『根岸S2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「根岸S」の
穴馬探しを
お届けします。
関東地区の開催は
次週末から
東京に移ります。
フェブラリーSまで
4週間の短期開催。
根岸Sは
1月29日(日)に
東京ダート1400mで
行われるダート重賞。
2月19日のダートG1、
フェブラリーSの
前哨戦です。
早速、根岸Sの
ポイントを幾つか
お伝えしましょう。
【ポイント1】
とにかく
距離短縮組が
圧倒的に強い
→根岸Sは、前走から
距離短縮してきた馬の
成績が非常に良好です。
近10年の
前走距離別・全成績を
診てください。
前走1200m 複勝率11% 2.2.1.41
前走1400m 複勝率16% 2.5.4.57
前走1500m超 複勝率33% 6.3.5.28
このように、
前走の距離が
長かった馬ほど
キレイに好成績。
根岸Sはテンから速く
流れるタフな質の
レースですから
前走で長めの距離を
走ってきたような、
一定のスタミナ量を
備えている馬のほうに
利が働いているのかも
しれません。
【ポイント2】
近走で「差して好走」
した馬を狙うべき
→近5年の当レースで
馬券圏に好走した
全15頭のうち9頭が
4角「8番手」より
後ろの位置から
差してきた馬でした。
しかも、
その「差して好走した
9頭」は下記のように
すべて、直近2走の
どちらかで4角9番手より
後ろから差して掲示板に
走った馬だったのです。
◆近5年の根岸Sで
「差して好走した9頭」の、
前走or前々走での
差し好走実績
18年 1着 ノンコノユメ 前々走/4角10番手4着
18年 2着 サンライズノヴァ 前走/3角11番手マクリ2着
18年 3着 カフジテイク 前々走/4角16番手5着
19年 3着 クインズサターン 前走/4角11番手3着
20年 1着 モズアスコット 前々走/4角09番手3着
20年 3着 スマートアヴァロン 前走/4角11番手2着
21年 1着 レッドルゼル 前走/4角10番手1着
21年 2着 ワンダーリーデル 前走/4角11番手4着
22年 3着 タガノビューティー 前走/4角09番手3着
つまり根岸Sは
近2走のどちらかで
「4角9番手より
後ろの位置から差して
好走した」履歴がの
有無のチェック作業が
とても有用というコト。
「ダート1200mが
ベスト」の馬も集う
東京ダート1400mで
行われる唯一の
重賞レースですから、
テンからどうしても
速く流れます。つまり
差し追込組の末脚が
届きやすい流れになる
年が多いため当傾向が
現れているのでしょう。
ですので当レースで
「逃げた馬」は当然不振。
近10年(0.0.0.10)と
全滅です。
【ポイント3】
速すぎる調教タイムに
ご用心?
→近5年の出走全馬の
「最終調教での
4ハロン時計」別の
成績を診てください。
51.9秒以下 複勝率13% 0.1.1.14
52秒台 複勝率18% 2.1.0.14
53秒台 複勝率25% 1.2.2.15
54秒台以上 複勝率21% 2.1.2.19
珍現象?必然の現象?
上記のように時計が
51.9秒よりも速かった
「すごく速い時計の
最終調教を敢行した」
馬が、複勝率比較で
なんとワーストです。
最終調教での
時計の「速さ」が何の
役にも立っていないと
言えますし、速い時計で
追い切った「疲れ」が
実戦で響きやすいレースと
いうコトかもしれません。
しかも51.9秒以下の
好走2頭は共に人気馬。
調教の「時計評価」で
穴は見つけられない
一戦とも言えましょう。
【ポイント4】
短すぎるレース間隔にも
ご用心?
→近5年の出走全馬の
「前走からの
レース間隔」別の
成績を診てください。
中2週以下 複勝率 5% 0.0.1.18
中3~7週 複勝率28% 4.3.4.29
中8週以上 複勝率16% 1.2.0.16
とにかくレース間隔が
短かった馬の不調が
目につきます。
本来は「頑強」な
ダート馬ですから
レース間隔が短くても
大丈夫なハズですが…。
この根岸Sにおいて
「中2週以下」という
ことは、前走=
正月明けに出走したと
いうコト。
つまり、前走は
(馬に負担がかかる)
変則日程下での調整で
出走したワケです。
下級条件ならともかく
オープン馬だけに、
その「次走」の根岸Sで
影響が出ている…と
いうコトでは?と診て
います。
ともあれ、ここまで
ハッキリとした傾向が
現れていますので
今年も留意します。
【ポイント5】
米国産馬が
よく走るレース
→左回り・ダート・
短距離ですから
必然ではありますが
米国産馬が近10年で
(4.3.0.15)、
連対率32%もあります。
【ポイント6】
速い上がりを
使えないと苦しい
→【ポイント2】で
記したように根岸Sは
ダートにしては珍しい
差し勝負レースです。
かつ直線の長い東京。
ですから当レースは
ダートでは珍しい
上がり勝負になります。
近10年の根岸Sにおける
「上がり3F」順位別の
成績を診てください。
説明不要、傾向明白。
上がり1位 複勝率82% 4.2.3.2
上がり2位 複勝率70% 4.1.2.3
上がり3位 複勝率40% 2.1.1.6
上がり4位以下 複勝率 8% 0.6.4.115
ですので最近のレースで
速い上がり脚をしっかり
使えていた馬が当然、
狙いどころとなります。
【ポイント7】
関東馬が
全く好走していない
→近10年の根岸Sの
東西所属別・成績を
診てください。
関西馬 複勝率20% 9.10.10.910
関東馬 複勝率 4% 1.0.0.26
地方馬 複勝率 0% 0.0.0.11
関西馬が優勢な重賞は
多いですが、これほど
極端に関東馬が不振の
レースも珍しい。
何せ近10年で関東馬が
たった1頭しか馬券に
絡んでいません。
(18年ノンコノユメ)
もともとダート短距離=
他ジャンル以上に西が
強い分野ですが、しかも
ダート1400m戦が西の
各場で行なわれている
コトで、関西ダート馬に
とって殆ど根幹距離の
ような存在になっている
コトも、当レースでこの
傾向が現れている遠因の
一つと診ています。
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
根岸S ポイント4・5該当馬
【ポイント4/中2週以下】 ▼軽視馬として 4頭
ケンシンコウ
コパノマーキュリー
セキフウ
バトルクライ
【ポイント5/米国産馬】 4頭
エアアルマス
オーロラテソーロ
ジャスパープリンス
レモンポップ
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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