『シンザン記念のライトクオンタムは出世できるのか?』田中洋平
今年一発目の更新です。
あけましておめでとうございます。
まーすでに競馬開催が4日間あったので
今さら感がありますが、今年もよろしくお願いします。
さて毎年思う、
こんなに年始に開催を詰め込まなくてもいいのにな…
という年始の4日間の開催。
中山金杯、京都金杯、シンザン記念、フェアリーSと、
平地の重賞が4つありましたが、
やはり注目は出世レースのシンザン記念でしょう。
過去10年の勝ち馬↓
エーシントップ(ニュージーランドT)
ミッキーアイル(NHKマイルC,マイルCS)
グァンチャーレ(マイラーズC・2着)
ロジクライ(富士S)
キョウヘイ
アーモンドアイ(牝馬3冠、JC2連覇、天皇賞・秋2連覇など)
ヴァルディゼール
サンクテュエール(福島牝馬S・3着)
ピクシーナイト(スプリンターズS)
マテンロウオリオン(NHKマイルC・2着)
アーモンドアイだけ突出していますが、
ミッキーアイルとピクシーナイトは、
シンザン記念勝利後にG1を制覇しています。
昨年のマテンロウオリオンも、
NHKマイルカップはクビ差で惜しかったですね。
あとはG2、G3レベルで勝ち負けできる馬が5頭、
重賞勝ちのないキョウヘイとヴァルディゼールも、
後にオープンクラスのレースは勝利しています。
当たりハズレはありますが、
やはりシンザン記念は出世レースと言って良さそう。
では今年勝利したライトクオンタムは出世するのか?
今年はめずらしく7頭立ての少頭数レースだったので、
やや手薄感は否めませんが、出世できそうなデータをお見せします。
それはシンザン記念の着差。
アーモンドアイ(0.3秒差)
ピクシーナイト(0.2秒差)
キョウヘイ(0.2秒差)
ミッキーアイル(0.1秒差)
以下0.0秒差↓
マテンロウオリオン
サンクテュエール
ヴァルディゼール
ロジクライ
グァンチャーレ
エーシントップ
2着馬と0.0秒差とはクビ差やハナ差なので、
接戦でシンザン記念を制した馬たち。
反対に0.1秒差以上は、
半馬身差以上なので、やや余裕をもって勝利した馬たち。
顔ぶれをみると、
アーモンドアイ、ミッキーアイル、ピクシーナイトと、
キョウヘイ以外は、みんな後のG1馬です。
では今年のライトクオンタムは?というと、
2着のペースセッティングに0.2秒差の差し切り勝ち。
鞍上が武豊騎手だったのもありますが、
直線であまりガシガシと追われてない感じで、
ムチ数発でグイっと伸びてきたレース内容でしたね。
まだ余裕がある印象。
シンザン記念の時点で428kgと、
馬格が無いのがやや懸念材料ではありますが。
あとは、このまま桜花賞に直行かもしれませんが、
まだ多頭数のレースを経験していないので、
どこかで一度使った方が盤石な気もします。
まーとにかく、
ディープインパクトの最後の世代ということで、先々も期待をしたくなりますね。
注目です。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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