『ディープインパクト産駒が躍動するのはこの条件だ!』田中洋平

 

ディープインパクトのラストクロップである

ライトクオンタムがシンザン記念を制したのは記憶に新しいところ。

 

ディープインパクト産駒の特徴は、

類まれな瞬発力と、操作性の良さと言われています。

 

そんなディープインパクト産駒が、躍動する場所があります。

 

どこだと思いますか?

 

そう、障害レースです。

 

先週日曜日の小倉4レース、

障害の未勝利戦で、ディープインパクト産駒がワンツーフィニッシュでした。

 

1着 リアム(ディープインパクト産駒)

2着 メリディアンローグ(ディープインパクト産駒)

3着 アランデル(ハービンジャー産駒)

 

平地競走でバツグンに強かったディープインパクト産駒が、

障害競走で強いのも、当たり前といえば当たり前かもしれません。

 

もともとの身体能力が高いのですから、

あまりメジャーではない血統の馬に負けるのは考えにくい。

 

このような仮説を立てることができそうですね。

 

ということで、

メジャーな種牡馬の障害戦の成績を見てみましょう。

 

期間は2021~2022年の2年間。

 

◆ディープインパクト

勝率11% 連対率29% 複勝率42%

単勝回収率72% 複勝回収率97%

 

◆ハーツクライ

勝率15% 連対率28% 複勝率41%

単勝回収率116% 複勝回収率110%

 

◆ダイワメジャー

勝率14% 連対率25% 複勝率30%

単勝回収率78% 複勝回収率106%

 

◆ステイゴールド

勝率15% 連対率30% 複勝率26%

単勝回収率69% 複勝回収率106%

 

◆キングカメハメハ

勝率14% 連対率17% 複勝率30%

単勝回収率177% 複勝回収率73%

 

この辺がサンデーサイレンスの直仔の種牡馬と、

ディープインパクトと双璧だったキングカメハメハの産駒です。

 

ディープ産駒はギリギリ100%を超えませんが、

他は単勝回収率か複勝回収率のどちらかが、100%を超えています。

 

なんか、簡単ですよね。

 

障害戦は馬券を買うファンが直近の成績を重視していて、

血統にあまり注目していないのかもしれません。

 

では次に、もうひとつ下の世代の種牡馬を見てみましょう。

 

『ディープインパクト系の種牡馬』

◆キズナ

勝率10% 連対率16% 複勝率33%

単勝回収率31% 複勝回収率150%

 

『ステイゴールド系の種牡馬』

◆オルフェーヴル

勝率11% 連対率23% 複勝率31%

単勝回収率114% 複勝回収率69%

 

◆フェノーメノ

勝率13% 連対率21% 複勝率33%

単勝回収率381% 複勝回収率112%

 

◆ドリームジャーニー

勝率12% 連対率24% 複勝率32%

単勝回収率99% 複勝回収率126%

 

『キングカメハメハ系の種牡馬』

◆ロードカナロア

勝率14% 連対率20% 複勝率29%

単勝回収率89% 複勝回収率54%

 

◆ルーラーシップ

勝率14% 連対率18% 複勝率30%

単勝回収率91% 複勝回収率69%

 

キンカメ系のロードカナロアとルーラーシップは

回収率100%を超えませんが、そこそこの水準を保っています。

 

それ以外のキズナ、オルフェーヴル、フェノーメノ、

ドリームジャーニーの産駒は、回収率が100%を超えています。

 

これだけメジャーな血統でも、

ポコポコと回収率100%を超えるということは、

やはり障害戦であまり血統が重視されていない。

 

となりますね。

 

障害戦はダート血統よりも、

芝でバリバリと活躍している血統の方が狙い目になりそう。

 

また中央の4場、

東京、中山、京都、阪神は最後の直線はダートを使います。

 

反対にローカルの4場、

新潟、福島、中京、小倉は最後の直線は芝。

 

どちらの方が、芝のメジャー血統が活躍しそうかは、簡単ですよね。

 

さらにそのローカル4場の中でも、

新潟と中京はコースの形状から平地力が活きるコース。

 

福島、小倉は平地競走と同じく、

小回りなので障害戦でも器用さが求められるコースなのです。

 

平地力が活きる新潟と中京では、

ディープインパクト系と、キングカメハメハ系の産駒が活躍。

 

器用さが求められる福島と小倉では、

ステイゴールド系の産駒が活躍といった感じですね。

 

この辺は平地競走と同じイメージです。

 

障害戦はライバルが少ないので、

ちょっと深堀すれば、興味深いデータを見つけることができます。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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