『キャリアハイ確実の津村明秀騎手の狙いどころ!』田中洋平

 

2004年デビュー、

今年で騎手歴20年の津村明秀騎手。

 

同期には川田将雅騎手、藤岡祐介騎手、

丹内裕次騎手、吉田隼人騎手がいる大当たりの世代。

 

津村騎手自体は、

ずっと中堅どころというイメージですが、

なんと!今年は現時点でリーディング14位です。

 

だいたい例年は30位前後なんですが、

今年は絶好調のようですね。

 

2017年に51勝、

2018年の52勝をマークしていますが、

現時点で52勝なので、キャリアハイをマークするのは確実。

 

◆2022年

勝率7% 連対率13% 複勝率22%

単勝回収率119% 複勝回収率91%

 

◆2023年

勝率10% 連対率20% 複勝率29%

単勝回収率92% 複勝回収率86%

 

2016年ごろから騎乗馬の質が上がって、

毎年コンスタントに30勝以上を挙げているのですが、

回収率はイマイチでした。

 

しかし2022年は、

乗り馬の質がやや落ちたにもかかわらず、

人気以上に走らせて回収率がプラスに。

 

そこで信用を得たのか、

今年は乗り馬の質が一気にアップして、

勝率などの成績面でも、キャリアハイになっています。

 

ただやっぱり重賞では、イマイチなんですよね。

 

絶好調の今年でさえ、

G3のマーチSをハヤブサナンデクンで制した1勝だけ。

 

津村明秀騎手は、

プレッシャーに弱いイメージがあります。

 

それを象徴するのが、

2019年のカレンブーケドール。

 

オークスで12番人気から2着に激走して、

秋初戦の紫苑Sでは3着、

そして秋華賞では2番人気に推される。

 

うろ憶えですが、

「ある程度人気になるので、ビックチャンスになる!」

というコメントをレース前にしていました。

 

しかし結果はクロノジェネシスにやられて2着。

 

続くジャパンカップでも、

スワーヴリチャードの2着。

 

翌年のジャパンカップは、

アモーンドアイ、コントレイル、

デアリングタクトに続く4着。

 

こうやって見ると、

相手が強すぎた感もありますが、

G1なので強い馬がいるのは当たり前ですからね。

 

このジャパンカップの4着を最後に、

カレンブーケドールは津村騎手の手から離れます。

 

乗り手が違えば、

カレンブーケドールの成績も違ったかもしれませんが、

まータラレバの話なので…

 

ということで、

これに関連付けて、津村騎手の狙い目の話です。

 

◆2022年の1番人気

勝率29% 連対率39% 複勝率61%

単勝回収率79% 複勝回収率80%

 

◆2023年の1番人気

勝率20% 連対率40% 複勝率52%

単勝回収率53% 複勝回収率69%

 

1番人気の平均勝率が32%ほどなので、

2023年はとくに悪いですね。

 

プレッシャーに弱い体質が

ここにも影響しているのかもしれません。

 

ではプレッシャーのかかりにくい人気↓

 

◆2022年の2~9番人気

勝率8% 連対率16% 複勝率27%

単勝回収率106% 複勝回収率84%

 

◆2023年の2~9番人気

勝率10% 連対率22% 複勝率33%

単勝回収率93% 複勝回収率93%

 

津村騎手はノビノビと騎乗すれば、

成績が良くなります。

 

また芝よりもダートの方が、得意なようです。

 

◆2022年の2~9番人気(ダートのみ)

勝率9% 連対率15% 複勝率27%

単勝回収率150% 複勝回収率81%

 

◆2023年の2~9番人気(ダートのみ)

勝率11% 連対率25% 複勝率34%

単勝回収率107% 複勝回収率87%

 

このようにプラス回収になります。

 

津村騎手はプラッシャーのかからない人気で、

ダートで狙いましょう。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

田中洋平がすぐ使えるコンピ攻略法をプレゼント