『ついに覚醒!永島まなみ騎手が成功スパイラルへ!』田中洋平
あの女性騎手が、ついに覚醒しましたね。
そうです、永島まなみ騎手です。
今をときめく今村聖菜騎手、
女性騎手のパイオニア、藤田菜七子騎手。
そして名伯楽、矢作調教師と、
関西若手のエースである坂井瑠星騎手の元で、
日々研鑽している古川奈穂騎手。
他の3名の女性騎手に比べて、
圧倒的に馬質が悪く、
大きく注目されることがなかった永島まなみ騎手。
以下は、1~5番人気の馬に騎乗した確率↓
今村聖菜騎手(322/159)49%
藤田菜七子騎手(228/44)19%
古川奈穂騎手(156/55)35%
永島まなみ騎手(237/29)12%
期間は2022年1月~8月末までの8カ月間。
永島まなみ騎手は、
1~5番人気に騎乗する機会は、たったの12%しかありません。
しかし、ついに覚醒!です。
1~8月(29回)
9~11月(27回)
今年の8月まで1~5番人気に騎乗した回数が29回に対して、
9~11月に騎乗したのは27回。
たったの3カ月弱で、1~8月の騎乗数にせまる勢い。
どうやら下半身中心の肉体改造をしたみたいで、
かなり馬を追えるようになったようです。
また騎手になって2年目で、
落ち着いて周りが見えるようになったのもあるでしょう。
今村聖菜騎手47勝
永島まなみ騎手17勝
古川奈穂騎手9勝、
藤田菜七子騎手7勝
2022年の現時点で、
女性騎手の中で2位を独走中。
もともと人気薄の馬に騎乗して、
馬券に絡むことで、一部では「穴党の味方」と言われていた騎手ですからね。
有力馬に騎乗したら、
それなりの結果を出すのは当然ちゃ当然。
◆永島まなみ騎手×1~5番人気
勝率22% 連対率33% 複勝率52%
単勝回収率143% 複勝回収率101%
期間は2022年9月~11月。
人気サイドの馬で回収率100%超えですから、
ファンの期待以上の成績を残しているという証明ですね。
こうなってくると厩舎サイドの信頼を獲得できるので、
よりいい馬が集まって、さらに結果が出れば、またいい馬が集まる。
まさに成功へのスパイラルに入ったと言えるでしょう。
また永島まなみ騎手はベタ買いでも
単勝回収率が138%ありますが、
前走逃げていた馬に騎乗すると、単勝回収率213%!
2022年の成績は以下の通り。
勝率17% 連対率23% 複勝率26%
単勝回収率213% 複勝回収率97%
まだ4kg減のアドバンテージがあることも要因のひとつだと思いますが、
逃げてペースをコントロールする能力にも長けているのかもしれません。
もともと能力があったのに乗り馬に恵まれなかっただけ。
だから能力的に覚醒!ではなく、
良い馬を集める能力の方が覚醒!したと言った方が正しいかもしれません。
これからどんどん躍進していくことは、間違いなし。
と私は考えています。
ちょうど3カ月前に書いた騎手があるので、
あわせてご覧ください↓
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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