『キーンランドC2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「キーンランドC」の
穴馬探しをお届けします。
キーンランドCは
8月28日(日)に
札幌芝1200mで
行われる短距離重賞。
スプリンターズSへの
ステップレースです。
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
UHB賞経由馬が不振
→これが当レースの
最大のポイントです。
近10年(函館開催の
13年除く/11年~)の
当レース出走全馬の
前走別・成績を
診てください。
高松宮記念 複勝率50% 0.0.2.2
CBC賞 複勝率29% 0.2.0.5
函館スプリントS 複勝率24% 4.2.2.25
NHKマイルC 複勝率25% 1.0.0.3
アイビスSD 複勝率13% 1.0.1.13
——————————
UHB賞 複勝率10% 2.2.1.43
このように、前走で
UHB賞を使ってきた
馬が極端に不振です。
UHB賞=2012年以降、
「キーンランドCへの
ステップ戦」として
行われているOP特別。
最重要の前哨戦です。
ところが上記のように
そんな最重要前哨戦・
UHB賞を使ってきた
馬が、キーンランドCで
ダメなのです。
前哨戦のUHB賞と
重賞の当レースでは
メンバーの質や流れが
(シビアさが)大きく
違うこと、特に近年は
キーンランドCの
メンバーのレベルが
上がっているため
前哨戦で好走した
履歴が(レベル的に)
アテにできなくなって
いる事などが、この
不振の要因と診ます。
【ポイント2】
勝ち切れない
今夏のロードカナロア
→今夏の札幌における
芝1200mのレースで
ロードカナロア産駒は
(0.4.1.9)。複勝率は
36%と標準以上ですが
全く勝てていません。
ちなみに昨夏の産駒は
(6.2.2.18)。複勝率は
全く同じ36%でしたが
よく勝ちきっていました。
今夏のタフな札幌の芝と
ロードカナロア産駒が
備えている特性が
少しズレていることで、
この現象が起きている
可能性はありそうです。
昨年は軽めの馬場でした。
【ポイント3】
内枠が大苦戦
→小回りの短距離戦、
しかもシビアな重賞で
内へ馬群が密集する事も
あるためか「1枠馬」の
成績が極端に不振です。
近10年(函館開催の
13年除く/11年~)の
枠別成績は下記のとおり。
まったく馬券に絡めて
いないのは1枠だけです。
1枠 複勝率 0% 0.0.0.17
2枠 複勝率12% 1.0.1.15
3枠 複勝率 5% 0.1.0.18
———————–
4枠 複勝率30% 2.3.1.14
5枠 複勝率20% 0.2.2.16
6枠 複勝率25% 3.1.1.15
7枠 複勝率35% 3.1.3.13
8枠 複勝率25% 1.2.2.15
ただ、2枠3枠の成績も
良くないですので
内枠が全般的に苦戦傾向と
診ていいでしょう。
【ポイント4】
牝馬が強い
→近10年(函館開催の
13年除く/11年~)の
当レースの性別成績は
下記のとおりです。
ダブルスコアで牝馬優勢。
牡セン 複勝率15% 3.6.5.82
牝 複勝率28% 7.4.5.41
元々、牝馬が牡馬と
互角に走れるのが
短距離戦。
しかも当レースは
気性が細やかな牝馬に
とって有難い滞在での
出走が叶うレースですし
夏に強いのも牝馬。
つまり「牝馬が走れる
状況」が数多く揃って
いるレースですので
これほど大きな成績差が
現れているのでしょう。
【ポイント5】
3歳馬が大不振
→軽い斤量の3歳馬は
短距離戦で非常に有利。
これが競馬の定説ですが
当レースに限ると3歳馬の
成績が良くありません。
近10年の(函館開催の
13年除く/11年~)の
当レース出走全馬の
馬齢別成績は下記の通り。
3歳 複勝率17% 2.2.0.19
4歳 複勝率39% 4.3.4.17
5歳 複勝率21% 3.3.3.33
6歳上 複勝率10% 1.2.3.54
前述したように
キーンランドCの
メンバーのレベルが
近年はかなり高いため、
経験不足の3歳馬では
いくら斤量有利でも
厳しいのかもしれません。
【ポイント6】
今夏の
札幌芝1200mで
好調な調教内容は…
→札幌芝1200m戦の
今開催の全出走馬の、
最終調教コース別成績を
診てください。
函館ウッド 複勝率23% 6.4.9.63
函館芝コース 複勝率50% 2.0.1.3
函館ダート 複勝率 0% 0.0.0.2
——————————
札幌芝コース 複勝率25% 1.2.0.9
札幌ダート 複勝率18% 6.8.2.75
このように、
追い切ったコースが
札幌でも函館でも
「芝コース」で
追い切った馬の
複勝率が好況です。
そして、
札幌のダートコースで
追い切った馬が低調。
これは「いつも通りの
札幌の調教傾向」では
ありますが、今開催も
同じような傾向が現れて
いるというコト。
「芝コース」で
追い切った馬を
優先的に評価し、
見当たらなければ
函館ウッド追いの馬を
優先評価。この感覚で
診たいところです。
【ポイント7】
関西馬が断然強い
→近10年の(函館開催の
13年除く/11年~)の
東西所属別の成績は
下記の通り。関西馬が
圧倒しています。
関西馬 複勝率23% 6.9.6.69
関東馬 複勝率15% 4.1.4.52
ただ「6番人気以上」の
穴馬で診れば、馬券圏に
好走した頭数は
関東馬4頭、関西馬4頭。
ですから「穴」を狙う
場合は東西にこだわらず
狙うのが妙策となります。
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
キーンランドC ポイント1・2・5 該当馬
【ポイント1/UHB賞経由馬】 ▼軽視馬として 6頭
ザヴォワールエメ
タイセイアベニール
ビップウインク
マイネルジェロディ
ミニオンペール
ロードマックス
【ポイント2/ロードカナロア産駒】 ▼軽視馬として 2頭
ジュビリーヘッド
レイハリア
【ポイント5/3歳馬】 ▼軽視馬として 2頭
ウインマーベル
トウシンマカオ
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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