『秋華賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「秋華賞」の
穴馬探しをお届けします。

秋華賞は
10月16日(日)に
行われる3歳牝馬G1。

今年も阪神2000mで
行われます。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
ここ数年は
「紫苑S出走の関西馬」が
急台頭中

 

→まずは施行場に
関連性の薄い近10年の
各種データからご紹介。

近10年の秋華賞の
「前走」別の成績を
診てください。

 

ローズS   複勝率20% 3.4.7.56
紫苑S(重賞)複勝率20% 2.4.0.24 ★2016年以降
紫苑S(OP)複勝率 6% 1.0.0.17 ★2015年まで
オークス   複勝率22% 4.0.0.14
3勝クラス  複勝率33% 0.0.1.2
2勝クラス  複勝率17% 0.2.1.15

 

上記のように
2015年までは、
紫苑S組がほぼ
壊滅状態でした。

しかし2016年から
紫苑S組が様変わり。
いきなりヴィブロス・
パールコードの2頭が
ワンツー、2017年も
ディアドラが優勝。
さらに近3年は続けて
紫苑S組が2着快走…。

近年は、紫苑S組の
台頭が明らかに増えて
いるのです。

その要因はもちろん、
2016年から紫苑Sが
重賞に格上げされたから。

紫苑Sのメンバーが
重賞格上げで厚くなり
レースレベルもアップ。
それとともに
「紫苑S(重賞)組」が
秋華賞で走りだしました。
もう秋華賞で紫苑S組は
軽視不可です。

ちなみに、重賞に
格上げ後に好走した
6頭のうち5頭は
「関西馬」。

関西馬なのにあえて
タフな中山へ遠征して
紫苑Sを走り、さらに
秋華賞を走る関西馬=
秋に賭ける勝負度も
タフなレースへの適性も
極めて高く要マークと
いえるのでしょう。

 

 

【ポイント2】
秋華賞で
「勝ちきる」馬に
共通している傾向は…

 

→近10年の秋華賞で
勝った馬10頭中8頭が、
すでに秋華賞を迎える
時点で「G1で1~4着」の
実績を持っていた馬。

荒れるG1と目される
秋華賞ですが「G1馬は
G1好走馬から(出る)」
一応の格は保たれている
レースとは言えるのです。

 

 

【ポイント3】
とにかく「前走結果」が
大切なレース

 

→近10年の秋華賞で
前走5着以下だった馬は
(0.2.2.64)と散々です。
複勝率たった6%。

逆に前走4着以上の馬は
(10.8.8.80)です。
複勝率25%。

とにかく目下の調子が
いちばん大切なコト?と
思わされるデータです。
前走5着以下だった馬は
買うべからず。

ちなみに
「前走5着以下」で
秋華賞に出てくる馬=
以下のどちらかに
該当する馬が大半。

 

 ◆3歳春までに好走を
  繰り返して賞金は
  たっぷり加算済。
  前走の「秋華賞の
  トライアル」などで
  一旦着順を落とすも
  賞金は持っているため
  秋華賞に使ってくる馬

 ◆3歳春までに好走を
  繰り返して賞金は
  たっぷり加算済。
  前走オークスで
  5着以下で敗れた後に
  休養、今回ぶっつけで
  秋華賞に使ってくる馬

 

この2パターンの
どちらかに該当する
「前走5着以下」の馬が
秋華賞では全くダメ、と
いうことなのです。

今年も、まずは
当項目で出走馬を
シンプルに「ふるい」に
かけていと思っています。

 

 

【ポイント4】
距離実績に要注目?

→舞台が阪神でも
「タフな性質」には
変わりない当レース。

むしろ阪神施行の方が
タフさは増す印象です。

ゆえに『これまでに
1800m以上のレースで
勝ったことが一度も無い
マイラー寄りの馬』は
秋華賞では苦しい。

実際に、近10年の
秋華賞でそのような
マイラー然とした馬は
下記のようにあまり
勝っておらず、複勝率も
きわめて低調です。

 

1800m以上のレースで
勝ったことが…
 一度はある 複勝率22% 9.9.9.97
 一度も無い 複勝率 7% 1.1.1.38

 

 

【ポイント5】
阪神施行では
フルゲートの頭数が
変わる

→例年の当レースは
フルゲート18頭ですが、
阪神芝2000mに替わる
昨年・今年はフルゲートが
16頭となっています。

たった2頭の違いでしょ、
と言うなかれ。

この2頭の違いの影響で
昨年はサトノアイ
テーオーラフィット・
ジェラルディーナ・
サトノアイといった
準オープン在籍組=
収得賞金1500万組が
問答無用で除外対象に。

そして今年も同様に
収得賞金1500万組の
半数ほどが除外になる
見込みとなっています。

京都施行時は、例えば
一昨年に2勝クラスを
勝ったばかりだった
収得賞金1500万組の
ソフトフルートが
3着に快走するなど
この組の「勢い」は
決して無視できない
存在なのですが…。

阪神施行の秋華賞では
勢いのある馬の出走が
叶わない可能性もある、
と認識しておく必要は
あります。

 

 

【ポイント6】
昨年の結果から
穴のヒントを探れば…

→阪神施行の昨年は
結局、上位人気馬が
上位着を占めましたが
4着・5着には
10・15番人気馬が奮戦。

この2頭に
阪神施行の秋華賞に
おける「穴」のヒントが
隠されているのかも
しれません。

4着、エイシンヒテン。
5着、スライリ-。
2頭には共通点が
ありました。

それは、2頭とも
「サンデーの3×3」と
いう強めのクロスを
持っていたコトです。

さらに、秋華賞で
逃げるか差すかの
極端な競馬で一定の
結果を出しました。

サンデーの
「3×4」や「4×3」の
クロスを持つ馬には
大物も多いですが
「3×3」に大物は
あまりいません。

性格のキツい血が
色濃く入ると
一発穴も魅力の
「爆発力」は増す
かわりに「安定度」は
揺らぎますが、阪神で
施行されるタフなG1の
ガチンコ一発勝負で、
かつ極端な競馬を施せば
その一か八かの血が
一気に活きて上位に
迫れるチャンスも出て
くるのかもしれません。

 

 

【ポイント7】
最終調教の
強さに注目?

→阪神施行の昨年は
最終調教「馬ナリ」の
馬が1~5着を独占。

ちなみに、昨秋~
今夏の阪神2000mに
出走した全牝馬の
最終調教「強さ別」の
成績は下記のとおり。
やはり「馬ナリ」組が
リードしています。

 

馬ナリ 複勝率22% 6.10.5.73
強め  複勝率18% 1.3.3.32
一杯  複勝率15% 1.5.1.40

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

秋華賞  ポイント1・2・3 該当馬

【ポイント1/紫苑S出走の関西馬】 2頭
  サウンドビバーチェ
  スタニングローズ

【ポイント2/G1で1~4着実績のある馬】 5頭
  ウォーターナピレラ 
  スタニングローズ
  スターズオンアース
  ナミュール
  ピンハイ

【ポイント3/前走5着以下】 ▼軽視馬として 7頭
  ウォーターナピレラ
  エリカヴィータ
  パーソナルハイ
  ビジン
  プレサージュリフト
  メモリーレゾン
  ラブパイロー

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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