ(3歳)
⑥フローズンカクテル(4歳)
⑦テンナイトパール(6歳)
⑧キタノポケット(5歳)
6月のダービーが終わると、
これまで3歳限定戦で戦っていた3歳馬が、
4歳以上の古馬と一緒に走ることになります。
ただ1勝クラスを勝ち上がることができずに、
ダラダラと1勝クラスに居座っている弱い4歳以上の馬に対して、
フレッシュな3歳馬の方が強いというのは、もはや定説。
また3歳馬は4歳以上の古馬に比べて、
斤量3kg減でレースに出走できるアドバンテージもあります。
これらの理由から、
1勝クラスでは、3歳馬が人気になることがほとんどです。
実際に日曜日の新潟8レースでも、
以下のような人気の順位になっていました。
①スマイルオンミー(3歳)
②スズノテレサ(3歳)
③モントブレッチア(3歳)
④フローズンカクテル(4歳)
⑤テンナイトパール(6歳)
⑥キタノポケット(5歳)
⑦ルミナスナイト(5歳)
⑧キノトクイーン(4歳)
3番人気のモントブレッチアが単勝3.1倍だったのに、
4番人気のフローズンカクテルは単勝12.5倍。
1~3番人気の3歳馬3頭が、圧倒的に抜けている人気になっていました。
まさに3強レースです。
そして結果は以下の通り。
1着 モントブレッチア(3歳)
2着 スマイルオンミー(3歳)
3着 スズノテレサ(3歳)
競馬ファンの予想通り、
3歳馬3頭が、1~3着を独占しました。
この時期の3歳馬は強いという定説どおり、
普通に3歳馬が強かったという、分かりやすいレース結果。
この3頭の3連複の配当は240円と、
8頭立てとはいえ、なかなかの低配当でした。
弱い4歳以上の馬たちと、
フレッシュな3歳馬がかち合うこの時期の1勝クラスは、
3歳馬の独壇場というのがバレているので、普通に買っても儲かりませんね。
ですが、そこをなんとかしよう!
というのが当欄のストロングポイント。
今回もしっかり攻略していきます。
まず1勝クラスの馬齢別の成績を見てみましょう。
勝率などの成績面と、回収率はやはり3歳がトップです。
ちなみに集計期間は、
6月~12月でやっています。
3歳馬も年が明けると4歳になりますし、
強い3歳馬は、年が明ける前に勝ち上がります。
年が明けても1勝クラスに残っている馬は、
弱い4歳馬にランクダウンするという考え方ですね。
では本題に戻ると、
1勝クラスの3歳馬は強いことはバレバレなので、
単勝回収率77%と、やはりベタ買いでは儲かりません。
ということで、
下記の条件を追加します。
・ダート戦のみ
・牡馬、セン馬のみ
・前走6着以下
・今回の単勝オッズが10~99.9倍の馬
ダート戦はパワーが必要なため、
馬体の小さな牝馬は不利、馬体の大きい牡馬、セン馬が有利です。
続いて前走6着以下に絞るのは、
今回人気になりにくい状況なので、配当妙味が生まれます。
今回の単勝オッズが10~99.9倍の馬という条件も同じで、
1勝クラスの3歳馬は過剰人気になりやすいので、
配当妙味の生まれるオッズ帯を狙うという意図です。
これらの条件をクリアした馬の成績は以下の通り。
勝率7% 連対率13% 複勝率19%
単勝回収率130% 複勝回収率92%
このようにプラス回収になります。
わりと簡単にプラスになりますし、
対象となる(該当する)馬も多いので、使い勝手が良いパターンだと思います。
今週末からぜひ注目してみてください。
参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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