『ついに覚醒か!G1ジョッキー菱田裕二騎手の買い方!』田中洋平

2024年4月28日の京都11レース、
天皇賞・春はテーオーロイヤルが勝利。
主戦を任されていた菱田裕二騎手は、
G1ジョッキーの仲間入りを果たしました。
そのおかげで、
乗り馬の質が一気にアップしてウハウハ状態か?
と思って調べてみたら…
2024年1~4月 平均8.1番人気
2024年5~7月 平均8.4番人気
逆に下がっとるやないかーい!
G1ジョッキーの仲間入りをした後の方が、
乗り馬の質が落ちていました。
菱田裕二騎手の2024年の成績です。
勝率6% 連対率13% 複勝率22%
単勝回収率48% 複勝回収率84%
複勝の回収率は悪くないですが、
単勝回収率は、ちょっと厳しい数字ですね。
昨年は35勝で、
リーディング34位ですから、
成績の悪いポンコツ騎手ではありません。
しかし人気で勝ち切れないことが多いのか、
単勝では狙いにくい騎手なのかもしれません。
ということで、
人気サイドの馬に乗った場合を、
天皇賞・春以前と、以降で調べてみました。
◆2024年1~4月 1~3番人気
勝率21% 連対率38% 複勝率55%
単勝回収率75% 複勝回収率86%
◆2024年5~7月 1~3番人気
勝率32% 連対率55% 複勝率64%
単勝回収率139% 複勝回収率104%
おぉ!
別人レベルの成績じゃないですか!
きっとテーオーロイヤルで、
G1を制したことで、自信がついたのでしょうね。
さらに天皇賞・春以前と、
それ以降の社台系に騎乗した際の成績も見てみましょう。
◆2024年1~4月
ノーザンファーム(18回)
勝率6% 連対率11% 複勝率17%
単勝回収率49% 複勝回収率91%
社台ファーム(11回)
勝率0% 連対率0% 複勝率27%
単勝回収率0% 複勝回収率141%
◆2024年5~7月
ノーザンファーム(18回)
勝率6% 連対率11% 複勝率11%
単勝回収率162% 複勝回収率89%
社台ファーム(19回)
勝率16% 連対率16% 複勝率26%
単勝回収率130% 複勝回収率63%
注目すべきは、
社台系の馬に騎乗している回数です。
1~4月の4か月間で社台ノーザン合わせて、
29回だけだったところを、
5~7月の2か月半で37回も騎乗しています。
G1ジョッキーになったことで、
社台系の馬が、そこそこ回ってきているのかもしれません。
さらに単勝回収率が100%を超えているということは、
人気以上に馬を走らせている証拠。
そこそこの社台系の馬が回ってくる。
その馬で結果を出す。
すると、もっと良い社台系の馬が回ってくる。
その馬で結果を出す。
という好循環の入り口なのかも。
いよいよ菱田裕二騎手が覚醒!
楽しみに今後を見守りましょう!
投稿者プロフィール

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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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