『TVh賞2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「TVh賞」の
穴馬探しを
お届けします。

次週から
北海道での競馬は、
舞台が札幌へ。
9月3日(日)まで
7週14日の開催です。

TVh賞は、
その開幕週の
土曜メーンとして
行われる芝1200mの
3勝クラス戦です。

今週末は
重賞施行が中京記念の
1クラのみですので
土曜札幌の当レースの
展望もお届けします。

さっそく、
TVh賞のポイントを
お伝えします。

 

 

【ポイント1】
「裏函」組に注目

→【ポイント1~4】は
札幌芝1200m戦の
近2年の全レース通算の
データでお送りします。

当レースに限らず
札幌芝1200m全般の
傾向として活用下さい。

近2年の
札幌芝1200mにおける、
調教コース別の成績を
診てください。

 

札幌芝   複勝率23% 6.11.7.82
札幌ダート 複勝率19% 27.25.24.333
———————————-
函館芝   複勝率29% 3.0.1.10 
函館ダート 複勝率 0% 0.0.0.9
函館ウッド 複勝率28% 15.16.17.126

 

「裏函」と呼ばれる
函館競馬場に滞在、
函館のウッドなどで
追い切った馬の成績が
好況です。

札幌開催中なのに
函館に滞在する理由=
函館の環境の良さと、
ウッドチップコースを
備えているからですが
その「効果」が非常に
明確に現れている印象。
気性がトンがった馬が
多い短距離戦出走馬の
データゆえ尚更です。

逆に、脚元に負担が
かかると言われている
札幌ダートコースで
追い切った馬は低調。
全レース通算でこれほど
成績差がありますので、
流石に無視できません。

 

 

【ポイント2】
あえて外枠馬の
妙味に要注目?

→近2年の
札幌芝1200mにおける、
枠別成績は下記の通り。

 

01~02番 複勝率22% 7.5.13.89
03~04番 複勝率25% 5.13.11.85
05~06番 複勝率18% 9.9.2.94
07~08番 複勝率21% 7.8.9.90
09~10番 複勝率12% 7.2.3.92
11~12番 複勝率22% 8.10.3.74
13~14番 複勝率20% 6.6.5.70
15~16番 複勝率33% 8.4.11.46

 

このように、特に
内枠有利という
ワケではありません。

その時々の馬場状況、
天候により枠の傾向は
刻々変わりますので
臨機応変に診たいですが
トータルで見れば
内外イーブンです。

それよりも要注目は
下記のアベレージ。

 

01~02番 複勝回収率78%
03~04番 複勝回収率76%
05~06番 複勝回収率49%
07~08番 複勝回収率68%
09~10番 複勝回収率30%
11~12番 複勝回収率66%
13~14番 複勝回収率121%
15~16番 複勝回収率169%

 

このように、外枠の
「複勝回収率」が
すごく優秀なのです。

小回りの札幌、かつ
短距離戦なので外枠=
厳しいだろうと思って
いるファンが多いため
札幌芝1200m戦に
おける外枠馬は総じて、
馬の実力ほど売れて
いない、というコト。

ですから、あくまで
「妙味優先」で
考えるなら外枠の
人気薄に着目するのが
妙手の舞台と言えます。

 

 

【ポイント3】
前走1500m超からの
距離短縮組は苦しい

→近2年の
札幌芝1200mにおける、
距離変更別の成績は
下記の通り。

 

前走1500m超から短縮 複勝率14% 7.4.2.83
前走1400mから短縮  複勝率36% 4.7.10.38
前走と同距離     複勝率20% 35.36.34.415
前走から距離延長   複勝率20% 5.3.5.52

 

このように、
「距離短縮」組の
明暗がクッキリ。

前走1400mから
短縮してきた馬は
非情に好成績です。
しかし1500m超から
短縮してきた馬は
振るいません。

1400m=一気に
走り抜けるレースと
しては「最長距離」と
言われるタフな距離。
札幌芝1200m戦も
洋芝+ハイペースで
タフな質のレースに
なる事が多いですから、
1400mからの短縮組が
これだけハバを利かせて
いるのでしょう。ただ、
1500mを超えると
流石に「ジャンル」が
違い過ぎて対応至難、と
いうことになります。

 

 

【ポイント4】
前走で逃げた馬が
強いコース

→近2年の
札幌芝1200mにおける、
前走・4角位置取り別の
成績は下記の通り。

 

先頭    複勝率28% 4.4.9.43
2番手   複勝率25% 10.9.4.70
3番手   複勝率23% 7.7.4.59
4~5番手  複勝率26% 6.11.8.73
6~8番手  複勝率21% 15.8.11.131
9番手以下 複勝率13% 8.8.13.191     

 

この種のデータは
普通、前走2番手馬の
数値がいいものですが
札幌芝1200mは少し
違い前走4角先頭馬の
成績がも最も優秀です。
次いで4~5番手の馬。

他舞台と比べて
逃げ・好位差しが
効いている印象です。

しかも、今回の
しらかばSは
札幌の「開幕週」の
施行ですから、より
逃げそうな馬に利が
働く可能性はあります。

 

 

【ポイント5】
TVh賞の穴馬の
資格は…

 

→当レースは
2020年+2022年に
しらかばSの名称で
行われました。
(今回と同条件の
7月の札幌開幕日の
3勝級の芝1200m戦)

その2年間で、なんと
2ケタ人気の穴馬が
3頭も激走しています。

 

20年2着 ファイブフォース  10人気
20年3着 ショウナンアリアナ 13人気 
22年1着 ミニオンベール   11人気

 

この
大穴トリオ3頭には
共通項がありました。
それは下記の5点。

 

◆牝馬
◆前走が函館芝1200m
◆前走が1着馬と0秒6以内
◆前走から中5週以内
◆最終調教が「馬ナリ」

 

たとえば、昨年の
ミニオンベールは、
前走9着で人気を
落としていましたが
1着馬との時計差は
わずか0秒2でした。

たとえ前走着順が
大きくとも、着差が
小さければチャンスは
残っているのです。

また、3頭とも
牝馬だった点も
夏だけに偶然とは
思えません。

ともあれ上記項目に
当てはまる馬がいれば
穴候補として一考も
アリでしょう。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
TVh賞  ポイント4・5 該当馬

【ポイント4/前走で逃げた馬】 3頭
  アップリバー
  ブライトオンベイス  
  メイショウエニシア

【ポイント5/5項目中、調教以外の4項目を満たす馬】 8頭
  アップリバー
  エイシンエイト
  オードゥメール
  カフジテドラゴン
  シュアーヴァリア
  ドロップオブライト
  メイショウエニシア
  ラキエータ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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